10月22日 買っちゃった
いやぁ、思わず勢いで買ってしまった。
定価が5万円を超える、チヌ竿 「銀狼 競技 5.0」
2割引きで¥40、820円だった。
先日、実家に帰った嫁を迎えに行ったはいいが、嫁の実家には鍵がかかっており
誰も居なかったときの話。
仕方無しにパチ屋に赴き、チンタラ時間潰すかと北斗打ったら、
1000円で、サクッとラオウが天に帰って行かれ、思わぬ臨時収入が舞い込んだ。
私は今、定価19800円、実売価格1980円の自称 「金狼」 という、名ロッドを
使っているのであるが、手書きのロゴである 「きんろう」 の文字を見て、
訝しげな顔をする人が後を絶たない。
さすがの私も、ちょっと恥ずかしくなってきた次第である。
おまけに金狼は、全体的に竿が太い。
先日長府一文字で見た、上手そうな人の竿はみんな細い。
超初心者から初心者へのステップアップを図ろうとしている今、
買っちまうか。ってな感じで、ノリだけで買ってしまった。
とりあえず私のメインフィールドは、上に電線とかある波止だから、
短い竿の方が使いやすい。
銀狼シリーズで一番短いのは、競技シリーズの5.0であるが、他のグレードに
比べるとちと高い。
どうしようかと釣具屋の竿の前で腕を組み、3分程考えるが、結局勢いに任せて
買ってしまった。
家に帰って、さっそく竿を見るが、やっぱりカッコいい!
思わず惚れ惚れしてしまう。
細すぎてすぐに折れたりしないかが、少しだけ心配だ。
とりあえず一年は使わずに、家で眺めるだけにしよ〜っと♪
んで、竿を見ながら「う〜ん、う〜ん」と、うなっている私を見て嫁が話しかけてくる。
嫁「何か変なものでも食った?」
私「いえいえ、新しい竿買ったから、ついカッコよくて見てただけです。」
嫁「ふ〜ん、って、あれっ?
その竿、銀狼って書いてあるやん。」
あんたが前からカタログ見ては、「欲しいのぉ〜、高くて買えんのぉ〜」って
ため息ついていた、あの高い竿と違うん?」
あっ、やべー、この竿の価値をなんとなく気づいてやがる。
本当の価格なんか言ってしまったら、間違いなく紛争勃発じゃ・・・
とっさに、
私「あ〜、あの時見てた銀狼は高い方の銀狼。
俺が買ったのは、俺みたいな貧乏サラリーマンのために作られた、
グレードの低いやつ。
竿が細いやろう?
これは、材質をケチって、少ない材料で作られたから安いのよ。
定価は5980円なんだけど、今日は安売りセールで1980円だった。
安かったから思わず買っちゃったよ。」
とか言いながら一瞬の隙をついて、ロッドケースに貼ってある¥40、820の値札を、
剥がし、代わりに「きんろう」の1、980円の値札に貼りかえ、証拠として
提出する。
嫁「ふ〜ん、そんなのがあるんじゃ。
何万円もする竿かと思って、一瞬びっくりしたわ。」
はい。私も一瞬びっくりしました。
ばれたかと思って。
物の価値感なんて、人それぞれです。
世の中には知らない方がいいことがたくさん存在するんです。
いやはやいやはや。
とりあえずメンバーに報告すると・・・
永田名人「まじで? 早く折れたらええのにのぉ〜」
中野会長「今度いつ行く? その時に折ってやるから」 とか言う。
全く持って失礼な二人だ。
金狼
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