硯に関しての一考察

歙洲硯

安徽省南部の歙県で産出される。石紋によって眉子、金星、羅紋、龍尾、刷糸などが有名です。「文房四考」には「金星硯、羅紋硯、龍尾硯、蛾眉硯、角浪硯、松紋硯など七種の硯がある」とあります。歴史的には、唐の開元中〈713-741年〉に発見されたと言う文献があり、南唐三代の時、三代目の李後主が歙硯を推奨しました。
一般に、歙洲硯というのは硯石の質が緻密で美しい「龍尾山」より産出する「龍尾硯」の事を言います。
この歙洲硯は1354年〈元の至正14年〉、歙硯石を開抗採掘しました。その結果石が尽きて山が崩れ採掘が中止されました。【古歙洲硯】
1988年再び採掘が始められました。【新歙洲硯】
その他、 祁門県に細羅紋硯があります。





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