1月23日 針、大量に無くなる
最近、週末になると時化て、全く釣りに行けません。本当は前日の22日に行く予定だったんですが、
北西の風が強く吹く予報で断念。それでも船は出たみたいですが、船長曰くかなりひどかったらしいです。
そんなわけで今週の釣りもあきらめてたんですが、22日に天気予報を見ると、翌23日、西寄りの風は
吹くものの、波の高さは1,5m後2,5mとのことで午前中はなんとかなりそう。
他のみんなは今週も釣りは無理と言ってたので、宇部の出木杉君、違った、江田君に連絡をとってみると
大丈夫とのこと。そんなわけで、1月23日(日)、本日は江田君と2人、蓋井島に行ってきました。
2週間前にやらかしちまった左足の膝が気になりますが、まぁ多分大丈夫でしょう。忘れてるふりをします。
で、いつものように午前2時45分に迎えに来てもらい、いざ吉見漁港へ。
本日のお客さんは10人位だっけかな? 午前4時に出港です。
沖に出てみると、本日波高1,5m後2、5mですが、昨日のウネリがまだ残っており、船は結構揺れております。
まずは独立瀬の水島に向かいますが、思いっきり被りまくってます。今日ここで釣りをしたら、間違いなく
波にさらわれるでしょう。 船は水島をあきらめ、蓋井島本島へ。
で、まずは北回り、蓋井島を代表する威勢に着きますが、ここも結構デンジャラス。ここでの釣りも、今日は
この寒空の下で、間違いなく飛沫をかぶりまくるやろな・・・。とか思ってたら、2名の勇気あるお方が下りて
いかれました。ポーターやりながら見てましたが、やはり結構なウネリを伴った波が磯を這い上がって岩にぶつかり、
飛沫となって雨のように降り注いできてます。あぁ恐ろしや恐ろしや。
次いで、カケアガリやスベリ等々、船は次々に北回りにお客さんを下ろしていきます。
そして船はぐるり蓋井島を回るような形で、南磯へと向かいます。
これからの蓋井島のクロは、段々と北回りが釣れなくなり、南側に移っていくそうです。
で、船は他のお客を全員おろし、私らが最後。本日私らが上がった磯は、岩のマダラ模様が特徴的な、
その名も「マダラ」ってゆー磯。蓋井島に詳しいカクちゃんや中村氏に、今日はどこに上がったらええと思う?って
聞いたら、これが2人が口を揃えて「マダラ」って言うんで。
最近の寒波の影響できっと水温は下がっているはず。これからの時期は、本流がガンガン走る北回りよりも、
潮がどんよりとしつつも水温が安定した所が良いんだそう。
しかも船長の話では、マダラにも高い所と低い所の2ヶ所があり、江田君とは1人ずつ別々の場所になるようですが、
低い方が良いよ〜ってことだったんで、江田君とは別々に別れ、彼を低い方に行かせます。
↑
(ここ、むっちゃ重要なとこね。例え私は釣れなくても、彼にだけは釣らせてあげたいと願う、私の優しさアルネ。
これ、テストに出るから要チェキです!世の女性諸君、ここは私にファンレターを送っても良いシチュエーションだ。)
んで、私が上がったこのマダラの高い方、水深は満潮時でも竿1本半と浅く、底もスケスケ。こんな所で大丈夫なんか
いなと思いますが、かの平和卓也さんや、「大ちゃんの釣りに行こう!」の岡田大輔氏も、ロケでここに上がって
いるそうだし、蓋井島に詳しい二人が口を揃えておすすめしてきたんで、結構良い場所なんだと思う。
明るくなって底をよく見ると、足元はシモリがびっちりで、今日はこのシモリ周りを根掛かり上等で丹念に狙ってみたいと
思います。
そんでもって本日の仕掛け、
竿 シマノ ファイアブラッドクォーターマスター
リール シマノ テクニウムMgc2500DXG ファイアブラッドVer
道糸 シマノ ハイパーデュラハイスピードミュー 1,7号
ハリス サンライン トルネード1,2号、1,5号、1,7号、2号
針 がまかつ クロマルチ4号、5号、6号 鬼掛 沈め探りグレ 4号、7号
浮子 パナソニック 電気浮子 B、3B
キザクラ 黒魂R00号、3B 遠投チヌ3号(改造して浮力はG1位)
釣研 スリムチヌ2号 (改造して浮力は0シブ位と3B位の2つ)
工房中村 テポダン2B、3B
とまぁ、こんな感じです。
今日は色々やってみました。この、本日使用したたくさんの浮子達が、本日の苦労を物語っていると思います。
でも・・・、 本命のクロは全然食わんやったとです。
唯一のクロが30cm1枚。 その他、26cm位の腹パンメバルと同サイズのカサゴ。
まぁ、これはこれで嬉しいんですけど。 今日は、全部まとめて煮付けです。
ほんで、 あとはぜ〜〜〜んぶ、フグやったとです。
浅くてもフグ、深く入れてもフグ。足元でもフグ。遠投してもフグ。手元にバチバチーッと来てもフグだし、結構な重量感で
こいつは30cmオーバーのクロや!と思ってもフグ。しまいには、撒き餌を撒かずともフグと、今日一日で何匹釣ったか
