8月07日 プロモーションビデオ
8月7日(金)、本日は会長と永田と3人で小野田一文字への釣行。
前回7月の蓋井島では、立ってるだけでもしんどくてどうにもならないといった、訳のわからん倦怠感に
見舞われ、全く釣りどころではなかったのであるが、この波止では座って釣りができる。
帰りたくなったらすぐに携帯で船長を呼べばいいしってことで、約一ヶ月ぶりに釣りにやって来た。
そして実は本日は釣りとは別に大きな目的があって、それは中野さんのプロモーションビデオの撮影。
幸か不幸か、今度生涯2度目の結婚式をすることになってしまった、我らが会長中野さん。
んで、その結婚式の中で主役の中野さんが、小野田一文字で大物を釣って自分のかっこよさをアピールする
ための、自作自演のビデオを撮って欲しいというのがその内容だ。
実は千葉県在住のクラッチは仕事柄、映像の加工はプロ並みというか、プロなわけで、
そんなクラッチが会長のために、「釣りロマンを求めて!」風なかっこいいビデオを作ってくれるそうで、
会長はホクホク顔。
しかしビデオカメラを持っていない会長は、当日は私にカメラを持って来いとか、俺のことをかっこよく
撮影してくれとか、色々と難癖つけてきたために、当初は「めんどくせーから嫌だ!」と
丁重にお断りをしていたのだが、「タコがそんな意地悪なこと言ったら、俺、泣いちゃるけー・・・」と、
訳のわからん泣き言を言ってきたもんだから、渋々了承した次第である。
余談ではあるが会長、本日はビデオ撮影のためだけに小野田一文字に上礁。
7時過ぎには撤収の予定である。
で、早速本日は4時半に小野田一文字へ。
前半は会長の紹介ビデオやら何やらを撮影するために釣りにはならなかったが、
一通り適当に会長のことを撮影してやったら、彼は大満足で家に帰っていった。
で、本気で釣りを開始したのは7時過ぎ。
相変わらず釣り方は、撒き餌団子をにぎにぎする紀州釣り。最近は紀州釣りよりも浮きフカセの
クロ釣りにばかり行ってる為、相変わらず家の倉庫には前に買いだめした大量の紀州釣り用撒き餌が
眠っているわけで、早く処分しないと嫁がうるさいので今年の夏はいっぱい紀州釣りに行こうと思う。
一応、会長のビデオ撮影中もコンスタントに団子は撒いていたので、一投目から早速30cmゲット!
磯で潮を読んでのクロ釣りやら、フカセでのチヌ釣りは全く持って訳のわからない私であるが、こと
波止での紀州釣りに関しては、最近ようやく初心者の域を脱したのではないかと思う。
手が汚れるのが嫌だとか、団子を握るのが面倒くさいとの理由で、頑なに紀州釣りを拒んできた
永田を尻目に、チヌを連発する私。
会長の撮影のためにと折角ビデオカメラを持ってきたんで、どうせなら私がチヌを連発している
動画も撮ってやろうと思い、カメラを固定し撮影開始。
そんな側からでも速攻でチヌが釣れてくるもんだから、面白いったらありゃしない。
いやぁ、やっぱいいねぇ。魚釣り。
で、一投一尾で忙しくチヌをかけている私の横では、じーっと黙って沈黙を保ったままの永田名人。
永田「ちょっとそちらで釣らせてもらってもええですかいの?」と、
やはり私の連発モードを羨ましく思ったようで、のこのこと私の釣り座にやってきた。
私「しょうがねーのー。仕掛けはそのままで、俺と同じような釣り方をしてみ。釣れるから。」と、
永田の仕掛けに餌つけて、団子まで握ってあげる私。なんと優しい男なんだろうか。
すると案の定、一投目から永田の浮きにアタリが出、30cmのチヌゲット!
私「ほら。釣れた。 永田の釣り座じゃ全然アタリが出んかったのに、すげーやろ?」と説明。
永田「いやぁ、ビビった。すげーわ。 おいさん、さすがは小野田一文字の紀州釣りの
パイオニアじゃのー。」と、目から鱗の永っつぁん。
いやいや、パイオニアだなんてそんな。 まぁ、それほどでもあるんだけどね。
思えばあれは3年前の2006年6月18日。
防府の波止にて入れ食い状態の紀州釣り名人2人に挟まれ、味わった屈辱。
そして同じく2006年の7月16日には、ここ小野田一文字で、それでも紀州釣りは釣れるとの持論を
崩さなかった私が、フカセ釣りの会長と釣り対決を行い、ここでも苦渋を舐める結果となった。
あれから3年・・・・
研究に研究を重ね、配合に配合を重ねて迎えた今日、
お父さんお母さんの溢れんばかりの愛情に育まれて大きくなった私は本日、こんなに素敵な
花嫁さんになることができました。
で、味を占めた永田が同じように私の団子を使ってチヌを掛けるも、ここで痛恨のバラシ。
チヌはバラシた後、周りのチヌにこの周辺は危険だと言いふらして回るという、昔からの言い伝え通り、
折角寄せて入れ食いモードだった私の釣り座からは、チヌの気配が消えた。
んで、アタリの途絶えた私の釣り座からは、永田も一緒に消えていった。
再びせっせと団子を握り、チヌを寄せにかかる。
その後再び私の釣り座にチヌが戻ってきて、またも入れ食いモードになる。
そして、向こうの釣り座で沈黙を保ったままの永田も、それに合わせて戻ってきた。
永田「ちょっとまたそちらに入らせてもらってもええですかいの?」
仕方ないので、渋々一緒に釣らせてやる。
で、案の定永田にもチヌが釣れる。
しかしその後、私が釣った直後に速攻で永田もチヌを掛けたまでは良かったが、ここでまた痛恨の
バラシを演じ、またも私の釣り座からチヌが消えてしまうという事態が発生。
でもまぁ、終わってみれば本気で釣り始めた7時から10時過ぎの間に、私12枚。
私の釣り座にやってきて、私の団子で紀州釣りをした永田が4枚という上出来の結果となった。
さすがの団子嫌いの永田も、側で私が連発させているのを目の当たりにし、更に半信半疑で同じ釣り方を
したらすぐに釣れたという現実には目から鱗が落ちたようで、「(紀州釣り)すげーなー。(魚が)アタるわー」と
感心していた。 それはかつて、会長が私の紀州釣りを目の当りにして開眼したのと同じように。
次からは永田も、きっと団子を握って釣りをしているはずだ。
まぁ、わからないことがあったら色々聞くといい。私がなんでも教えてやろう。 がっはっは
いやぁ、いつ来てもこの光景が好きなんですわ。 | |
本日の釣果の一部 |
会長、大物ゲット!の図!
会長、エイリアンゲットの図!
会長、エイリアンとのバトルの図!
こっちは本当にチヌが釣れてます。
私がチヌ釣った直後に永田が掛けるも、痛恨のバラシの図!