8月20日 副会釣法2009
8月20日(木)、本日は中野のおいさんと二人で小野田一文字への釣行。
前回は会長のビデオを撮りながら適当に釣って12枚釣れたんで、今日も目標は二桁。
で、今日の出港は5時とのことで5時前に漁港に集合し、船はブイーンと沖波止を目指す。
私の本日の釣り方、これまたもちろん紀州釣り。
理由は言わずもがな、ずっと前に買い溜めした倉庫に眠っている団子素材が全然無くならないから。
これが不思議なことに本当に無くならない。 ぶっちゃけ欲張って買い過ぎた。
本日は波止の南側で釣り。隣の中野のおいさんと20m程距離を置き、釣り座を構える。
で、そんな私が釣り座に着いてまず最初にすること。
それはバッカンの蓋を開け、前日のうちにすでに握ってある撒き餌の団子爆弾10個を、海に向かって
投下すること。それ即ち誰よりも早く撒き餌を効かせチヌを寄せ、誰よりも早く釣ってやろうと考える
戦闘態勢の表れ。
で、タモを組みながら1個。水汲みながら1個。竿を伸ばしながら1個というように、一つの動作ごとに
団子を投下し、釣りを始める頃には丁度釣り場ができあがっている、というイメージ。(願望)
で、これまたイメージ通りに1投目からいきなり40cmオーバーが釣れて来る。
向こうにいる中野のおっさんに、「おーい、1投目から40オーバーが釣れたどーい!」と報告すると、
「嘘つくなっちゃ。40cmもあるわけない。」と、変な所で何故か疑り深い中野のおっさん。
わざわざメジャーまで持って、私のチヌを計測しにやって来た。 意味がわからん。
で、メジャーの示す数値は43cm。
「ほら。40cm超えちょるじゃろうがや。」と私が言うと、「おかしーのー・・・」と首をかしげながら自分の
釣り座へ戻って行った。 彼は一体何がやりたいんだろうと本気で思う。
その後はもう、一投一尾、ある種独壇場である。
一度爆釣を体験された方には伝わると思うのだが、チヌという魚は突然狂ったように釣れ出す事がある。
トランス状態に陥るというのか、我を忘れて撒き餌や団子に突っ込んでくる。
それはまるで、法律で禁止されているはずの薬物に手を出し、クラブにてトランス状態でレコードを回していた
どこぞの某女優さんの様。
曲がったことが大嫌いな、クリーニング店を営むあんちゃんはきっと、涙を流して悲しんでるに違いない。
さて話は逸れましたが、長いこと釣りやってると、本当にそんな状況に遭遇することがあるんですな。
釣ってる本人は、
「おっと、今、チヌが団子を突付いています。はい、今団子が割れました。おっと、浮子がモゾモゾしています。
チヌがオキアミを噛み噛みして潰しているのでしょうか。俗に言う前アタリが浮子に出ております。
そのうち浮子が海中に消えると思います。 ほら消えた!」
と、実況中継しながら釣りを楽しめて、めちゃめちゃ楽しいんですが、得てしてそんな時は他は釣れてません。
案の定会長は暇そうです。
会長「寄せ負けた〜。寄せ負けた〜。タコのガツガツしたがっつきに、チヌを寄せ負けた〜!」と
何やらぶつぶつ愚痴ってますが、そもそもね、君とはね、アームがね、ディファレンスなんですよ。アームが。
ちゃんと、大ちゃん団子使ってますか?
で、時々私の釣り座に来ては私のおこぼれにあずかっていた会長も、そのうち、こりゃタコとの釣り座の
間隔をもっと開けなければだめじゃ。とか言って、はるか向こうの方へと移動されてしまわれた。
さ・よ・お・な・ら。 ブリッ
その後も、私の釣り座では暫くいい感じに釣れてたんですが、途中で横流れの潮がかなり早くなり、
ひじょーに釣りにくくなる。ガン玉打って対応してみるも、どうもしっくりこない。下層の潮が早すぎて、
イメージ通りに仕掛けを流せてないっつーか。
そこでなんとなく今日はガン玉を段打ちしてみる。3段でも何となくしっくり来ないので4段打ちに。
すると、スルスルッと浮子が海中に消え、本日最大寸の48cm。
自分の中でイメージがしっくり来ないときは、色々試してみるのもいいもんですなぁと実感。
いやぁ、今年もまた、新たな釣法を編み出してしまったな。 よし。名前。名前はそうだなぁ・・・
昨年編み出した、「再・副会釣法2008 〜君の瞳に恋してる〜 」を釣法を更に進化させたってことで、
「真・副会釣法2009 〜あの澄んだ青空の向こうへ〜 」釣法でどうだろうか。
ぼーっと広い海を見ながら澄んだ青空を見ながら、
「あの青い空の向こうには、一体何があるんだろう・・・。
あぁ私も、翼を大きくはためかせ飛んで行きたい・・・・」
そんなことを思いながら繰り出して頂きたい必殺釣法である。
で、結局今日の釣果であるが、昨年の31枚を更新か?とか思っていたが、結局は28枚止まり。
10時半位から、何故かアタリがパッタリ途絶えました。それでも午前中だけでこれだけ釣れりゃ、
十分満足なんですけどね。昼からも粘ればもっと釣れるんでしょうが、この時期の日除けも何も無い
灼熱の波止の上で、「さぁて午後からもがんばるぜい!」と言った情熱は残念ながら私にはありません。
このジリジリと皮膚に照りつける太陽、ある意味根性焼きですわ。
中野のおいさんも結局移動後16枚程釣れたそうですが、あまりの暑さにクラクラしたそうです。
真夏の釣りは、修行ですなぁ。
遥か遠くに移動してしまった中野のおいさん。 またいつかお会いしましょう。 |
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今日の私の釣果の一部 |