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白鳥の撮り方講座 基本編 |
飛んでいる白鳥の撮り方講座 基本編 応用編に進む ○美しく、撮りやすい鳥「白鳥」 飛んでいる鳥を撮るのは神業と言われます。 その中でも白鳥は意外と撮りやすい鳥の1種です。 それは、体が大きいのが幸いし、挙動から飛び立つまでに時間がかかること、被写体が大きいので目標が定めやすいこと等が理由としてあげられます。 カメラマンには、その美しい形と、撮りやすさで人気を博しています。 H19.1.14撮影 羽田沼 ○白鳥を撮るコツ 私も初心者なので講座と言えるほどことはありませんが、飛んでいる白鳥を撮るにはコツがあります。 1 予兆がある ・白鳥は池や沼の真ん中からは飛び立ちません。十分な滑走空間が必要です。また岸から離れたところから飛びます。 人の近くではなかなか飛び立ちません。 ・白鳥は飛び立つ前に仲間に合図を送ります。首を前に出して前後に振ります。仲間が遠くにいるときは「キューキュー(コォーコォー)」と鳴いてから飛び立ちます。 ・今日は珍しく1羽で飛びましたが、普通2羽以上で飛びます。 2.機材を選ぶ ・手ぶれ補正付きのデジタル一眼レフカメラ 機動性の観点から手持ち撮影がお勧めです。ただし、高倍率ズームは手ぶれの可能性が高くなります。 これを解決するには手ぶれ補正付きのカメラを使いましょう。文明の利器を利用しない手はありません。 ・200ミリ(フィルムカメラ300ミリ相当)以上のレンズ 上に書いたように、白鳥は近距離では飛びません。できれば300ミリ(フィルムカメラ450ミリ相当)以上が欲しいところです。広く撮ってトリミングする方法もありますが、最低200ミリは必要です。 ・三脚は使わない 写真の撮り方は人それぞれ。人のやり方を否定はしません。 よく三脚を使う人がいますが、私はお勧めしません。1シーズン1枚決定的な写真をとるなら別ですが、多くの場合シャッターチャンスを逃します。テレビカメラのように角度を自在に変えられる三脚もありますが、機材が高価なのと、白鳥を追うのが技術的に相当難しいと思われます。 もし、三脚を使う場合、ズームの倍率やピントを予測して、気長にチャンスを待つ必要があります。少しでも予測とはずれたコースを通るとフレーミングやピント合わせが難しいと思います。また、レバーを持ちながらズーミングとピントをすべてコントロールするのは神業に近いです。唯一可能なのは、白鳥が飛んでくるのを正面から撮る方法です。飛びそうになったら目標を定め、飛び立ったらピントを合わせて撮ります。方向を変える必要はあまりないし、正面なので、着地するまでに時間があり、いろいろな調節が間に合います。 3.カメラの設定 ・カメラの撮影モードを動体モード(スポーツモード)に設定する 最大の基本です。このモードだと飛んでいる白鳥を追いながらカメラが常にピントを合わせてくれます。 エントリークラス(入門用)のデジタル一眼レフでは、スポーツモードにダイヤルを合わせると、ピントの他、シャッタースピードや絞りも自動で最適に調節してくれます。 中級クラス以上のデジタル一眼レフでは、スポーツモードがないカメラもあり、この場合は、AFはコンティニュアスAF又はAIサーボを選択しましょう。 また、露出のモードダイヤルはシャッタースピード優先か、プログラム(P)モードを使いましょう。 詳しくは応用編・実践編をご覧ください。 ・連射モードを使う たいていのカメラには1秒間に3から5コマ程度の連射ができます。下の写真も2枚目から連射で撮影しています。 カメラを白鳥に合わせて動かしながら、撮影しますが、この間ピントが合いながら連射が可能になります。 ・レンズはテレ側(望遠側)に合わせておく 忘れがちです。ズーミングしている間にシャッターチャンスを逃すこともあります。 4.撮り方 飛びそうな予兆があったら準備を開始します。白鳥の後ろや正面はなかなかよい写真が撮れません。 横方向からとるのがシャッターチャンスも多く、構図のよい写真が撮れます。 まず、始点と終点の中間地帯で気長に待ちます。羽田沼で言うなら、観察小屋の前か、東屋との中間にあるベンチ付近です。疲れたらベンチに座って飛ぶまで待つのも一考です。 5.撮影例 本日撮った写真です。飛び立つかなと思ったら数分で、予想通り飛びました。 飛び始めたら慌てる必要はありません。カメラの設定を済ませてあれば、脚をバタバタさせている間にカメラを構えても十分です。 2枚目以降はファインダーからはみ出さないよう、構図を決めてから、シャッターボタンを押しながら白鳥を追いかけます。 旋回した場合などはフレーミングが難しいですが、両目を明けて被写体を確認し、慌てずにズームリングを回し構図を決め、ピントを合わせましょう。1日1枚お気に入りが撮れれば満足、と言う気持ちでいきましょう。 下の写真は白鳥をほぼ中央で写してますが、慣れてきたら飛ぶ方向の空間を空けると広がりのある写真が撮れます。 水面に脚を何度か漬けながら飛びます。 少しずつ遠ざかっていくのがわかります。 応用編に進む 前に戻る |
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