烏帽子山 | (909b) |
2010年1月9日(土)
2010年 初めての山で道迷い・・・烏帽子山 2010年初めての山登りだと、3連休の初日に地元那智勝浦町にある『烏帽子山』に出かけました。この山は以前、新宮市高田にある登山口からはすでに登っていて、今回は那智勝浦町側にある登山口から登ろうと思っていました。この登山口からは『陰陽の滝』をはじめたくさんの滝があることでも有名です。 今回の山行は、道迷いというさんざんの結果で終わってしまい、新年早々、大変な山登りになってしまいました。 |
山の感相: | 赤テープ、道標のしっかりしている途中までは快調に登ったのですが、だんだんと踏み跡が無くなってきました。 『このあたりの山はあんまり人が歩いていないからこんなもんなのかな?』と目印の赤テープを頼りに登る私です。 すると出会うことのないはずの尾根道になり、急に赤テープが無くなりました。『がぁ〜ん!これって道迷い!』気づいたときにはすでに遅く、少し登り返してから退却を決めました。それはこれ以上進むと来た道を帰る自信がなかったから・・・ この時点で頭の中はパニックです。来た道を戻ろうとするのですが、登ってきた道がわからない。とりあえず地図を取り出し(迷ってから出してもだめなんだけど・・・)現在地であろう場所を推理して下りました。登るときはあったはずの赤テープもなくなりました。時間は12時30分。山だから4時くらいには薄暗くなるとして、まだ少し時間はあるなぁ・・・などとビビリながら考える私。人の頭というのは変なものでして、迷ったと思ったとたんに落ち着けなくなります。私はとりあえず煙草を吸いました。地元の山用にと買ったGPSも持ってきていません。完全に用意不足・・・・それからしばらく道でない道を下り、滑りやすい急斜面を泣く泣くおりました。登山道を示す赤テープを見つけたときはほんと安心しました。 |
登山道のそばにある駐車場 |
8時30分頃に登山道近くの駐車場を出発。この駐車場は年末に下見に来ていたので、途中の大門坂付近の駐車場に車を止めることもなくすぐに登山口に着く。 川を渡り、お寺さんの横を通るとすぐに簡単な案内図の立っている登山口につきます。 |
たっている看板は簡単な案内図。 |
『陰陽の滝』と登山道の分岐 |
有名な『陰陽の滝』は、登山道から少しそれたところにあります。この日、滝からはホラ貝の音が聞こえ、そのあと、修験者の方にお会いしました。このあたりの道は整備され、ちょっとしたハイキング道のようになっています。 | このあたりの道の様子 |
尾根コースと沢コースと分ける分岐 |
『分県別登山ガイド 山と渓谷社』にもあるように沢コースと尾根コースを分ける分岐を左にたどり、何回か沢を渡りながら、頂上を目指す。最後の沢を渡った直後、山の腹をなめるように急登してしまったのが、道迷いの原因。あとで調べると『松尾の滝』が現れるくらいまでは沢から離れず登るようだ。 | 何回か沢を渡る |
赤テープをさがしながら歩いたのだが・・ |
さっきすれ違った修験者の方のホラ貝が違う方向から聞こえる。踏み跡らしきものもないなか、赤テープだけを頼りに登り切ってしまう。道は落ち葉がつもっていて滑りやすく、下るのはきついだろうなぁという気持ちがよけいに気持ちを焦らせる。このあと、尾根にたどり着き、歩く方向が変わったところで引き返すことにした。 | 那智高原から眺める烏帽子山 |
新年早々、道迷いで誰かに迷惑かけたらと思うだけで怖くなります。帰り道は何となく、こけむして日が差さない道の雰囲気に飲まれ気持ちが悪かった。ほんと怖かったです・・・そのあと、車で那智高原まで出かけ登るはずだった烏帽子山を遠望し、新宮市高田にある『雲鳥温泉』でお湯につかったあと、反省会。道に迷ったショックであまりビールも進まない私でした。 |