2月11日 スノボ

とりあえず、たまには家族サービスしておかないと、大好きな釣りに行かせて
貰い辛い。

ってことで、広島県の最高峰である、恐羅漢スキー場へスノボしにやって来てみた。

このスキー場は、数年前に大規模林道と名の付いた広い道が開通するまでは、
「内黒峠」と呼ばれる、車一台がやっと通れる道幅の、ガードレールすらない
峠道を、深い雪掻き分けつつ、時折スリップして谷に落ちた車を横目で見ながら
進まなきゃ行けなかったために、それはもう一部のマニアックな、雪道走行に
慣れたスキーヤーしかたどり着けなかったのであるが、その大規模林道が
できてからは、2駆のFFスタッドレスでも行くことができるようになった。

そのため昔に比べ人が増え、幾分窮屈になったが、それでもここは他の
スキー場に無い何かがあるような気がする。
私はこのスキー場が大好きだ。

ちなみに自慢ではあるが、、釣りの腕前は下の中くらいだが、
スノボの腕は、中の下くらいだ。 エッヘン!


本来であれば中野会長と、彼女も来る予定であったのだが、急遽ドタキャン。
理由は、前日の門司での釣行が悪天候により中止になったために、
昨日使えなかった解凍済みのオキアミを、どうしても今日使わなければ
ならないからとの事であった。


ということで、今日会長は彼女と、下関市彦島は、荒田港のフェリー乗り場へ
釣りに行くようである。
なにやら、新しいネクサスのフィッシングキャップを買ったとかで、前に使ってた
帽子は彼女にプレゼントしたらしい。

で、本日11日は、彼女と二人、ネクサスの帽子かぶってレッツフィッシング
なんだってさ。

客観的かつ、ごく一般的な意見を言わせて貰うが、多分彼女は、寒風吹きすさぶ、
極寒の船着場で、震えながら釣りするよりも、きっとスノボに行きたかったのでは
ないかと思う。

それを、解凍したオキアミの処分に困るとの理由で、会長に無理矢理釣りに
つき合わされた、彼女の心中をお察しする。



そんなわけで、我が家を早朝4時に出発し、スキー場へ着いたのは7時半。

心配していたゲレンデコンディションも、雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、
サイレンナーイ、ホーリーナーイ。

朝一でサクッと積もって、その後晴れるといった最高のコンディションの中、
心行くまで新雪を堪能したのでありました。

ちなみに、帰り際、かっこいいヤラセ写真の撮影会をやろうと思い、嫁にカメラマンを
頼んだのであるが、あーでもない、こーでもないといった私の注文に切れて、

「あー、もう、わからん。やめた。」と言って、敢え無く中止。

これが会長なら、バッチリかっこいい写真を撮ってくれるところなのであるが、
これだから芸術の分かん奴は好かん。


あ、ちなみに彦島の荒田港へ釣りに行った会長はといえば、案の定冷たい寒風
吹きすさぶ中、大方の予想通りボーズを喰らったらしい。

だからスノボ行ってた方が良かったじゃん。


会長よ、人の気持ちを理解できる、立派な大人になって欲しい。




朝一新雪がふって、その後晴れると
いった、最高のコンディションになった。
恐羅漢スキー場が誇る上級コース、
「かやばたゲレンデ!」
すごい角度だ。

意中のあの子をここまで連れてきて、
「俺の後について来い!」と、颯爽と
滑り出せば、彼女のハートが

「ドキュン」 となること請け合いだ。

その前に、こんな所に連れてくるなと
怒られそうでもあるが。
いやぁ、すばらしい景色と
すばらしい傾斜!
昔はこのこぶ付きゲレンデに、
何度肋骨を持っていかれたか・・・
きょ、巨大な牛が出たぞ〜!
「あのスキー場で会おう!」的な、

かっこいい写真が欲しかったのだが、
コサックダンス風な、へんちくりんな
写真になってしまった。

嫁に、もう一度取り直すよう交渉したが、

「あー、もう、わからん」

って言って投げられた。

これだから芸術の分からない奴は困る。