わからないくらいフグにいじめられました。 こんな時は、釣り上げたフグをナイフでぐちゃぐちゃに刻んで撒くと、
「仲間の血の匂いだ・・・」と、幾分かはフグも警戒心を強めて、少しは身をひそめるらしいのですが、心優しい私のこと、
とても可哀そうでそんな事はできません。
↑
(あ、ここも私の優しい性格ポイントアップの箇所であるからして、ヤングプリティー女性アングラーは私にファンレターを
書いても良い所である。)
なんか、全国放送のテレビではよく、下関ではフグの事を、「幸せという意味もこめて、フグの事をフク(福)と呼びま〜っす!」
とか言ってるが、次々と襲い掛かってくるこいつらには、少なくとも福は感じない。
それどころか、下関のお隣のここ山陽小野田市では、フグの事をフクと呼ぶ人は見たことがない。
ってゆーか、以前下関で4年近く働いてた私、その時の会社の人や、取引先だった水産加工業者の人達も、誰一人として
フグの事をフクと呼んでいたという記憶がない。 下関では、誰がフグの事をフクと呼んでいるのでしょう・・・。
まぁ、別にどうでもいいんですが。
ってことでですね、とりあえずあのー、要はですね、今日は惨敗ってことです。
いやね、実は勝負は前日から決まってたんですよ。
前回残った撒き餌を冷凍してて、今回はそれにオキアミ1角とジアミ1角を追加し、これだけでやってきました。
前日、練り舟の中で撒き餌を練りながらも、少し水っ気が多いかなとは思ってたんですが、案の定多すぎでした。
撒き餌が空中でバラけて遠投できな上に、ジアミを1角も入れてるもんだから、潮のあんまり動かないこのマダラにおいて、
餌取りであるフグの活性をアゲアゲにしてしまうのは仕方のないことであり、その辺から今日は勝負はついておりましたな。
更には水分調整用のパン粉を持って来忘れてた私、海を挟んで十数メートル向こうで釣ってる江田君にパン粉を
もらおうかと試みるも、後ろの崖が渡りきれずにそれも断念。
負けるべくして負けた戦いでしたな。
で、本日唯一の見せ場は、こんな潮の動かない上に水深の無い所で、江田君が得体の知れない幻の巨大魚をかけたこと。
「来ました〜!」という大きな声に彼の方を見てみると、「極翔1,5号」を根元からひん曲げて激震に耐えてる彼。
見ている限り、巨鯛か青物? 水深が竿1本半のこの釣り場からして、正体は恐らく鯛ではなく、何かの間違いでこの
釣り場に紛れ込んできた、ヒラマサか何かであろう。 とにかく全然止められないみたい。
とりあえず彼の勇士を動画で撮影してあげようと思った瞬間にハリス切れ。対大物用にと、道糸、ハリスを2号通しで釣りを
していた彼であるが、ハリスは瀬ズレではなく綱引きして負けたような、過去に見たことのないようなちぎれ方だったそうな。
いやぁ、惜しかったねぇ。 でもまぁ、大物用にと2号ハリスで臨んでて、引っ張り合いこで負けたんだから仕方ないね!
とか言いながら、私もさりげなくハリスを2号に上げ、針も軸太の鬼掛沈め探りグレの7号に変えます。
その後はまぁ、当然と言えば当然なのですが、2号ハリスをぶっちぎっていくような得体の知れない獲物はヒットするはずもなく、
無念の納竿。 前記した通りの貧果でした。 ちなみに江田君は30cmと足の裏の2枚のクロを釣った模様です。
いやぁ、しかし今日は、撒き餌の配合が全てでした。予備のパン粉を忘れたのも痛かった。でもまぁ、この時化の多い
冬の時期に、磯に立てただけでも幸せですな。
途中、飛ばない撒き餌とフグの襲来、更には、追い討ちをかけるように真横から強く吹き付けてくる強い風で、寒いわ
釣れないわで心が完全にポッキリと折れていたことは内緒にして、そういうことにしておこう。
あ、あと、新調したリールのインプレなんですが、次々に襲い掛かってくるフグを相手にびくともしませんでした。
頼もしい限りです。
心配していた左膝も、全然痛くありませんでしたし、どうやら治ったみたいです。丁度、全治2週間でした。 よっしゃよっしゃ。
本日の私の釣り座。 マダラの高い方。 しかし、このマダラ模様は芸術やな。 |
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江田君の釣り座。 マダラの低い方 |
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寒風吹きすさぶ冬磯に、急に寂しくなったのか 崖を登ってこちらへ向かおうとする江田君。 矢印近辺が大きく割れてて断念。 |
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本日の釣果の一部。 む、無念なり・・・ クロの煮つけの頭の方は、親父の所へ 嫁いでいきました。 |