3月27日  棒浮子も良いけど玉浮子もね!




がんばれ、東北!  がんばれ、日本!
まだまだ福島原発の問題も全く予断を許さない状況の中、現場で作業にあたっておられる作業員の皆様の、
肉体も精神もボロボロになりながらでの必死の作業、どうかご無事で任務を遂行して下さるを事を願っております。

そして、ある方の釣りのブログの釣行記、日本がこんな状況の中で釣りに行ってる場合かとの意見も出たそう
なんです。捉え方は色々あると思うのですが、それは少しだけ違うような・・・。私はその方のブログは見てませんし、
その中でこの度の災害についての不適切な文章が書かれてあったのなら話は別だと思うのですが、釣りに行く
行為自体を否定することに対しては、やっぱり少し違うのかなぁと・・・。

何もかもが自粛ムード、結婚式や花見等も自粛ムードとの報道。
被災していない我々が今日本のためにできること。それは、募金や節電節水、そしてやっぱり普段と変わらない
日常を過ごすことなんじゃないかって思います。

さらに例えば、うちの近くのパチ屋、基本的に超ボッタクリのインチキパチ屋。
少しパチに詳しい人なら絶対に近づかないそのパチ屋は、パチに詳しくない、そのパチ屋の売り上げに貢献する
人で連日満員御礼。

パチはOKで釣りはNG? どこまでが境界線なのでしょうか・・・。 
少なくとも、負けることが前提のパチに行く位なら募金に充てた方が・・・  とかも思ったりもするのですが、
それについては議論するつもりはありません。

釣りが好きな人と、パチが好きな人。 どちらの気持ちもわかりますから。
ただ、私は普段と変わらず釣りに行って、日記を書こうと思います。 いつもよりはちょっと控えめにですが。


さて気持ちを切り替えて本日の釣り。
青海島は平瀬。 前回はフカセで真鯛を釣り上げ、ちょいとお気に入りの場所です。
Aコースで、港からすぐのこの平瀬。 午前4時に出港し、4時20分には磯に到着です。



で、本日の仕掛け

竿      シマノ ファイアブラッドダイブマスター 
リール   シマノ テクニウムMgc2500DXG ファイアブラッドVer  スプールはFBの3000D
道糸    シマノ ハイパーデュラハイスピードミュー 2号
ハリス   サンライン トルネード2号、1,7号 1,5号
針      がまかつ   一刀真鯛9号、8号  細地チヌ2号、1号   鬼掛  広層グレ3号
浮子    釣研      スリムチヌ2号 (改造して浮力は3B位)
       ナショナル電気浮子 自立2号の浮力を調整した改造版の負荷錘1号相当

       キザクラ 黒魂R0号、B号

本日の同礁者も、前回同様中村氏。

朝一に真鯛狙いで竿2本半を探っていた私の電気浮子が、スポーンと海中に沈みます。
しかもこれがなかなか強烈な引きを見せ、絶対に50cmクラスの真鯛じゃ!とか言いながら中村氏に
自慢してると、あがってきてびっくり正体は35cmクラスのチヌ。 

わざわざ中村氏の所まで行ってやりとりしてた私は、恥ずかしいので速攻で自分の釣り座へそそくさと避難。

絶対に途中で、赤から黒へと色が変わったんだと思う。 中村氏もその後速攻で竿を曲げ、チヌゲット!
こりゃー幸先良いんではないかい?とか思いながら釣りを続けますが、その後は鯛どころかフグしか
喰わなくなります。

そんな私を尻目に中村氏は、ポンポンポーンと立て続けにチヌを3枚。私も竿を曲げたいんで、当初の
真鯛狙いからチヌ狙いに変更。仕掛けも錘負荷を3Bに調整した釣研のスリムチヌに変えます。
さ〜て私にもチヌよ来い!とか思いますが、何故か良く釣れている割にも首をかしげている中村氏。

「今日は3枚とも、全部パターンが違うんですよねぇ・・・」と、私には理解不能な難しいことを1人ぶつぶつ
言いながら色々やってます。 その後彼が2枚追加し、1対5となったところで、さすがに釣り方を聞きに行きます。

中村氏「今日はめっちゃ食いが渋いです。確かにチヌは居るんですが、全然食い込みません。
     1回口に咥えても、飲まずにすぐに離すんですよねぇ・・・」と。

更には、 「こんな時にはとにかくゆーっくりと仕掛けを入れてやり、ツケ餌はクロで使う時のような小さい物。
       針もグレ針の3号です。そして、こんな時は誘いを入れたら逆にチヌが警戒しますんで、何にも
       しません。とにかく上から降ってきた撒き餌と同じように、ツケ餌をゆっくり落とすイメージです。
       名付けて、中村の舞、沈黙バージョンです。」

  私 「ほ、ほほう・・・。  グレ針の3号ですか・・・。」    そして彼は続けます。

      「それでですねー、アタリで浮子がシモっても、すぐには合わせません。いつものように前アタリから
       本アタリに浮子が動いても、まだ合わせません。放置プレイです。沈黙したままです。
       やからといって、あまり待ちすぎたらチヌはツケ餌を離すんで、離す直前の微妙な所で合わせます。
       更に今日みたいな渋い日は、いくら浮力を殺している棒浮子でも、わずかな残浮力で、チヌは違和感
       感じてツケ餌を離しますし、ラインにまではアタリは来ませんから、玉浮子に変えて浮子でアタリを
       取った方がええと思いますよ!」

