1月11日  新年初釣り!



1月11日(月)、2010年を占う初釣りとなる本日は、会長と永田、私と釣友N君の4人で下関の馬島テトラへ。
ここは、チヌ、クロ共に魚影が濃く、時には鯵も30cmオーバーの良型のものが食ってくるらしい。
前から気になっていた釣り場であり、日本海響灘が荒れて蓋井島や萩などに行けない時でも、少々の天候なら
なんとかなるという頼りになる釣り場らしい。

トラフグの水揚げ量日本一で有名な下関市彦島の南風泊港から、航海丸さんに揺られること10数分。
本日の釣り場である、馬島テトラへと到着。
ちょっと向こうには、北九州市若松区の巨大風車が見える。

元々あまりテトラは得意でない私であるが(道具やら、やたらよく落とすんですわ。テトラの中に。足場もよくないし。)
まぁ、丸テトラではないという事と、沖が時化た時に練習に来れる釣り場の開拓ということでやって来たわけですな。

で、ここのクロのシーズンは既に終わっておりあまり期待できないとの事だったので、寒チヌでも釣れれば良いなぁって
感じの本日の釣行。

昨日は型の良い鯵が良く釣れてたとの船長のお話だったので、ぶっちゃけチヌよりも鯵を狙おうかなぁと思ってみたりする。
しかし、1月になってもまだ鯵が釣れるというのは、ここ20年来で初めてのことらしい。
地球温暖化により、海の中がどんどんおかしくなってきてるんだろうなぁと実感。

良型鯵が釣れるのは嬉しいことなんだけど、やっぱり地球の未来は気になりますなぁ。
でもまぁ、こればっかりは私の力ではどうすることもできないんで、せめて買い物に行く時位はエコバックを持参したいと
思います。あと、余った撒き餌は捨てずに持ち帰り、冷凍して次回に使うエコ釣法とかも。(ただ単に、セコいとも言う)


で、釣り場到着後、各々釣り座を決めて釣り開始。

私も適当に足場の良い場所を選んで、まずはポイント作りで撒き餌をドカ撒き。
強風注意報だか波浪注意報だか知らんが、何かしらの注意報が出ている本日、やっぱり海上は風が強い。
波は大して気にならないんだけど、本命の内側向きで釣ってると風がもろに正面からあたって来る。
トラブルが多発しそうなこの悪条件の元、案の定仕掛を作ってる最中に道糸がテトラのカキ殻に引っかかり、糸が切れる。
一から仕掛の作り直し。

で、更には釣りを始めたものの、ここでも少しの油断からまたまた道糸がカキ殻に引っかかり、得意の高切れ。
必死で浮子を回収し、また一からの仕掛の作り直し。

釣り開始からまだ1時間しか経ってないのにこんなこと言うのもあれだが、早くも家に帰りたくなってきた。 
冷たい風が強く吹いてさみーし。

そんな折ふと他の3人を見てみると、案の定強い向かい風に最初に心が折れた会長は、本命の内向きチヌポイントをあきらめ
早々とテトラの反対側で外海向きで釣り易そうに釣りをしている。
しかも、何故か結構竿が曲がってる。 どうやら船長が言ってたように、今日も良型の鯵が回遊してきている模様。

そうと分かれば私もチヌどころではない。
道具一式をテトラの反対側へ運んで、外海向きに向かって釣り再会。

こっちは追い風やから全然釣り易いね。 もっとはよー来れば良かった。

で、少しラインを張り気味で待ってると、一投目からいきなりスプール押さえる指がバチバチーッと弾かれ、25cmオーバーの良型ゲット!

