9月15日  田吾作ミック


9月15日(水)、例によって一人で小野田一文字へやって来ました。

平日の釣行、てっきり一人ぼっちの一人モンかと思っていたら、最近ではどうもお客さんが増えてるようで、
私の他に4名の釣り人。
例によって、団子をボットンボットンやって他の人の迷惑になったらいけないので、最南端に釣り座を構えます。

日中はまだまだ30度を超える日も少なくないですが、日の出は確実に遅くなりつつあり、秋の訪れを感じさせます。
仕掛けを作るにもヘッドランプが必需品で、朝一から本気でチヌを釣りたいと思うなら、電気ウキさえ必要な程。

そんな中、ボトボトと団子を落としながら仕掛けを作ります。
そんでもって本日の仕掛け。

竿    シマノ 鱗海スペシャルアートレータ06-53 
リール シマノ テクニウムMgc2500D
道糸  シマノ ファイアブラッドの赤い糸 1.7号
ハリス サンライン トルネード1.2号
針    がまかつ チヌ針2号(赤、銀) 細地チヌ2号(金) 
浮子  ダイワ 発砲センサー団子 S、L


ついでに、最近私の使ってる団子について教えて欲しいとのお問い合わせがあったのでお答えしましょう。
団子はぶっちゃけ・・・、何でも良いと思います。

まじめな話、今の私なら糠と砂さえあればチヌ釣る自信があります。
昔は高い集魚材や団子素材買って、色々試しました。で、色々試した挙句、この答えにたどり着きました。

そこの釣り場の時合いを逃さず、潮の流れを読み、チヌの食う棚にきちんと仕掛けを入れる事ができてれば、
撒き餌の種類等、他は少々おろそかでも、間違いなくチヌは釣れると思います。   (私の主観ですが。)

ケチでこまめな会長の団子は、チヌの舞に糠に砂です。 「合計いくらやねん?」って話です。
要は一番大事なのは、チヌの喰ってくる棚や仕掛けの入れ方、手返しかなと。

釣りの上手い人は、チヌを1枚かけたらやりとり中にも撒き餌を入れてチヌを散らさないようにしますし、
バラシを演じてしまった時なんかは、間髪入れずに何杯も撒き餌を入れて、チヌを散らさないよう気を遣って
おられます。 

更に付け加えます。この釣り場、足下は空洞になって穴が空いているケーソンです。
当然掛けたチヌは、その中に逃げ込もうとします。そこで糸と魚に角度がついてると、ケーソンに入られた時に
糸が擦れてハリスが切れてしまいます。チヌという魚、真相は定かではないですが、やり取り中の体の反転の
キラキラで仲間に注意を促したり、バラシた後なんかは、「この辺は危険なんで逃げた方が良いよ」と、
周囲に教えて回るらしいです。ほんとか嘘かはわかりませんが、巷のチヌ師の間では常識だと思いますし、
経験上間違いないと思います。

ですのでこの釣り場での私の釣り方、合わせを入れるときには必ず潮下に向かって合わせを入れ、すぐに
釣り座から魚を離します。更に魚の真正面に立ち、チヌがケーソンに潜り込もうとしたらできるだけ竿を前に
尽き出し、時には竿を海面に突っ込んで、なるべく糸は出さずに竿の弾力だけでチヌとやり取りをします。
そこで私にとって丁度良いのは、06号の柔らかさの竿。アートレータは相手がチヌであれば、ハリスが1,2号
でもほとんど糸を出さずに魚を浮かせることが出来ます。
そんでもって、私の釣り方と対称的なのは、浮子職人の中村氏。硬調黒鯛の1号で、魚がケーソンに入る前に
ブリ上げです。 これはまぁ、好みの問題なので、みんな違ってみんな良いってところでしょうが、とにかく
バラさないことです。


更にチヌの血、釣りの途中でチヌを絞めて、その血を釣り座周辺に捨ててしまったら魚が警戒して、折角
作ったポイントから一気にチヌが居なくなるようです。

9月9日に30枚釣った時、13時までの釣行の10時半の時点で28枚釣れてました。スカリが重たいし、酸欠で
チヌを死なせたらいけないと、スカリにキープしていたチヌを一旦絞めたり、リリースすることにしました。
リリース分のチヌは、セオリー通りに釣り座とは遠く離れた場所で逃がしたのですが、絞めた後のチヌの血は、
何も考えずに釣り座の潮上に捨ててしまいました。その時は、

「あっ、しまった。釣り座の近くにチヌの血を捨ててしもーた。 でもまぁ、少々大丈夫やろ・・・」ってな感じで
安易に考えてたのですが、それまで入れ食い状態だったチヌのアタリはパッタリと消え、その後は納竿までの
13時までにたったの2枚。

それほど強烈にチヌは(チヌだけでなく、魚全体に言える事らしいのですが・・・。)仲間の血にはものすごく
敏感みたいです。話には聞いていましたが、まさかほんとにそこまで極端に釣れなくなるとは・・・。って
感じでした。 でもまぁ、それも勉強です。 身をもって良い体験をしました。


ってことで要はまぁ、何が言いたいのかと言いましたら、チヌを寄せて散らさないための気遣いが出来れば、
必然的に何をどうすれば良いかがわかってくるんじゃないかなということです。また、やりとりでバラさない
ように、一枚一枚を大切に、体の全身を使ってやり取りをする。
高い撒き餌をセコセコ撒くか、安い撒き餌でも手返しよく撒くか。今の所、私は後者で釣果も出せています。