と言う、そんな彼の使ってる玉浮子は、水面下15cmのところでナチュラルにホバリング。
「今怪しいですよ!」 って言われても、波なんかアタリなんか、おいらにゃ全然分からんのやけど・・・と、言ってる
側からまた1枚。  んー・・・

とりあえず、見よう見まねで黒魂RのBに浮子を変えて、G1、G5、G5のガン玉に棚2本半分のラインの重さも考慮した、
超渋々設定。浮子が水面下15cmにある状態での、わずかなアタリは私にゃわからんので、ぎりぎりの浮力で浮子を
浮かせて釣ってみます。

Bの浮子で竿2本半までタナに仕掛けを入れる自信は全然無いんですが、ラインにつけてある浮子止めが
ゆーっくりと浮子に近づいていっているので、とりあえずは仕掛けは入りつつあるようです。針は広層グレの3号に、
超小餌。 感覚としては完全にクロ釣り。 ゆーっくりゆーっくりと、何もせずにツケ餌と
撒き餌を自然に落としていく感じ。 通称「中村の舞 沈黙バージョン」

この釣法、イメージ的にはゴツい体格の中村氏が、全身白タイツで頭には銀のティアラを乗せて、「白鳥の湖」の
音楽をバックに、フィギアスケートでイナバウアーをしている感じ。

女子フィギアスケート世界選手権で、安藤美姫→浅田真央→キム・ヨナときて中村・・・  みたいな。

観客の 「え? 何? なんで? 男?」 的な、ポカン顔を尻目に、目を閉じて自己陶酔に陥りながら、イナバウアー
スタイルで股間についている白鳥の頭(志村けんとかがよく使うやつ)だけが、僅かに氷をかすめているか
かすめていないかの繊細さ。 それ位、細かい釣り。  (とりあえず、なんとなくニュアンスで感じ取って下さい。)

そんでまぁ、これがやってみると難しいのなんの。合わせが早すぎるとスカるし、待ちすぎると浮子が浮いてくる。
このタイミングばかりは、完全なる正解は無く、勘と経験が全てだと思います。チヌも1匹1匹で性格が全然違うで
しょうから。

中村氏の釣り座からも「えーい、くそ」とか、「あー、合わん」とかっていう声が、時々聞こえてきます。
非常に難しい釣りですが、私にとっては、先ほどまでのアタリどころか餌すら取られなかった事に比べたら、浮子が
魚の反応を捉え、シモりだしただけでも大躍進です。

アタリはあります。間違いなくチヌは居ます。 本日、この釣り方を始めて、何度ハリスのチモトがガジガジに
なって帰ってきたでしょう。その後、私、なんとか2枚ほどチヌを追加することができました。しかし、待って待って、
それでも唇に皮一枚。しかもここだけの話でありますが、2枚のうち1枚は居食い。 正直根掛かりかと思って
ました。結局、中村氏もその後1枚を追加し合計7枚としたところで沖と足元でバラシを演じ、私も早合わせの
大バラシを演じた後、海はピタリと静かになり、そのまま納竿。

 「中村の舞 沈黙バージョン」    最後は、海までもが完全に沈黙に入りました。
厳しい時期のバラシは厳禁と言いますが、ほんとにそれからは海がガラリと変わりました。

しかしまぁ、私にとってはこんな釣り方もあるんだねぇと目からウロコ。おせちも良いけどカレーもね!って
感じな、棒浮子も良いけど玉浮子もね!って感じで一日を終えることが出来ました。

本日、間違いなく私の釣りの引き出しの中身が大きく増えました。
これまでは、やや中堅のへっぽこ釣り師に毛が生えた程度の磯釣り師でしたが、今日からは、やや中堅の
へっぽこ釣り師に生えていた産毛が、モジャモジャでボーボー、うんじゃらげのはんじゃらげにまで生え変わった
磯釣り師になれたのではないかと思います。  

なお、先に謝っておきます。 本日の釣行記で不愉快な思いをされた方がいらっしゃいましたらごめんなさい。
控えめなつもりで書こうと思っても、私が釣行日記を書いてしまうと、どうしてもそっち方面に傾いてしまうのです。

あ、それと、今年はノッコミが少し遅れているようです。
持ち帰ったチヌは、ようやくノッコミのはしりって感じでした。これからだと思います。





本日の撒き餌

オキアミ1角
ボイル1角半
チヌの舞1袋
チヌベスト1袋
パン粉2kg

改めて思うことは、安い撒き餌でも
十分釣れます。釣行費捻出の為には、
どっかで節約しなきゃですな。
青海島は平瀬から見る朝日!
平瀬からの光景。
本日の釣果です。
いやぁ、超繊細な釣りでした。

まだまだ修行が足りんですばい。
中村氏のライブウェル。
チヌが一杯入っています。