古端渓と呼ばれた名硯は、清末以降採掘されることもなく石も尽きたことからほぼ消滅しました。
新たに採掘が始まったのは、1962年〈昭和37年〉国策により採掘が再開されました。
1972年〈昭和47年〉には、水厳が掘られた付近でも採掘が始まり新端渓と呼ばれています。
新端渓では、1962年再開の抗を「麻子抗」、1972年再開の抗を「老抗」と呼んで市販されています。
しかし、硯石層の厚さは最大で40-60p程度で普通20-30p以下の場合もあります。従いA級品は100面に1つもなく年間を通じて30〜40面程度と言われています。
その他、新端渓は、抗などの名を付けて、
○抗仔厳 ○宋抗 ○梅花抗 ○緑端 ○古塔厳 ○宣徳厳 ○朝天厳 ○白線厳
などがあります。
基本的には、古端渓と新端渓とは似て非なる物といえます。
ただそうであっても良い物もあり、当然偽物もあってこの辺中華文化という物を感じます。 |
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