6月12日  大雨



「カケアガ〜リの 空を見〜ていた〜  止む気配のな〜い 雨〜のな〜かで〜 」

6月12日(日)、時刻は午前8時。  体育座りして、蓋井島は「カケアガリ」の磯で、こんな歌を歌ってました。

ブルーハーツ風に言うと、
「どしゃぶりの豪雨の中を、傘もささず座っている。 やる気なさと帰りたさを、むき出しにして座ってる」って感じです。


朝マヅメで30cm前後を4,5枚キープした後は、魚の魚信は全くなし。
「釣れ〜ん 釣れ〜ん 魚釣れん  釣れ〜ん 釣れ〜ん どこ〜ま〜でも〜」ってとこです。
安物のかかり釣りの短竿のごとく、すぐに折れやすい私の心、ひどい雨と釣れない魚に、本日も早々に折れております。 
まぁ、いつも通りなんですけどね。


本当は、前日の土曜日に釣り行く予定でした。 しかし、予報では一日大雨。完全にあきらめてて、何の準備もしてなかった
んですが、当日朝起きて予報見てびっくり。  雨は降らないどころか、一転して晴れ間も出るって・・・。

「おいおいおい、聞いてないよ〜・・・」 と、ダチョウ倶楽部風に気象庁に突っ込み入れた後、今ならまだ9時便に間に合う
ってことで、速攻で蓋井島への渡船、「黒潮丸」の船長に連絡を入れるも今日は客が居ないんで船は出さないとのこと。
まぁ、昨日までの予報を見たら、みんな行こうとは思わないですわな。
青海島の沖千鳥にも電話してみますが、こちらも今日は船を出さない模様。 仕方ない、日曜にするかと天気予報を見て
みれば、予報は雨。大雨ではないものの、1日中降りそうです・・・。とりあえず、宇部の出木杉君こと江田君に、明日どうかと
連絡を入れてみれば、速攻で大丈夫とのこと。一緒に尾長を爆釣させませう〜♪

で、この時にはまだ、「雨が怖くて梅雨グロが釣れるか!」って感じで強気だったんですが、いざ降り出して雨に打たれながら
釣りしてたら、なんだかとっても辛くなってきました。しかも予報ではそんなに強く降る予報ではなかったにも関わらず、
ここでも予報が外れて大雨。 それでも釣れてれば少しは気持ちも違うんでしょうが、朝一番で釣れた後は、な〜んの音沙汰も
無し。ぼーっと雨に打たれながら、一緒に来た出木杉君の釣りを見てました。

雨に打たれながらも、ただひたすらに沈黙した海に向かって仕掛けを入れ、撒き餌を撒いている出木杉君。後ろから、
「おーい、江田君よ〜い、ちょっくら雨の止む魔法の呪文でも唱えて、この雨何とかしてくれや〜!」とお願いする私に、
あっさり 「無理です!」 と言いながら、黙々と釣りを続ける出木杉君。 ん〜、クールだねぇ・・・ 
君、たくましい防長っ子だな。

仕方がないので私も、どしゃぶりの雨の中で釣りを再開。しかし、相変わらず全く釣れん・・・。
餌も残って帰って来るし、時々餌が無くなってるのは、多分スズメダイの仕業。
タナをどんどん深くして、最終的には竿3本位に浮子止めつけて、ボイルつけて釣ってましたわ。

「江田君よい、気分転換に瀬替わりでもするかい?」と、適当に道具片付けて惰性で釣りをしてました。

Bのガン玉と、G5のガン玉2個をハリスに打って、竿3本にタナを決めて釣りをしていた私、きっかけは些細な事でした。
ふと、もう一回上からゆっくり探ってみるかい?と、浮子を黒魂Rの00号に変えてガン玉を外し、完全フカセの全誘導で釣って
みることにしました。瀬替わりの船が見えてきて、ぼちぼち仕掛けを回収しようと思った瞬間、ラインがピュイーンと走り、結構な
手ごたえ。   ありゃ、クロおった・・・。  

毎度毎度、魚は居るってことがわかっちゃーいるんですが、釣れないとどうにも「ここに魚はおらん!」って思ってしまう、
物事を自分の都合の良いように考えてしまう幸せな私。  ほんと、まだまだ修行が足りませぬのー。結局まぁ、その魚は、
瀬替わりの確認に来た船長の目の前でバラしてしまったんですけど、まぁ、江田君や。 ここにクロがおることはわかったし、
もうちょっとここで頑張ってみますかい?  こちらにまっすぐ瀬替わり確認に来られていた船長も、私が竿曲げたのを
(バラしましたけど・・・)しっかりと見ておられたようで、すぐにお隣の平瀬へと舳先を変えて行ってしまわれたことやし。

ってことで作戦練り直し。 尾長、もしくは真鯛対応の惰性1.7号ハリスを1.5号に落とし、針も太軸の沈め探りグレ6号から、
クロマルチの5号へ。 今日はもうこのカケアガリには、デカ真鯛や尾長はおらん。口太1本。もしも得体の知れない何かが
掛かったら・・・、     そん時に考える! 

