2月28日 激励の電話

その日の昼休み、あの男から連絡が入る・・・


Truuuuu  Truuuuu


かちゃ

私「もしもし?」

会長「あ、タコ? 元気? 足治った?」

私「いや、まだ。なかなか厳しいね・・・」


会長「はぁっ? バカやないん。早よ治せっちゃ。 何しよるん?」

私「えっ?  何って・・・、 特に何もして無いけど、
  あえて言うなら、松葉杖ついてあんたと電話かな?」


会長「ノッコミ前線北上中!」

私「はい?」

会長「ノッコミ前線北上中っちゃ!」

私「はぁ・・・」


明日から3月に入るという今日この頃、
ぼちぼちあちこちでノッコミが始まっているというホットな情報が、私の元にも
入りつつある。


会長「色んなとこでノッコミが始まりつつあるってのに、あんたは何しとるん?
   のんきにギプスなんかしとる場合じゃなかろうが!」

私「い、いや、別にのんびりしてるつもりもないし、釣りにも行きたいんだけど、
  太ももから足首に至るまで、びっちりと固定された足が動かずに身動きが
  取れないから、どうしようもないんやけど・・・」

会長「バカじゃのー。ギプスなんてそんな不便なもん、早く取りゃえかろうがい!
   家の倉庫にノコギリがあるじゃろうが。それでギコギコやって早く取れっちゃ!」

私「いやいや、そんな無茶苦茶な・・・   
  一応医者からも、全治1ケ月の診断もらってるし、  まだ動けんっちゃ・・・」

会長「「俺は昔、風船バレーの途中に足首骨折で全治1ケ月の診断受けて
   長靴みたいなギプスしたけど、触ってたらポロポロと崩れるんで、
   そのままホジホジ続けてたらアルプスの少女ハイジの木の靴みたいに
   なったんで、試しに、

「ヨーロ ヨーロ ヨッヘッヒーナー ヨッヘッヒーナー ヨッホッホー」 (ハイジの主題歌) 

   って歌いながらスキップしたら、スポッと脱げてしまった上に全然痛くないから、
   そのまま医者にも行かずに、自力で治した。1週間で治ったよ。
   骨折なんてそんなモンっちゃ。」


い、いや、そんなモンじゃないと思う・・・


会長「医者はいつも大袈裟に言うんじゃけー、信じたらダメっちゃ。」

私「は、はぁ・・・」




普通、触ったら崩れたからといって、ギプスをほじくらないと思う。

更には、昔アニメで見たことのあるアルプス風の木靴に似ていたからといって、
骨折した足でスキップなんてしないと思う。

更に更に、、いくら痛くないからとはいえ、一ヶ月はつけておかなければならないはずの
ギプスを、外れたまま(脱げたまま?)にしておかない思う;。


時々会長のことを、とてつもない大物なんじゃないかって思うことがある。

バカと天才は紙一重と言うが、会長を見ているとつくづくそう思う。


ただ、会長の場合は残念なことに、紙一重の差でバカの方に行ってしまったので
あるが・・・


いやぁ、惜しい。本当に惜しい。



まぁ、とりあえず明日は病院なんで、釣り行っても良いか先生に聞いてみるわ。