梅雨の真っ只中、不安定な天気が続く。
前日の6月19日も、一日不安定な天気との予報だったのだが、
蓋を開けてみればなんのその。
夏を思わせる強い日差しが、一日中降り注いでいた。

さて問題の20日。
仕事を通じて知り合った釣り仲間のA氏に合わせ
さりげなく振休を取って釣りに行く約束をしたまでは良いのだが、
やっぱり天気予報が思わしくなく、午前中小雨の午後から雨予報。

とりあえず19日も雨予報が外れたんで、20日も問題ないでしょ!ってことで、
レッツゴーゴーフィッシング!

今日は、4時半の船で私とA氏。
5時の船で、北九州からの3人さん、計5人。

平日で人も少ないし、そこそこ釣れるでしょ!との期待とは裏腹に、
開始から3時間経っても4時間経ってもチヌらしいアタリは無し。
時折、この辺一体に沸いているコノシロが撒き餌に反応して糸や浮きに
突撃してくる以外は、全くもって魚からの魚信がない。

そんなこんなの10時過ぎ、沈黙を破ったのはA氏。
彼の使う軽仕掛けの玉浮きが海中へと消しこむ。

A氏「あちゃー、ボラじゃ。 あれっ? けど何かおかしい。」

タモを持って私が駆けつけ、掬い上げてみると・・・

そこには有り得ない形でボコボコに背中が曲がった、なんとも奇妙なボラ。
なんだか、すごく不吉。
見てるとなんだか怖くなったので即リリース。

いつもこの辺で釣ったチヌ、食べてますけど大丈夫ですよね?



で、次に動きがあったのは11時過ぎ。
ようやく私の浮きに、チヌの前アタリらしき挙動が出る。
これでもか!って位に待った後で合わせを入れると、小気味良い引きが
伝わってくる。

上がってきたのは、まさに今卵を落としたばかりではなかろうかと推測できる、
お腹ペッタンコな37cm。
直後に私がもう1枚追加し、さぁこれから!と思うも、再び沈黙の時間。
その後2度と、私の浮きが海中へと吸い込まれることは無かった。

A氏も撤収間際ぎりぎりで1枚釣り上げるも、全体的にはかなり渋い印象。
我々2人が撤収した2時の段階で聞いた話では、全体5名で、計4枚。

船長曰く、今年は雨が少なく、まだ水が澄み過ぎているのではないかとの事。
これから雨が降り、適度に濁りが入ってくれば釣果も上向いてくるのではとの
ことだった。
まぁ、それでも釣る人は釣っていくとのことだったので、やっぱり腕も
あるんでしょうなぁ・・・





普通ではない角度で背中が
曲がったボラ。

ちょ、ちょっと怖い・・・
なんとか2枚・・・





6月20日  奇妙なボラ