8月12日 クラス会にて!
今日はクラス会に行ってきた。
年に1回くらいのペースで行われている高校時代のクラス会。
どさくさに紛れ、自分とは関係ない、中野会長、永田名人のクラス会に毎年参加
させてもらっている私。
だって、飲み会、楽しいやん? 女の子もいるし♪ いや、もう子ではないか。
男3人女6人。年々参加者も減ってきて、寂しくなりつつある。
未婚者も、男が1人(1度は結婚してみたものの、うまくいかなかったとも言う。)
女2人。
この歳になると、残り少なくなってきたなぁ。
私は、少し遅れ気味に会場に到着。「お疲れ〜♪」とかなんとか言いながら会場に
到着してみると、なんだか違和感。よくよくみると、会長の格好が違う。
勝負服のノースリーブにシャツをはおり、なんか輪っかのついたネックレスを
つけている。
「あわよくば・・・、 同級生相手に・・・、 勝負するんですね? 会長」
と、心の中でつぶやくのだった。
2次会のカラオケでは、一番輝いていたあの頃の懐かしいメロディーをみんなで歌う。
XJAPANを歌いながらみんなで飛んだり、バンドやってた頃を思い出し、
当時キーボード担当だった会長が文化祭で、ブルーハーツの名曲、
「キスして欲しい」の歌の前に、
「みんな〜!キスして欲しいよぉ〜!」
と思わず叫んでしまい、、
それまで集まってたお客が一斉に帰っていったことなんかを思い出していた。
とても楽しいクラス会だった。
元々私は、お酒が入ると、ちょっと調子に乗ってしまうところがある。
午前3時、さぁみんな、タクシーで帰ろうとなったときに、
何を思ったか、「俺、走って帰るわ!」と、ウケ狙いのつもりで言ってしまった私。
男衆の、「タコ、こんな所から走って帰れるわけないやん。」
女の子の、「また〜、相変わらず冗談うまいね♪」 ってな言葉を待っていた。
しかしながら、予想に反して、男衆は「はい、じゃぁ、お疲れ!」の言葉。
女の子も「がんばってね〜♪」と、優しい声をかけてくれる。
こうなればもう・・・、走るしかない・・・ のか? 俺・・・
「じゃ、お疲れ!」と、軽やかに走り出す私。
みんなが呼び止めてくれることを心のどこかで待っていた。
誰か1人位は、呼び止めてくれるんじゃないかと期待した。
振り返りたい。けれど振り返れない。
10分走り、20分走っても、誰かが後からきっと、車で迎えに来てくれると
心のどこかで思ってた。
気が付いたら家の前にいた。時刻は午前5時。
「メロスって凄いな」と思いながら、
もう2度とウケ狙いの冗談は言うまいと、心の中で誓った。
東の空はうっすらと明るくなり始めていた・・・