3月10日 再会

3月10日、大学時代の友人の結婚式で久留米に行ってきた。

ギプスが外れてまだ1週間もたっておらず、足は筋肉が無くブヨブヨのまま。
足を引きずりながらでも歩けないことはないので、もちろん出席。
骨折がもし1週間遅かったら、ギプスも外せないまま結婚式はキャンセルしていた
であろう。とりあえずまぁ、間に合ってよかった。


結婚式はとても良かった。
4年の月日をかけ、奥さんの全てを受け止め、全てを受け入れた岡、
めちゃめちゃかっこ良かったでー!


そして、結婚式には懐かしい顔がずらり。
卒業してから、およそ8年ぶりの顔もある。
8年も会ってないのに、そんな気がしない錯覚。
皆で集まってバカなことやってたのが、つい昨日のことのよう。

昔はみんなで競馬行ったりスロット行ったり、
中でも麻雀は、交代で仮眠取りながら何日もぶっ続けで打ったねぇ。
大学で何を学んだかと問われたら、胸を張って麻雀って答えられる位に
極めたもんだ。

サーファーを気取って、アパートのベランダに皆で寝転び、
サンオイル塗って日焼けした。背中のシミは一生の宝だよ。


懐かしい顔に囲まれ、昔のバカ話で盛り上がる。
何年過ぎようが、何も変わっていない。
ただひとつ、人なつっこい笑顔が印象的だった、あいつが居ない事を除けば。


長いようで短く、短いようで長かった8年間、みんなそれぞれ色んな事があった。
就職、転職、出会い、結婚、誕生、そして・・・
永遠の別れ。


お前が急性白血病で逝ったと聞いたのは、お前が旅立った1カ月後こと。
長期的に体調を崩してるとは聞いていたけど、ほんとに耳を疑った。
結婚して子供が生まれ、人生これからって時に・・・
お前の無念さは、いかばかりだったことだろう。


カラオケではいつも、 B'z か山崎まさよしを歌ってた。
お前が大好きだった、
「One more time,One more chance 」 は、この3月に再リリースされたよ。

「命が繰り返すならば、何度も君のもとへ
欲しいものなどもう何も無い 君のほかに大切なものなど」

カーラジオから流れる度に、色んなことを思い出し、色んなことを想う。


出会いや別れとは不思議なもので、大学の入学式の時、私はかなりの風邪気味
だった。休もうかとも思っていたのだが、一生に一度の事なんで無理して行った。

知り合いが誰もいない中、通っていた予備校でなんとなく見たことがある顔に
声をかけたのが全ての始まり。

今度はその友人が別の友人に声をかけ・・・

そんな感じで、私が4年間を共にするグループが形成された。

もしもあの時、入学式を欠席していたら・・・
もしもあの時、偶然目の前にいた顔見知りに声をかけなかったら・・・

今日ここに集まっている友人達とはつながらず、別の友人と違った4年間を
過ごしたかもしれないし、こんなに早くに仲間の訃報を聞くことは無かったかも
しれない。
今はただただ、この悲しい現実を受け止め、冥福を祈るばかりである。


坂井よ、とりあえずまぁ、また会う日まで、そっちでのんびりしとってくれや。
俺等もそれなりに、こっちでぼちぼち頑張っていくからさ。