10月03日 猪狩り
途に倒れて誰かの名を 呼び続けたことがありますか?
最近スランプのおいら、道端で涙ながらに叫んでます。 「チヌ子〜 チヌ子〜 チン子〜」 って。
チヌの顔、しばらく見てないな〜。
そんな感じで色んなことが絶不調の最近、先週のボーズが自分の中でどうしても納得いかず、小野田一文字への
リベンジ釣行です。 最近リベンジにばっかりで、 あーい つぅーいま てーん。
そんで本日は、これまたたまたま中村氏と、彼の会社の後輩君も一緒。
後輩君、都会からこの山陽小野田市に異動でやってきたそうなんだけど、山口いいとこっしょ?
海に山にと自然が一杯で地震などの自然災害は少ないし、我ながらほんと良い所だと思う・・・。
まだまだ魚釣りにおいては初心者やけど、君くらいの根性があればすぐに釣れるようになるさ。
ってことで、そんな中村氏の後輩である木田ちゃん(仮名)が、朝の集合時に真っ青な顔をして港にやってきました。
「やべーっす・・・ やっちゃいました・・・」 って、痛そうに肩を押さえながら・・・。
何をやらかしたのかと思ったら、車のフロント部分が大破してるじゃあ〜りませんか・・・。
木田ちゃん「いやぁ、道中いきなり目の前に猪が飛び出してきてぶつかって・・・。
なんか肩が痛ぇ〜っす・・・」
ってな感じで、どうやら木田ちゃん、朝一で特大の猪を退治してきた模様。
最近魚が釣れない日々に嫌気がさし、遂に対象を魚ではなく獣、それも猪を狩り始めたらしい。
山陽小野田市はねぇ、自然は豊かで良いんだけど、野生動物も一杯生息してるんですわ。
たぬきにきつねは当たり前田のクラッカーで、猪の他にもイタチや、最近は見てないけどうちの裏山でも猿を見かけた
こともある位。 生息してるだけなら何ら問題ないんですけど、 最近猪がですねぇ、田畑を荒らすんですわ。
稲刈り直前の田んぼにミステリーサークルみたいな変なものを作るんですわ。
だから、そのにっくき猪を退治してきてくれた木田ちゃん。 君の勇気ある行動に感謝!
それで、自分の車と体を犠牲にしてまで猪退治をしてきてくれた木田ちゃんに、とってもやさしい先輩である中村氏の
第一声はもちろん、 「それで、その猪は車の中?」 です。
おいおい中村君やい、今晩のボタン鍋の心配をするよりも先に、肩押さえて痛がってる木田君に対して、最初に心配せな
いけんことがあるやん。
「おいおい、大丈夫か? 車は・・・」って。 こんなにフロントが大破してたら、修理代、10万は軽く超えちゃうやん。
可哀そうに・・・ 車。 あともうちょっと正面からぶつかってたら、エアバックも出てええネタになったのに・・・。
でもまぁあれよ、 猪が狩れたからええやん。 とりあえずボーズは免れたね♪ で、その猪は?
木田ちゃん「いやぁ、多分撥ねて死んだとは思いますが、捕獲とかそんな余裕は全然なくて・・・
今日も気分は釣りどころじゃなくて車の修理がしたくて、本当は帰ろうかと思ったんですけど・・・」
私「中村先輩が怖くて帰れなかったって感じなのね・・・。」 ご愁傷様・・・
彼なら間違いなく、「はぁ〜っ? 車の修理と釣りと、どっちが大事と思っちょるんかっちゃ!」 って脅迫てくるやろうからね。
100%の確率で。 わかるわかる。 しかし、猪を持って来なかったのはちと痛いな。 おいらもボタン鍋が・・・。
そんな感じでの猪狩りの前フリはさておき、ここからが本題なんですけど・・・
肝心の釣りはですねぇ、相変わらず今日も全然駄目でした・・・
完全無欠のズボズボズーボーってわけじゃないんですけど、5ヒットの3バラし。釣れたのは35cmと、吹けば飛ぶような
風にたなびくメイタと呼ぶにも申し訳ないくらいちっちゃいチヌ。
3バラしのうちの1回は針はずれ、他2回はケーソンの中に突っ込まれてのラインブレイクでした。 え〜い、おいらの下手くそ!
