4月6日 巌流島2
先週、巌流島への渡船、乙女丸の船長によると、巌流島のノッコミは4月5,6日の大潮あたりがピークになるで
あろうとのことであった。
満潮も9時過ぎだし、絶好の釣り日和。そんな最大のチャンスに私は残念ながら仕事。先週の日曜も仕事だった
し、何だか最近忙しい・・・。
そんなわけで、今日は会長が一人で巌流島へチヌ退治へ。
まずは先週、船長が言われていた南側の釣り座で、門司を向いて藻の中を釣りを始める彼。
程なく、強烈な東の風が彼の釣り座へ向かって、びゅーびゅー吹き始めたそうな。
風速5、6mからの強風が正面から吹いてくるような状況に耐え切れなくなった会長は先週と同様、
風裏となる北の釣りデッキに移動したらしい。
で、しばらく風を背に釣りを続けたらしいが、この日の大潮がただでさえ速い関門海峡の潮流に、より一層の
拍車をかける。
ちょうどその時に私が電話をかけたのであるが、彼はそのときの状況を、
「こんなに速い流れは今までで最高じゃ。」と言っていた。
最高で10ノット(時速18キロメートル)を超える関門海峡の潮流は、まさにマラソンランナー並みの速さ。
「目の前を流れてきた藻ッコが、一瞬にして視界から消えてしも〜た。」と、その潮流の速さを嘆いていたが、
その表現だけではちょっとわかりにくいので試しに海に飛び込んで、速い潮の流れを実況中継をしてくれと
頼むが、残念ながら断られる。
12時まで粘った末、そんな釣り辛い状況の中でもなんとか1枚腹パンのノッコミチヌをゲットし、
鼻高々で私に報告の電話をかけてきた会長、見る限り他は全然釣れてなかったようであるし、まぁ、たまには
彼のことを褒めておいてやろうと思う。