サイクロン集塵器
           安価でも威力はバッチリ! 


家を新築してからはじめたDIY。
週末、車庫の片隅で丸のこを使い材料をカットし、ドリルドライバーで組み立てる作業は、ストレス発散に欠かせなくなりました。
しかし、以前から気になっていたのが、丸のこ作業時のおが屑とホコリ。
隣の白い車は、変な白になり、眼鏡にもホコリが付いてしまいます。
防塵マスクとゴーグルを着用すると、たちまち眼鏡は曇り視界不良に。
そこで、以前から愛読していたドゥーパに載っていたサイクロンを思い出し、装置を作ってみることにしました。

ネットでも色々調べてみましたが、ブリキで作った本格的なものや、ポリバケツを利用したものなど数々ありました。

とにかくものは試し。構造を考え、各パーツは、100円ショップで調達することにしました。
揃えたのは、30pくらいのポリバケツ(200円)、大きなメガホン、円柱形のゴミ箱、おもちゃのバット。これらを組み立てるためにビニールテープと隙間テープを購入。以上で735円でした。

原理は図の通り。

Aに掃除機などをつなぎ吸い上げると、Bから木屑などが吸い込まれます。
掃除機に直接吸い込まれてしまいそうですが、図1のとおりBは中心からずらして設置してあるため、Bから入ってきた空気は、図2@、Aの筒に沿って回りはじめます。
この時、重さがある木屑などには、遠心力と重力が働き、ぐるぐる回りながら下に落ちていき、狭くなっている下の方(図2A)ではより多くの遠心力が働きAに吸い込まれることなく落ちていくしくみとなっています。

作るポイントは、ゴミを吸う口は中心からずらして横に設置し、空気を吸う口は上部の中心に設置すること。それと何よりも隙間をなくすこと。
左は、隙間テープを使って隙間を処理しています。

最初に作ったものは、ゴミ箱の強度が不足し、吸うたびにだんだん形が細くなってしまい、サイクロン効果が発揮できませんでした。

やはりブリキでなければだめなのか・・・・。

しかし、せっかく投資した735円を無駄にしたくありません。強度が必要なゴミ箱の部分をちょっと頑丈な縁のあるサラダボウルのようなものに変えてみたら、何とか強度はOK。ポリバケツのフタはちょっとへこみますが、サイクロン効果はバッチリです。

結局バットの買い換えなど1000円ぐらい投資しましたが、それ以上の効果に大満足です。
完成したサイクロンは、ドゥーパでも紹介されました。

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