ほんでもって、浮子も釣研スリムチヌ2号の改造0シブバージョンに交換し、長めに取ったフロロハリスで仕掛けを押さえ込んで
入れていくイメージ。上からゆーっくりと探ってみます。

竿1本位仕掛けが入ったところで、浮子にちょこーんと小さいアタリ。 ラインは走らず、おそらくスズメダイ。
オキアミの餌は無くなってるんで、ここでツケ餌を餌盗りに強いむき身にチェンジ。
すると1回目のちょこーんアタリで餌が残ります。 今度は2回目まで我慢してみて、2回目のちょこーんでも餌が残ります。
もう1回我慢の3回目、今度はピュイーンとラインも走ります。 待望のクロでした。 イェイイェイ♪

イメージ的には、竿1本程仕掛けが入ったところでスズメダイが1回、2回とツケ餌を引っ張り、クロの棚へ。
で、そのスズメダイの口からこぼれたむき身をクロが喰うって感じ。ボイルでも同じことやってみましたが、むき身の方が
食いが良かったっす。

そっからはもう、まさかの一投一尾! かなり楽しかったっす♪

「おっしゃ江田君きたぞい! あ〜、でもちっちゃい。」   「おっしゃ江田君!今度はまぁまぁ!」とか、言いながら、入れ食い
タイムを満喫します。

そしてまた、「おっしゃ江田君!」って彼の方を見てみると・・・、 あれ? なんか静か・・・。

「よ〜い、江田君? 江田君?」    そうこうしててもラインバチバチ!  「おっしゃまたきたぞい! 
江田君?」


なんか・・・、とっても静かになってしまってる江田君、よく見ると、怒ってるようにも見えなくもないような・・・


あんまり江田君 江田君って言ってると、最後には 「うわ〜!!!」 って言いながら殴りかかってきそうな気配すら
感じたんで、そっからは私、静かに釣りしました。

バチバチッ  
「よっしゃ! これもまぁまぁ!」  「また来た! これもそこそこ!」


なんてことをやってると、さすがに見かねた江田君。私の所にやってきて何が違うんですかと聞いてくる。

まぁ、そんなもん腕に決まってますが(嘘です。)、一応現段階での私の釣り方を教えてあげます。
まずは、ハリスを1.5号に落としなはれ。そんで、針も、6号針から、4号か5号に落としなさい。
ハリスを長めに取って、ガン玉は打たずに完全フカセね。んで、ラインは張らず緩めず、ハリスの重さで仕掛けを押さえ込んで
いくイメージ。で、オキアミじゃクロの棚まで持たんので、ツケ餌はボイルかむき身ね。今日はガン玉打って、棚まで一気に
仕掛け入れても食いが悪いんで、上からゆ〜っくり仕掛けを落としていってみ。

江田君「でもノーガンじゃ、仕掛けが入る気がしないんですけどね〜・・・」

私「わかる。誰もが最初はそう思う。しかし、そこは念じる。 そして信じる。 信じる者は救われる。 信じてる者の仕掛けは入る。
  とにかく念じて信じる。 わかる?」

江田君「信じるとか念じるは別にどうでもええんですけど、仕掛けの張りとかガン玉の使い方とか、人によって言うことが違う
     んですよねぇ・・・。どれがほんとなのやら・・・」

私「まぁ、そりゃーそうよ。百人の釣り人が居たとして、百人が百人同じ釣り方はしないでしょ?それぞれ色んな人が教えてくれる
  事の良いとこ取りをして、自分の釣りのスタイルを確立していくんよ。 で、そのスタイルで魚が釣れたと思うてみ? 
  おもろいやろ? 考えてみーな。自立の3号の棒浮子に糸鉛をグルグル巻いて、超おもた〜い仕掛けでクロ狙ってみたり、
  カゴ浮子の10号使ってチヌ狙ってる人間を他に見たことがあるかい? 自慢じゃないが、日本中探しても、俺くらいじゃ
  ね〜か?  要は、それが俺の釣り方よ。 イッツ マイ スタイル!  ナンバーワンよりオンリーワンってやつよ!」


ほんで実演。

「え〜かい? まずは仕掛けを投げる。そして、撒き餌を入れる。後はラインの状態に気を付けながら仕掛けを入れていく。
ほんで竿1本位入ったところで、1回スズメダイのアタリが来る。」   浮子は僅かに海中に消え、再び浮いてくる。

「これはスズメダイのアタリね。 で、もう1回おんなじ様なアタリ方するから見ててみ?」 
浮子は1回目と同じようにちょこーんと海中に消え、再び浮いてきてます。

「勝負はこっからね。クロがアタるとしたら次やから、次はラインに細心の注意を払う。ラインが動いたら合わせる。え〜かい?」

案の定、 「ピュイッ」 と走るライン。

私「はい〜、 ここで合わせる〜。 さかな〜、乗る〜。 竿〜、曲がる〜。 クロ〜、釣れる〜。  どう? アンダースタン? 」

江田君「おー、すげー。 なんか、今日はめっちゃかっこよく見えますわ!」

私「ノンノン。今日だけちゃうやん。 おいら、エブリデイ、毎日かっこええでんがな。 さー、江田君やい。君にも私の特大棒浮子を
  貸してやるから試しにやってみな!」

江田君「いや、ええです・・・」  

私「そ、そう?」


ほんで、その後は9時から納竿の12時までに、手の平強から36cm位までが、全部で30枚位釣れたんじゃなかろうか。
合計は全部で40枚位かなぁ・・・。ようわからんとです。家に帰って気付いたんですが、いつの間にか、尾長も釣れてました。
一番大きいのが尾長でした。って言っても36cm位ですが。

大きい方から20枚程キープし、あとはリリース。回収の船が来るまでの午後1時までは、魚を絞めたりなんだりしてました。
その間、江田君に私の竿を丸ごと貸してあげ、イメージを掴んでもらう練習。私の特大棒浮子の遠投釣法が、少しは
垣間見れたかな?


ってことで結論は、雨は降ってても、釣れてれば楽しい。

おいらの竿持って、イメージ作りに励んでる
江田君。頑張ルンバ!
今日のおいらの釣果の一部。
型は出ませんでしたが、数は一杯釣れました。

家に帰って見てみたら、尾長も混じってました。
いつの間に釣れたのやらって感じですな。