自慢では無い事も無い事も無いんですが、今年の夏のシーズンで、竿頭を外した事は一度もありません。
食いが渋い時に7枚という日もありましたが、それでも竿頭。 それ以外は全て二桁、多くは20枚超えです。

これはフカセでも話は同じだと思います。試しにバッカン2つ用意して撒き餌を一杯に入れ、その一つを
朝一海に全部ひっくり返してみて下さい。そこの釣り座、めっちゃ魚が寄ってくると思いますから。
あとはその寄った魚をいかにその場所から離さずに釣りきれるかどうか。その辺だと思います。 
お金持ちの方は試しにやってみて下さい。 私は、お金がもったいないので絶対やりませんが。
でも、昔の私なら、実際に魚を釣ってる人のアドバイスってことで、試してみるかもしれません。

安易に、「あの兄ちゃんは団子でたくさんチヌを釣ってるから、私も団子で狙ってみよう!」と、団子で釣りを
しても、魚を散らさない撒き餌ワークややりとり、それ以前にチヌが喰ってくるイメージが出来てなければ、
そんなに魚は釣れないでしょう。

私が昔、防府の波止で味わった屈辱とおんなじです。朝一番で誰よりも速く釣り座を確保し、防府では誰もが
使っていると言う、高っかーい団子を使って釣りしてました。それでも後から来た名人に挟まれ、いとも簡単に
二人は爆釣状態で、私はボーズ。 団子も同じ団子で、しかも私のほうが量も多いにも関わらずです。
みんなが団子で爆釣させてるから、私も団子で釣りゃー爆釣だわい!といった安易な発想、大事なのは
撒き餌だけじゃないと思うんですな。  まぁ、色々やってみて下さい。


それと最後にもうひとつ、かなり重要な企業秘密をお教えしましょう。細かいことで、家でオキアミの尻尾を
はさみであらかじめカットしておき、使えないものは外しておくってことはもちろんなんですが、
時合いが訪れ、チヌの入れ食いモードが始まったとき、私は釣れたチヌをすぐにスカリには入れに行きません。
タモの中に入れたまま、次の仕掛けを投入します。そして、ダッシュでタモの中のチヌをスカリに入れに行き、
またダッシュで釣り座に戻ります。 ほんで、釣り座に戻った時には丁度団子が割れ、次のチヌが仕掛けに
喰らいつくってな作戦。まさに、一投一尾のマシンガン状態。傍から見てる人にとってはさぞ不可思議な光景
でしょう。

私が走ってスカリの所まで行き、走って釣り座に戻ったら、もうまた竿が曲がってるわけですから。
答えを知らずに私を見ている人には、摩訶不思議な光景だと思います。
仮に私自身が何も知らずに逆の立場でその光景を見たとしても、それはそれは首をかしげるような光景だと
思うはずです。  その不思議そうな視線を浴びるのが、最近めっちゃ気持ちいいんですけど。

以前、その光景を見た隣の方から、「兄ちゃん、なんか魔法使いみたいじゃのー」と言われたことがあります。
それ位、強烈なインパクトがあると自分でも思います。
ついでに正体がバレてしまっちゃー仕方ないから白状しますが、そうなんです。 私、実は魔法使いなんです。
それも、恋の魔法使い。  あなたのハートはときめきドキュンです。



ってことで本日の釣り。
この日は何故か朝からめっちゃ喰いが渋かったです。午前5時半から釣り始めて、9時までに2枚しか
釣れませんでした。今シーズン、この一文字では全てオキアミで釣ってて、一応クーラーの中には自作の
練り餌(何でも釣れる田悟ミック)も用意はしてたのですが、使ったことは無かったです。
しかし、食いも渋いし、気分転換に使ってみるかと試しに使ったら、それからは入れ食い。

今まで反応の無かったオキアミでも釣れ出し、色々ローテーションしながら、45cm2枚を筆頭に27枚の
チヌを釣ることができました。丁度時合いと重なったのかもしれませんが、「何でも釣れる田悟ミック」で、
魚にスイッチが入ったのかもしれませんな。 めでたしめでたし。


ちなみにただ今、9月23日(木)、時刻は午前3時です。コツコツと睡眠時間削って、地道に更新やってます。
あと数時間もしたら新聞が届くでしょう。九州山口版の本日の朝日新聞朝刊に、我々が載ってま〜っす♪


追伸、浮子職人中村氏の職場の方へ。
私が9月9日の釣行日記の中で、9月23日の朝日新聞に載る時に、

「変な格好をして集合写真を撮るのは嫌だと泣いて断る私を、競泳水着履いて来ないと殴ると脅し、渋々
こんな格好をさせられた」と書いたんですが、その日記を書いた翌日、朝一から中村君の部署まで
怒鳴り込んで行き、

「タコ君にこんな変な格好をさせたのは、お前じゃろーが!」と怒って下さったようなんですが・・・

え〜っと、全く持ってその通りです。悪いのは奴です。中村です。あいつが私の事を脅迫してきました。
代わりに殴っといて下さい。      

                          以上




今日の私の釣果の一部。

ゴンズイさんと、
780円さん。

肝心のチヌの写真は・・・
撮るの忘れた!

でもほんとに一杯釣ったんです。
インディアン、嘘つかな〜い。

でもまぁ、自分のことをインディアンって言ってる事
自体が嘘なんですけど・・・