12月17日  撃沈



12月17日(水)、平日休みの本日は朝からのんびり誰も居ない海で竿出す予定でした。
しかし、天気には勝てません。
週末にかけて寒気が流れ込んでおり、この日も北よりの風が強く、日本海は波高3〜4m。
これが渡船を使っての釣りであれば、船長が危険と判断すれば船を出すことはないんでしょうが、
地磯釣行とかマイボートを使って釣りに行く際には、全ての判断を自分で行わなくてはなりません。
最近でも、北海道で台風並みの強風が吹いて、波の高さも5mになるとの予報が出ているにも関わらずにマイボートで
船を出し、立ち入り禁止区域のテトラに上がり、高波を受け6名の方が亡くなるという悲しい事故が起こっています。

しかし、これは決して人事では無いことを肝に命じておかなければなりません。
特に単独釣行なんかの時には、助けてくれる人は回りにいません。
強行した無謀な釣行でたくさんの人に迷惑をかけることになったり、たくさんの人を悲しませたりしないよう、
少しでも危険を感じたときには、撤退する勇気もまた必要であると感じます。

「せっかく釣り場まで来たのに・・・」 とか 「折角撒き餌まで作っているのに・・・」とかいう経験、今まで何度もしています。
しかし、命あってこそ出来る私の唯一無二の趣味である大好きな魚釣り。
自然を相手にしている以上、引く時には引かなければならないのではと思います。


と、前フリが長くなってしまいましたが、そんなわけで今日の釣りは中止することにしました。
日本海に比べると格段に穏やかな瀬戸内に行けば、ナンボでも竿は振れそうなんですが、最近パチの調子が
良いこともあって、気付いたらやっぱりパチ屋にいました。 ここいら近辺では、一番デカい某店です。

アルゼから出た新しい機械、波も穏やかで大やけどはないだろうと選んだ「青ドン〜極〜」で、
一日のんびり過ごせたらと思います。

この台は設定ごとに風鈴の確率に違いがあり、高設定になればなるほどコイン持ちが良い作りになってます。
朝っぱらからパチ屋の開店に並ぶのはいつ振りでしょう。
しかも今日は、7の付く日に行われる、「ラッキー7デー」なるイベントも開催されるようで、並んでる最中にも
私の頭には、「勝った金で何の竿買おう・・・」との妄想が渦巻いてます。

で、開店と同時に「青ドン」のシマへ向かう私。
最近のデータを色々と調べながら座った1台目。2千円打って風鈴の落ちも回転数も良くないので
すぐに移動。次に打った台も風鈴の落ちは悪くまた移動。ってな感じで移動を繰り返し、気がつけば
ようやく回りの良い台にたどりついた頃には1万円もの負債を抱えていました。
さらにその台の初当たりまでに400回転近くまで引っ張られ、負債は2万円に。
もちろんそのコインもあっさり飲まれたところで千円あたりの回転数を計算してみると、45回。
設定6だと48回回るので、微妙な所ではありますがしばらく様子見。
500回転まで様子を見たところで、どんな熱い演出が出ても当たらないこの台に見切りを付け、何故かジャグラーへ。
この時点で負債は2万5千円、理性という名の頭のネジもはずれかかってます。

合成確率が設定6を上回っている台を選んで打ち始めると、何故か私にはボーナスが引けません。
自力で合成確率を設定1以下に持って行ったところで、今度は隣の合成確率が設定6を上回っている台が空き台に。
意を決して台移動した直後に当たる、元私が打っていた台。
で、移った先でも案の定合成確率を設定1以下にまで下げる私。
元打っていた台は、順調にボーナスを引いてます。

ここで完全に理性のネジは外れました。
その後はフルスペックの回らない北斗打ったり、同じくフルスペックの回らない慶次打ったりで負債はどんどん
膨らんでいきます。
本日の、どこがラッキー7デーなのでしょう。 どう考えてもアンラッキー7デーです。

最後に、一発逆転でと虚ろな目で着席したのがスロットの 「ガンダムV 〜めぐりあい宇宙〜」

アムロが泣くプレミアムのガンダム揃いを、私自身が泣きそうになりながら願い打つも結局アムロが泣くことはなく、
もちろん普通のARTも引くことなく、私の財布の中から紙で出来ているお金が底を尽きました。
もう、精も根も尽き果てました。 

前に、別の店で稼いだ暴れん坊将軍での勝ち金に、利子をつけて持っていかれました。
「何の竿買おうかな〜・・・」 どころか、新しいテクニウムが買える位持っていかれました。
わたくし本日、真っ白な灰になるまで燃え尽きました。

「あぁ、これから小遣い日までどうやって過ごそう・・・。」
私が現実の世界に戻ってきた時に、まず頭に浮かんできた思いです。

海さえ、海さえ時化てなければこんな事にはならなかったであろうに。
自然が相手の遊び。 自分の愚かさは棚に上げ、今日の大負けを海のせいにしてみる私。



「汚れちまった悲しみに・・・、 なすところもなく日は暮れる・・・」