ダメだ。ダメだ。全然ダメだ。

いやぁ何がダメかって、先週の釣りでチヌが見えるようになっただとか、
シーの中がスルーできるゴールデンアイを手に入れただとか、散々適当なことを
ほざいていた私であったが、実は全く持って何もわかっていなかったことに
今日気が付いた。

先週私に見えていたものは、どうやら海の中ではなく幻覚だったようで、
スルーしていたのは私の思惑だけであったようだ。  いやぁ、こっ恥ずかしい。 


新釣法?  続・副会釣法2007?   なんだよそれ。 バカなんじゃない?

え〜い、ちくしょう。 俺のバカ。 ゴキブリ野郎。


先週あれだけ大きな事を言った上での、今回のこの醜態、
本来であれば切腹でもして責任を取らなければならないところではあるのだが、
切腹すると痛そうだし、私はとりあえず反則の投げ技なんかも使っていない
ので、今回ばかりは、どうか私の愚かなパフォーマンスの一環だと思って
気にしないで頂きたい。

嘘、大袈裟、紛らわしい等のクレームも出てきそうではあるが、どうか初心者
チヌ師の戯言だと思って、右から左に受け流して欲しい。

一から団子を練り直して、がんばっていく所存である。



さて、一通り前フリも終えたところで、今日一日がどんなだったのかを振り返って
みる。

朝一、先週のこともあり満を持してお気に入りの北側ポイントへ入った私で
あるが、どうにも前回とは状況が違う。

先週の動かない潮とは対称的に、今日は沖へと出る潮が早かった。
一旦潮が緩み、流れが変わったかと思えば今度は右流れのきつい潮。
加えて流れの早い底潮までもが動き出す、難しい状況。

際から沖へ、色々と縦の探りも入れてみるが反応無し。
チヌが寄ってきているのかすらもわからなかった。
ゴールデンアイどころか、死んだ魚のように虚ろな目で、ボーッと海を見つめる。


今の仕掛けでは、チヌのタナをキープできてないような気もしたが、
「とりあえず、まぁいいか。」と、仕掛けも変えず、事態を楽観視。

結局はこれが敗因。

仕掛けを重くしガン玉打つなり工夫をしてれば、少しは状況も変わってたのでは
とも思うのだが、持ち前の面倒くさがり屋&楽観的な性格が災いしてしまった。


沈黙を保ったままの海、先週リリースしたチヌたちに話しかけてみる。

「ええっと早速で誠に恐縮なんでございますけれども、とりあえず食ってきては
 くれませんかいの?」


そんな願いが通じたのか、11時過ぎになってようやくギリギリのキープサイズ。
別に持って帰る気も無かったのだが、私が入ってる北側の釣り座、スカリが
全く入ってないような寂しい状況だったので、遅ればせながら北にもスカリを。

12時過ぎて、ぼちぼち片付けるかって時に、再度スコーンと浮きが入る。
合わせを入れた直後に、魚影を確認するまでもなくチヌと確信。

待ってましたの一枚だったんだけど、釣ったというよりは釣れたという感じ。

取らぬ狸の皮算用、なかなか思い通りにならないもんですのぉ〜


それと今日、何気に思ったことなんだけどここの釣り場、南側より北側の方が
潮が複雑なのでは?

今年の北側と南側の釣果の違い、最初はどこも一緒でしょ!とか思ってたけど、
今日一日釣ってみて、潮の流れ、特に底潮の流れが北と南で違うのでは?と
感じた。

先週のように潮が緩いときには北も南も関係ないんだろうけど、
今日のように流れが速いときには、北側は不利なのでは?

今日も北側よりも南側の方が釣れてたし、昨日の会長の6枚という釣果も
南だし、単純に腕の問題だけではないような気が・・・


台風一発で変わる底の状況が、今年は去年と違うのでは?

あくまでも私の妄想であるので、さりげなく聞き流していただければとも思うの
だが、どうなのであろうか・・・。


あと、今日は、巨大なボラがよく釣れた。
ボラを敬遠する人も多いが、私はボラも大歓迎である。
大きなボラがたくさんの餌取りを散らしてくれそうだし、
何より引きがおもしろい。

ぶっちゃけ私は、相手がボラであろうが竿を曲げ、レバーブレーキ使って
やりとりしている自分が好き。
そんなところに満足感を求めている私の価値観、釣れた魚の種類は二の次で
ある。


本日、幾度とないボラとの格闘で手が痛い。
でも、巧みにレバーブレーキも使えたのでそれなりに満足。

北と南の潮がどうたら云々偉そうな事言っているが、所詮私はその程度の
インティキ釣り師だ。




メイタをなんとか2枚です。
でも、ボラはいっぱい釣りました。
心地良く手が筋肉痛です。





10月14日  〜幻覚〜