第I部
「ゴンドラの唄百年」 平成27年7月11日土14:00開演(13:30開場) 牛込簞笥区民センター 4 階 コンドル | |
講演「ゴンドラの唄 百年のこだま」
藝術座の数ある劇中歌の中で、百年後の現代まで歌い継がれているこの名曲が、どのようなシーンで受け継がれてきたのか。映画からコミック、コマーシャルまで幅広く検証して考察します。 |
相沢 直樹(大学教授) 1960年、東京生まれ。山形大学人文学部教授。 ツルゲーネフ研究の過程で、芸術座の劇中歌に関心を持つようになり、2012年に『甦る『ゴンドラの唄』 ─「いのち短し、恋せよ、少女」の誕生と変容』(新曜社)を上梓。 |
音楽会「芸術座劇中歌と懐かしい唄」
芸術座の舞台で歌われた「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」「さすらいの唄」をはじめ、中山晋平作曲の童 謡や竹久夢二作詞作曲の「宵待草」などを熱唱。観客の皆様とご一緒に歌う曲も用意しました。 |
吉成 文乃
(メゾソプラノ)
獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。在学時に交換留学生として渡欧し、ウィーン大学にて音楽学を学ぶ。東京藝術大学音楽学部声楽科アルト専攻を今春卒業。第40回国際ウィーン音楽夏期講習会に参加し、ディプロム取得。足利オペラ・リリカ第4期生。 田ノ岡 三郎(アコーディオン) 東京を拠点に全国津々浦々(時に海外)で活動を続ける「旅するアコーディオニスト」。様々なジャンルのRecording及びライブ、イベントなどで活躍し、舞台やTVへの出演も多数。歌うように奏であげる音色には定評がある。これまでに4 作のソロアルバムを発表し、完全一発録音による瑞々しい質感の最新作「夏への扉」も好評を博す。 |
第II部
「映画と須磨子像」 平成27年9月12日土14:00開演(13:30開場) 牛込簞笥区民ホール |
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映画「女優須磨子の恋」上映
昭和22 年に公開の松竹映画。監督溝口健二と主演田中絹代の名コンビ作品。新劇運動の先駆者・島村抱月と看板女優松井須磨子の活躍と悲劇的顛末を描き、当時の話題を集めた作品。ちなみに同年、東宝も松井須磨子の生涯を題材にした作品「女優」(衣笠貞之監督、山田五十鈴主演)を公開。戦後間もない時代、映画界の二人の巨匠から二つの須磨子像が蘇りました。 |
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講演「女優としての松井須磨子」
演劇評論の中でも、歌舞伎について数々の名著のある渡辺保氏が、新劇の女優、松井須磨子像について語ります。明治末から大正にかけて歌舞伎のつよい呪縛にとらわれていた演劇界から、真に「女優」として出現した松井須磨子の果たした役割とその意味についてさぐります。 |
渡辺 保(演劇評論家) 1936年、東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。東宝演劇企画室を経て、現在、演劇評論家、放送大学客員教授。『女形の運命』で芸術選奨文部大臣新人賞、『忠臣蔵』で平林たい子賞、また同書と『俳優の運命』で河竹賞。『娘道成寺』で読売文学賞、『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞、『黙阿弥の明治維新』で読売文学賞、『明治演劇史』で再び河竹賞を受賞。他に『江戸演劇史(上・下)』など著書多数。紫綬褒賞、旭日小綬章を受章。 |
会場: 牛込簞笥区民センター/牛込簞笥区民ホール 新宿区箪笥町15番地 ○都営地下鉄大江戸線 「牛込神楽坂」 A1出口より徒歩0分 ○東京メトロ東西線「神楽坂」 2番出口より徒歩10分 |
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チケット 5月20日より発売開始 第Ⅰ部 2,000円 第Ⅱ部 1,000円 チケット取り扱い サザンカンパニー 03-5227-2772(平日13:00 ~ 18:00) 山下漆器店 03-3269-2385(11:00 ~ 18:00)神楽坂上交差点 | |
お問い合わせ サザンカンパニー 03-5227-2772(長岡/平日 13:00~18:00) | |
主催:藝術座創立百年記念委員会 共催:新宿区 協力:江戸東京ガイドの会/ライオン株式会社/東映アニメーション/早稲田大学演劇博物館 |