7月9日 副会長も!
中野会長と二人での釣行。今日は夜釣りである。
先日初めてチヌというものを釣り上げた、中野会長はうるさい。
「チヌの引きはすごい!」だの「浮きが消えこむ瞬間はたまらない」だの、
出発の時点から、壊れたレコードプレイヤーばりである。
(同じ事を何度も繰り返す)
さて、防府西浦に到着。
(この頃、なんとかチヌは底で釣らないといけないことがわかってきた。)
棚取りおもりを何投も繰り返し底をとり、ひたすらキャストを繰り返す。
忘れもしない午後7時くらいであったであろうか。
正確な時間は忘れてしまったのだが、私の浮きがモゾッと動く。
ん?っと思った後、一気に姿を消した。
反射的に合わせを入れていた。
弓なりに曲がるマイロッド。
私も、記念すべき1匹目のチヌである。
25cmくらいであろうか。決して大きくない、むしろリリースサイズである。
しかしこう、なんだろうこの気持ちは。喜び?感動?なんとも形容しがたい
気持ちである。
およそ20年近く前であろうか。親父に連れられ、長門まで夜釣りでチヌを
釣りに行った。
浮きが入るたびに親父が合わせてみろと教えてくれた。
バスの合わせ並に豪快に合わせ、ラインブレイクして怒られた遠い記憶。
あの頃はわけもわからずにチヌを釣っていた。
なすがままといったところであろうか。
尾崎風に言えば、敷かれたレールの上を、そのまま走るといったところであろうか。
とにかく、仕掛けも餌も全部親父任せ。
浮きが入ったら、あわせ、美味しいトコだけもっていくといった釣りであった。
まぁ、親父にしてみたらそれで十分楽しかったであろう。
20年の時を経て、私にも男の子が生まれた。
あと数年もしたら一緒に釣りに出かけるであろう。
その時には、きっと親父と同じように、釣りの楽しさを子供に伝えていきたい。
そして今度は、子供が孫に釣りの楽しさを教えていく。
そんな人生を送ることができれば最高である。
話は大分横にそれてしまったが、要は私も、20年ぶり位にチヌを釣り上げたのである。
しかも、自分の作った仕掛け、自分のつけた挿し餌にチヌが食いついて
くれたのである。
いやぁ、嬉しかった。これなんでしょうね。釣りの魅力は。
散々、釣れない日々を繰り返し、どうしたら釣れるかを試行錯誤するからこそ、
釣れたときの喜びはひとしおなのでしょう。
あたし、どっぷりチヌにはまりました。
本日の釣果 会長 チヌ25cm1枚
私 チヌ25cm1枚 28cm1枚