鯵でもサイズが大きくなると、バチバチーッとラインが走るから面白い。
しかも、釣友N君が作った大遠投棒浮子を使って全遊動で釣ってるもんだから、棒浮子が海に入る様も楽しめて、
視覚的にも面白い。

竿1本程度まで仕掛が入ると、棒浮子のトップが、「ツン、ツン」と、小さなアタリを拾う。
その後に「ツーン」と浮子が一気に海中に入って、更に手元までアタリが伝わってくれば高確率で鯵ゲット!
時には一気に「ツーン」と手元にまで来るアタリもあるが、大概は「ツン、ツン、ツーン」

棒浮子なら、その小さな「ツン、ツン」の後でそのまま浮子が浮いてくれば餌が盗られてるわけであり、「ツン、ツン、ツーン」まで
行っても手元まで魚信が来なければ大概はスカ。

棒浮子なら、浮子の状況で餌の有無が確認しやすいから好きなんだよね〜。
いやぁ、鯵釣りっておもれーわ。鯵釣り最高!

そんなこんなで手返し良く鯵を量産してると、いきなり向こうの釣り座でN君の大きな叫び声が!

N君「大変です。永田さんが40cmオーバーを掛けました!!!」


んっ?まさかこんなテトラで永田が尾長の40cmオーバーでも掛けたんじゃろうかい?と竿置いて向こうの釣り座まで行ってみると、
そこには竿を大きく曲げて獲物とやりとりしているかっこいい永田の姿が!

しかしひとつ気になるのは、穂先が海に向かって曲がっているのではなく、空に向かって曲がっている点。

掛かった獲物の正体は40cmオーバーの尾長ではなく、40cmオーバーのカモメでありました。


「永田、体感ショーック!」


ここに来て、ついに永田も体感ショックを初体験。

いやぁ、釣り場に来た時から思ってたんやけど、ここのカモメ、撒き餌に対する反応がめっちゃ早いんですわ。
それはまるで秋口の、撒き餌に群がる豆アジのよう。

時にはキャストした仕掛にも素早く反応してくるため、誰かがやらかすんじゃねーかなーとは思ってたんだけど、
一昨年の会長に引き続き、今年は新年早々永田がやらかしてくれました。

上空ではどこからともなく大量の仲間達が集まってきており、事の成り行きを見守ってます。
下手すりゃ集団で襲って来るんじゃねーかとビクビクしながらもそっこーでポケットから携帯を取り出し、動画で永田と
カモメを撮影。しかし、撮影を始めてすぐ、まさかの痛恨のバラシ。きっと掛かりが浅かったのであろう。
無念の針外れであった。

ちなみに動物愛護団体みたいな所からクレームが来たらいけないので補足しておきますが、針外れのためカモメには
針も糸も残っていませんのであしからず。


良型カモメをバラした後、「良かった〜・・・」とは永田の弁であるが、ディレクターサイドの私としては、カモメを釣り上げた直後に
一斉に仲間が上空から永田めがけて襲い掛かって来て、カモメを追い払おうと四苦八苦する永田が、そのままもんどりうって
テトラから海に落水!ってな感じの絵が欲しかったんだが、まぁ、仕方ない。

動画をテレビ局に送って、年末の「2010年、カメラは見た信じられない衝撃映像!」の中で、ばっちり永田が全国の
お茶の間デビューを飾る姿が撮れると思ったのになぁ。 う〜む、残念。

で、その後は結局、みんな仲良く外海向きに並んで、良型鯵の数釣りを楽しんだのでした。  めでたしめでたし。





トラフグ、日本一の水揚げ量を誇る南風泊港。

今日はここから航海丸さんに乗って出港です。
今日の釣り場。馬島テトラ。
やっぱ足場はあんまりよくない。

一回テトラの隙間に落ちかけた。
っつーか、落ちた。
でもまぁ、ドンマイ!。
会長2010

去年の結婚式、教会の神様の前で行った禁煙の誓いを
早くも翌日には破り、今日も元気にタバコをプカプカしている会長。

所詮奴はこの程度の男だ。
永田迷人2010

新年早々巨大なカモメを掛け、
運気はぐんぐん上昇中!
そして謎の男Mr.N氏

彼の詳細は、近日明らかになる!?
今日の獲物の鯵と、ヤズです。

ちなみにヤズは航海丸船長からの頂き物です。



撮影開始後、すぐに獲物をバラしてしまったため、短い動画ですが、こんな感じでした。 
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