12月14日  大冒険



昨日は、蓋井島の磯釣りにて、いつも通りの実力を発揮し、危なげなくボーズを喰らった私であるが、
本日は家族サービス。

最近、命を賭けたスリル満天の危険な冒険にハマってしまった私、このところ野生の熊が連日目撃
されているというある山へ、動物好きの息子に熊を見せてやろうと考えた。

更にあわよくば、襲いかかってくる熊を、かの有名なウィリー・ウィリアムスよろしく、私の必殺空手
チョップで一蹴してやり、父ちゃんはこんなに強いんだぞと私の強さを示すことが出来れば、
最近何かとプラスチックのバットを持って私に殴りかかってくる息子に、父親の威厳というものを
見せ付けてやることができるのではないかと思う。

高校時代に 「眠れる獅子」 との異名を取り、周りから恐れられた私の闘志が久しぶりに燃え上がる。
         (ちなみに、眠れる獅子は結局高校3年間、眠ったままで卒業を迎えたのであるが。)


しかし、実際 「銀牙-流れ星 銀-」の中に出てくる凶暴な人食い熊である「赤カブト」が相手ともなると
さすがの私も腕の一本位覚悟しなければならないと思うが、その辺に出没する月の輪熊程度であれば、
ぶっちゃけ何とかなるんではないかと思う。

こちらに向かって突っ込んできたら、カウンターでドロップキックでも入れてやり、倒れてひるんだ所に
腕ひしぎ逆十字でもかけてやれば、さすがの熊も「クマったワン!」とか言いながら降参するんじゃ
ないかと思う。

そんな作戦を胸に、いざ熊狩りへ。

熊出没注意の山へ入り、暫く車を走らせると、なんといきなり2つの黒い物体が出現!
それがこちら!



 


い、いきなり2頭もの熊が緊急生出演です。

しかもあっちには、止まっている車に襲いかかろうとする熊まで!







更に更に、私の運転する車の前を、なんと1匹の豹までもが横切っていく!!








はい。 ということでですね、前ふりが長くなりましたが、今日は山口県が世界に誇る
テーマパークの1つ、秋吉台サファリランドにやってきました。
なんとここでは、車に乗ったまま色んな動物が見れてしまうんですねぇ。

熊やシマウマ等はもちろんのこと、象やトラやライオンまで。
車をゆっくり走らせるわずか数メートル先で、こちらに向かってライオンが睨みを効かせて
いるもんだから、かの淀川長治さん風に言えば、「こわいですね〜、こわいですね〜」と
言ったところ。

で、いくらサファリパークで飼いならされているとは言え、そんな凶暴な動物達がいきなりこちらに向かって
襲いかかって来たとしたら、車体に大きな傷が入ってしまい、査定価値が下がることは避けられないと思う。


そんな危険な場所は、早々に「さよなら さよなら さよなら!」と逃げるように後にして、次は地下の
洞窟探索へと向かう。日本一のカルスト台地の地下に眠る巨大な鍾乳洞が有名な秋吉台で、息子と2人
向かった先は、その名も「謎の地底探検」と命名された巨大な地下宮殿。





インディー・ジョーンズにでもなったつもりでワクワクしながら地下を探検し、地上へ戻ってきた頃には、
どちらかと言えば気分はキャンディー・キャンディーになっていた。
要は、ひとりぼっちでいるとちょっぴり寂しくなるような気分だ。


そんなおセンチな気分に浸りながらの次の探検先は、「蘇りの洞窟」





見るからに色んな意味で恐ろしいこの洞窟に、私は恐怖のあまり中に入る勇気は出てこなかった。
この洞窟を探検されたことのある勇気のある方は、是非その感想を教えて頂きたいと思う。

さて、今年ももうすぐ終わりだなぁ・・・。