3月7日 あの男からの連絡!
その日の夕方、あの男から連絡が入る。
永田「あ、もしもしタコ? ついに買ったよ〜♪」
私「うぉ、まじかぁ。BB-Xデスピナ? かぁーっ、ええのぉー!」
永田が高級ロッドを買ったことにより、我々の力関係はこのようになった。
1、永田名人 竿 BB-X リール 中堅リール
1、私 竿 銀狼 リール 中堅リール
3、中野会長 竿 中堅ロッド リール 中堅リール
永田「いやぁ、とりあえずこれで、竿はタコに並びましたな!」
私「かぁーっ、男前やのぉー!」
永田「とりあえず会長に、いつまでも中堅ロッド使ってたら、
獲れる魚も獲れないよ」 って報告したら、
中野会長「釣りは腕が物を言うんじゃい。道具なんか関係ないわい!」
って、負け惜しみ言ってた。
私「バカですなぁ、釣りは腕じゃなく、道具の問題なのにねぇ。」
永田「ですなですな。何事も格好から入ってナンボなのにねぇ。」
私「今度、二人がかりで会長に、プレッシャーかけてやりましょうや!」
永田「わっはっは。そうするか。 しかし、おぬしも悪よのぉ、越後屋!」
私「いえいえ、お代官様にはかないませぬわ。」
二人「うわーっはっはっは!」
私「それじゃ私の足もだいぶ治りつつあるし、次は永田、あの磯で会おう! では!」
永田「あ、それと言い忘れてた。俺、BB-Xのリールも買ったから。」
私「・ ・ ・ なにっ?」
永田「いやぁ、とりあえずまぁ、竿を新調したんで、合わせてリールもかなぁ
と思って。」
私「なななっ、なにっ?」
永田「いやぁ、思わずね。これから磯に行くなら、レバーブレーキは必要っしょ!」
私「なにやーっ?」
そ、そんな、俺に何の断りも無く勝手にリールまで新調されたら・・・
私「俺にまでプレッシャーが、かかってくるじゃろうがや!」
永田「おっとっと。副会長殿のリールには、レバーブレーキはついておらなかったな。
失礼失礼!」
私「むむぅ・・・」
永田「いやぁ、レバーブレーキ最高。
これで、どんなでかい魚でも取り込めそうだわ。
副会長も、いつまでも中堅リール使ってたら、獲れる魚も獲れないよ!
わぁ〜っはっは。」
私「むぅ、く、く、くっ、くそーっ・・・・」
「釣りは腕が物を言うんじゃい。道具なんか関係ないわい!」