12月07日  予感・・・



今週は、5日に中野のおいちゃんと平日釣行に繰り出す予定だった。
前日の4日までは実に穏やかな天気が続き絶好の釣り日和だったんだけど、私が平日釣行を楽しみに
待っていたせいか、案の定5日(金)から週末にかけては、大きな寒波が入ってきて釣りは中止。
寒いだけなら良いんだけど、雨が降る上に北西の風が8mも9mも吹いてくれた日には、釣りに
なりませんわな。

でもって、6日(土)には雪までもがちらついている。
7日(日)には天候は回復しそうであるが、気温は真冬並み。この寒波で水温も急激に下がって
魚の活性は低いんだろうなぁと予想はしていたのであるが、頭の中が釣りモードになっている私は、
とりあえず日曜に一人で釣りに行ってみることに。  嫁の実家からいつもの地磯へと。

で、土曜の夜に撒き餌作り。
ほんとは足の裏サイズのクロを狙いたいところであったが、ここ数日の気温の低下でクロの活性も
下がっていると予想されることから、クロが居なかった時の保険のために、同時にチヌをも狙ってみる
作戦で。

チヌ用に、チヌスパイス1袋とチヌパワー半袋。それにオキアミ半角と、地アミ1/4角。
クロ用には、V9を1袋にメガミックスグレを半袋、それにオキアミ半角と地アミ1/4角。
これをバッカンの中に別々に入れ、クロが釣れる時にはチヌ用撒き餌を餌盗り用に、また、チヌが
釣れる時にはクロ用のピンク色撒き餌を餌盗り用に撒く、クロ時々チヌ作戦でいってみる。

準備は完璧。海の状況に応じて、どちらの獲物でもターゲットにできる、パーフェクトな作戦を思いついた
つもりなのだが、こんなわけのわからん作戦を立てて望んだ釣りで良い思いをしたことは無いので、
きっと明日もボーズ喰らうんだろーなーと、そんな予感はぷんぷんしてた。
最近、色んな角度から冷静に自分を分析できるようになってきたように思う。

明けて日曜日、早朝6時に釣り場へ到着。
まだまだ辺りは真っ暗だし、防寒着を着ていても寒い。いよいよ冬の到来だなぁと、季節の変わり目を
肌で感じながら仕掛作り。まずはタナを1ヒロ半に設定し、クロ狙い。
9時位まで、チヌ用の撒き餌を足元に撒きながら、広範囲にクロを狙う。
餌盗りである、スズメダイや超ミクロな木っ端グロの姿は確認できるが、どこを狙っても足の裏どころか
手の平サイズのクロも釣れない。

針とハリスを小さくして狙ってみても、時折釣れるのは超ミクロな木っ端グロ。
ここに良型のクロはいないと判断した私は、ここぞとばかりに仕掛をチヌ用のものに変える。

00や000号の浮きを使った仕掛を餌取りの少ない沖目に入れ、餌取りに悟られないように、朝からチヌ用
撒き餌を撒いているポイントへ浮きごと沈めながら持ってくるイメージ。

作戦はそれらしくできているような気もするのであるが、剥き身を使っても練り餌を使っても、
餌は綺麗になくなってくる。それでもメバルやギンポなども釣れたので、何投かに1投は餌が底まで
通っているのであろうと、ポジティブに推測。
チヌが釣れなかったのは、今日はこの場所にチヌが居なかったのだろうと、前向きに考えていきたい。

かくして、きっとボーズを喰らうんだろうなという予感は見事に的中したわけであるが、
まぁ、想定の範囲内なので精神的ダメージはゼロ。
のんびりと竿を出せただけでも満足である。


その後、会長との首脳会談で、平日に休みを合わせて行く今年最後のお楽しみ釣行は12月24日の
クリスマスイブにしようという事が決定。

めちゃめちゃ楽しみなのであるが、会長からは私が釣りを楽しみに待つと天気が崩れるとのことで、
当日までは、

「なんで世間はクリスマスイブだってのに、わざわざ釣りに行かんにゃいけんのかのー。
 あー、釣りなんか全然行きたくねー。 仕事がしてー!」

って、お天道様にフェイントをかけるようにとの指示が出た。

一応そのつもりで頑張るが、でも会長、きっと24日は大丈夫。


「今年最後の平日釣行は、年に1度の神聖な日。
 この日は、世界中の子供達に奇跡が起こる日。

 俺達の願い事だって、 きっと叶う  は ・ ず ・ さっ! 」



はい、キーモーい  あそれキーモーい  キモいー    (亀子のぶお風)





1回の釣行で、チヌもクロも楽しめてしまう
1粒で2度おいしい釣法。

こんなわけのわからんことしする日は
多分ダメだろなーと予想はしてましたが、
案の定ダメでした。