11月5日 そろそろ・・・
本日は、中野会長と永田名人の2人モン。
私は、昨日、野波瀬筏にて夕方5時まで釣りをしてしまったために、
本日はバタンキューである。
しかし、あれだ。もう、今シーズンもいよいよ終わりだ。
朝晩がもう寒い。布団から出たくない。
だから私は今日、in my room の布団に、釣り座を構えることにした。
今日は布団の中から精一杯二人を応援しようとおもう。
「がんばれぴょん。がんばれぴょん。
おいらの分までがんばれぴょん!」
朝8時、カーテンの隙間からこぼれる朝日が、そろそろ起きろと
私に語りかけてきた。
私は夜の間に乱れた、シルクのガウンを羽織り直し、最近お気に入りの
エスプレッソをカップに注ぐ。
昨日の野波瀬チヌの余韻がまだ手元に残っている。
「ふぅ。昨日は良い釣りをした。」
カップに口をつけ、熱々のエスプレッソを一口飲む。
体中の細胞が目を覚ますような感覚。
生きている実感。
カップを置き、一気にカーテンを開ける。
朝の爽やかな太陽の光が、部屋中に降り注ぐ。
新鮮な日光を体中に浴び、ようやく脳が活動を開始する。
「さぁて、今日も素晴らしい一日の始まりだ!」
そういえば今日は、中野とか永田とか名乗る2人が、小野田一文字に
上がるとか申しておったな。ちょっとばかり電話してみるとするか。
私 「Truuuuuu Ttuuuuuuu」
かちゃ
私「ハロー!グンモー! 釣れた?」
永田名人「朝からテンション高いね。今日はまだ。
っていうか、今日はたいじが1時間も遅刻。
何回かけても電話に出ないし。
針が無くて、買ってきてってお願いしてたもんだから、釣りができずに
大変やった・・・」
私「いやぁ、彼を信用しちゃ駄目ですよ。常習犯ですから。やらかしますから。」
私「で、たいじも釣れてないん? ちょっと電話変わって!」
私「ハロハロリーン! もう渋い?」
中野会長「やばいね。生命反応が・・・ 薄い・・・
俺も永田も一回ずつ掛けたけど、ケーソンの中に入られ、
切られてしもーた・・・」
私「へったくそやなー!」
会長「いやぁ、油断してて・・・。」
今年、我々を目一杯楽しませてくれたチヌ達も、ぼちぼち沖へと旅立ち
始めたようだ。 釣りもそろそろ終わりか・・・。
結局その後もさっぱりだったようで、会長はボーズを食らった模様。
永田名人は、潮の微妙な干満と流れを読み、早かった流れが一瞬緩んだ隙を
見て付けていたガン玉を外し、微妙なあたりを見逃さず、
立て続けに2枚あげたらしい。
巨大なボラを・・・
さすがは、山口県を代表する、ボラ釣りの先駆者というところか。
まぁ、先駆者も何も、他にボラをメインで狙っている人がいないってだけ
なんだけど。
彼もきっとチヌを狙ってるんだろうけど、なぜか食ってくるのはボラ。
「棚の違いじゃない?」って一言で言うこと無かれ!
彼は、それだけでは語れない何かを持ち合わせているのである。
中野会長が、こっそりと永田名人の仕掛けを真似て、棚まで同じように調整して
ボラを狙ってみたようであるが、何故かやつらは食ってこなかったとのこと。
何で永田ばっかりボラが釣れるのだろうかと、首をひねっていた次第だ。
言葉では語れない、選ばれし者だけが与えられる何かを、彼は天性の才能として
持ち合わせているのである・・・。
ながっさん、是非とも来年は、メーターオーバーといきましょう!