5月3日 大ちゃんの釣りへ行こう
ゴールデンウィーク、義理の弟1号と義理の弟2号の大樹君、通称大ちゃんが遥々岡山から遊びにやって来た。
1号の方は、すっかり釣りにハマってしまい、2009年限定バージョンのファイアブラッドテクニウムや、同じく
ファイアブラッドのタモの柄まで購入し、色んな所へ遠征にまで行っているようであるが、最近、義弟2号の
大ちゃんも、昨年夏のチヌの引きが忘れられず、ぼちぼちと釣り具を購入しつつあるようである。
で、その大ちゃん、チヌ釣りを本格的に始めるにあたり、岡山の釣具屋にてチヌ釣り用の竿やらリールを物色していた時、
色々と話をしていたその釣具屋の店員から何やら竿をただで貰った模様。
が、しかし、貰ったは良いがその竿がどんなものなのか分からない大ちゃん、この竿でチヌが釣れるのかどうか、
こっちに来た時に一度私に見て欲しいとの事で5月2日、遠路遥々その竿を持って山口までやって来、私の
元へ見せに来た訳であるが・・・
「え〜っとね大ちゃん・・・、その竿なら、問題なくハマチとかヒラマサでも獲れると思うよ。更にこの竿でチヌが
釣れるかどうかの質問に対しては、多分1m位のチヌでも間違いなくゴリ巻きで楽々取れると思うわ。」ってな感じの
超ゴツい、ゴン太(ブト)竿、通称「ゴン太君」を持ってきた。
何年前の物かもわからない、「オリンピック」社製のゴン太君、きっと処分に困ってたその店員が、捨てる代わりに
大ちゃんにプレゼントしてくれたのであろう。 大ちゃん、多分君、その店員に騙されとるぞ!
しかも、私が進呈した「きんろう」は、トップのガイドが外れ、ガイドを何個か紛失した模様で、
修理したらガイド代含めて1000円以上かかるから、その竿を修理するならもっと良い竿を買った方が良いよと
言われたらしいんだけれども、大ちゃん、最初はとりあえず安い竿でええんよ。初心者は色んな事して絶対に
穂先を折るんやから。
で、安い竿でもその竿を使いこなして、物足りなくなったら良い竿を買えばええんよ。そのゴン太君でもフカセの
チヌ釣り出来ないこともないだろうけど、少なくともまだ私の「きんろう」を使った方が、遥かに使い勝手が良いと
思うよ・・・。 一応「きんろう」、定価は19800円ってことになってるんだから。
で、後から到着した義弟1号も思うことは私と同じのようで、「ゴン太君を使う位ならこれ使いな!」と、その昔、
小野田一文字にて46cmのチヌを釣り上げた自分の大切なガマ竿を貸してあげる様子。 ん〜、優しい。
というか、勇気がある。
そして5月3日、この時期の小野田一文字波止はまだまだ時期が早く、釣果はほとんど期待できないであろうから
本当なら瀬戸内の渡船使ってどっかの磯でチヌ狙った方がよっぽど楽しく釣りができそうであるが、いかんせん
チヌのフカセ釣りは今回が2回目の大ちゃんを磯に連れて行くにはまだ危ない。
ってことで、まぁ、釣れれば御の字的な感じで、本日は昨年9月21日以来の小野田一文字へ、ほぼ8ケ月ぶりにやって来た。
で、本日の私の釣り、これまた昨年9月以来の団子を握る紀州釣り。一昔前までは、暇さえあれば団子を握って
釣りに行ってたものであるが、最近は、とんとご無沙汰。
久々に握る団子に懐かしさを覚えながらも、手返し良く団子を投入。しかしながら、やはりというか予想通りというか、
案の定海から魚信は伝わってこない。
大ちゃんをサポートしながら竿を出した私、なんとか拾った小さなアタリが、本日唯一のチヌ。
義弟1号も2号もボーズに終わる。
いや、正確に言えば、途中で弟1号が大きく竿を曲げたので遠目でやり取りを見ていると、海面に浮いてきた獲物が
一瞬「プシュー」っと、潮を吹いたような・・・。
側に行ってみると、正体は巨大なタコ。フカセでこんなデカいタコ釣った人、初めて見たぞ! しかしながらよくもまぁ、
根に張り付かれもせず針外れもせず、無事に釣り上げたもんだ。
チヌ釣るよりよっぽどいいモンを釣り上げたな!と、感心する。
んで、本日一番の見せ場、と言うか問題はもちろん大ちゃん。義弟1号がこの場所で巨大なチヌを釣り上げ、
その後どっぷりと釣りにハマるきっかけになってしまった思い出のガマ竿を、見事にポッキリと天に帰す。
大ちゃん曰く、「浮子きが入ったんで、穂先に糸が絡まってたのは分かってたんですけど、合わせてみたら
折れました。」と言っていたが大ちゃんよ、そりゃー折れて当然だわ。
これからは、穂先の糸の絡みには細心の注意を払い、穂先に糸が絡まってる時には合わせを入れたり、
リールを巻いたりしないように気をつけて欲しい。
更にダメ押しには大ちゃん、家に帰った後でネズミ捕りに捕まる。私が大嫌いなネズミ捕りではなく、本物の
ネズミ捕りの方である。私が、倉庫に保管してある撒き餌周辺に仕掛けたネズミ捕りを見事に踏んでしまい、
敢え無く御用。私に対して、罰金1万5千円を支払うという残念な結果となる。(嘘です)
しかし大ちゃん、自慢じゃないが私、本物のネズミ捕りに引っかかる人間も初めて見たぞ!
思わず、はなわ風に 「伝説の男〜、伝説の男〜」と、口ずさんでしまいそうになった。 (古っ)
次回、大ちゃんが山口に釣りにやって来るのは夏。 今後も、そんな大ちゃんの動向から目が離せない。
義弟1号の釣り上げた大ダコ よくフカセで取れたものだと感心 |
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本日唯一のチヌと、 本日唯一のタコ |
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右、鱗海スペシャルアートレータ 左、大ちゃんが持参してきたオリンピック社製の 通称 「ゴン太(ブト)君」。 この竿なら、相手がどんな獲物も獲れそうだ。 一日振ってると、相当疲れそうだけど・・・ |