5月4日  撃沈


連休は大概どっかに仕事が入る私であるが、今回は珍しくカレンダー通りに休める。
4月29日の昭和の日は、1日仕事でかなり大変だったけど、4連休が取れるのでまぁいいとしよう。

さて、今日は絶好調で釣れてる上に、1日に50cmオーバーのチヌが数枚上がったとの情報もゲットし、
久しぶりに防府西浦漁港へと釣行。

ここの釣り場は水深があるためか、チヌ釣りをされてる方のほとんどが紀州釣り。
私が最も得意とする釣り方ってことで、張り切って団子を練って行ったのだが、
思惑とは裏腹に釣果は激シブ。

早朝より常連の方々がずらり並んで釣りをされておられたのだが、チヌは釣れない。
おまけに8時過ぎ位から東の風が正面から吹いてきて、どうにも具合が悪い。

途中、腹にスレ掛かりした巨大なコノシロがなんともチヌっぽい引き方をして釣れる。
06の竿をこれでもかと曲げ、常連さんの羨望の眼差しを受けながら上がってきたコノシロ。
膝を曲げ、体全体を使って大袈裟にやり取りしていた私であるが、恥ずかしいったらありゃしない。

強風で常連さんが皆帰られた後も粘りを見せてみるが、結局釣れたのはオコゼ2匹とデカいボラ。
ボラはやり取りしてる最中に、ファミリーフィッシングをしてた1、2年生位とおぼしき小学生が見学に来たので、
期待に応えてかっこよくやり取りしてみせる。

「僕よ、おじさん、かっこええじゃろ?」 

魚はボラだったけど、結構引いたので楽しめた。

チヌ釣りの名目で釣り場に来ては、いつも楽しそうにボラ釣ってる永田名人の心の中が、少し
垣間見れたような気がした。



小学生をも唸らせた、自慢の一尾。

「僕よ、すまんが竿を曲げてるおじさんの姿、
1枚だけ写真に撮ってくれんか?