もうここ最近チヌの釣り方、ってゆーか、魚の釣り方を忘れました。 魚釣りってなんでしたっけ?
あ、弁天池で金払って竿借りてやるあれの事か? あ〜、なら納得。
挙句10時頃からは、関門海峡の御膝元のこの釣り場も、流れが激流と化し釣りにならず。
晴れた空見ながら波止の上に寝転んでぼーっと納竿時間の12時まで時間を潰しました。
空を見ながらボーっとしてたら、なんか遠くから、「4番 キャッチャー 松平孝太郎君 」 みたいな野球のアナウンスが
聞こえてきます。
考えてみれば只今、山口国体の真っ只中。
選手の参加資格問題やら、イメージソング歌手の逮捕など色々ありましたが、無事に開会しましたね。
余談ですが、例の歌手、500万円払った上に懲役2年の実刑判決ですって。 刑務所入って500万円払ってって・・・
500万円持ってしかるべき所に行っときゃー、どれだけ豪遊できたんやろう・・・。 もったいない。
そんでもって、今回の大会のシンボルと言えばマスコットのちょるる君。
なんとも可愛い感じですな。 あ、でもちょっと違う?
あ、こっちがちょるるか。 いやこれもなんか違う。 これは・・・
これがちょるるだ。特色のある緑色の髪型は「山口」の「山」の形を表すとともに、
人や自然からあふれるエネルギーをキャッチするアンテナの役割を果たすという設定と
なっているそうな。顔の部分は「山口」の「口」の形を表しているんですって。
しかも、山口県内の幼稚園児、保育園児、はたまた小学生の誰もが知っているちょるるのテーマソングである
「ファイト ちょるる」って歌の作曲家は、我が山陽小野田市の田村洋さん。
ちなみに田村洋さんとは、山口県が舞台のNHK連続テレビ小説、「和っこの金メダル」(和田のアッコさんじゃないですよ)
の音楽を担当されていたり、母校である小学校の「ともだちの歌」を作ったりされている有名な方。
山口国体の開会式、閉会式の総合プロデューサーもしておられます。
(ちなみに息子さんのたむさんは学校の先輩で、一緒に予備校とかにも通ってました。たむさ〜ん、元気ですか〜?)
今年は、3.11や前の豪雨災害などの復興へ向けてという意味でも特別な年。
菅さんがやめた後も、例によって政治家の方々は足を引っ張り合ってばかりで、視線は全然復興支援に向かって
いないように感じますし、放射能汚染についても恐ろしい事実が次々に出てきていますが、その話はまた後日。
まずは、「たちあがれ東北! がんばろう日本!」 ということで、山口から被災地に元気を発信してほしいものです。
ってことで、話は釣りとはほとんど関係なくなってしまいましたが、結果的に何が言いたかったのかといいますと、
木田ちゃんや、うちの近くにも最近猪がよく出没して田畑を荒らすんで、今度まとめて駆除してちょるる!
誰が名付けたか 木田氏には
猪駆除士の 影がある
好きで猪狩りする はずもない
チヌが釣れないから ししを狩る・・・
朝一から猪を撥ねて釣り場にやってくる豪快な人。 何回か車に撥ねられた猪が死んでるのを見たことはあるが、 実際に撥ねた人を見るのはこれが初めて。 しかも車が大破しているにもかかわらず、呑気に釣り。 私なら釣りどころじゃく、半べそで帰るんだが・・・ その肝っ玉の大きさに敬服。 |
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次に同じように猪を撥ねた日には、 手と手、足と足を縛って首に担いで持ってきてほしい。 最高のネタになるから。 更に、「中村先輩のためにわざわざ狩ってきましたよ!」 というと、中村氏の機嫌がよくなり、丁寧に釣りを教えて 貰えるようになるかもよ。 |