２００９年１２月２５日（土）〜２７日（月）

好天のなか頂上を踏めました･･･天狗岳 　昨年の年末は稲子湯から秘湯『本沢温泉』までの山行を行いましが、今回は山小屋だけでなく頂を目指そうということで、八ヶ岳『天狗岳』を目指すことになりました。メンバーはｋｅｎ先輩、ｃａｙｏ姉さん、そして私のいつもの３人組。 　この週は山には入る直前の２５日が有志の忘年会。その日、痛飲した３人が２６日朝９時に集合して、諏訪市を目指しました。２６日も諏訪市で飲み会。飲み会続きで少しだるくなった体で２７日に黒百合ヒュッテ、天狗岳に登りました。

山の感相：

登山当日の２７日は快晴、気温も高く、風もありませんでした。このような恵まれた天候でしたので、危ないこともなく印象のよい山行となりました。ワカンは持たず、１０本爪のアイゼン、ストックという装備で私は出かけました。

	諏訪市から渋温泉までは車で約１時間。途中のコンビニで温かいお茶を購入してテルモスにいれて、ついでにチョコも購入して出発。車のタイヤははスタッドレスに交換してるので、ある程度の雪は大丈夫と安心して運転しましたが、雪は積もっていることもなく少し拍子抜けの私でした。渋御殿湯で２泊分の駐車料２０００円を払って車を停めました。
	登山口にある登山補導所で登山届けを出し、渋温泉〜黒百合ヒュッテの道を歩き始めます。この日は日曜日で快晴。踏み跡もしっかりついていました。 　一番遅い歩みの私が先頭を歩くことになりましたが、いつものようにバテることもなく数回休憩し黒百合ヒュッテへ。ほぼコースタイムで歩くことができました。私自身は『あと１時間程度かなぁ』と思っていたところへ、ぱっと黒百合ヒュッテが現れたので面食らいました(^^)
	黒百合ヒュッテが近づくと少し視界が開けました。到着した黒百合ヒュッテの気温計見ると気温は１０度を超え、日差しも差し込みいい雰囲気です。 　私たちはここで昼食をいただきました。私は山行のお供『カレーライス』を食しました(^^) 　食事後、時間もまだあるし、明日は天候も崩れるかもしれないということで『天狗岳』を目指すことになりました。
	黒百合ヒュッテではテント泊のグループも数グループいて、テントの設営、水をわかしたりと忙しそう。夏はもちろん、この時期のテント泊なんかしたことのない私は、寒いだろうなぁとびっくりです。 　小屋からはアイゼンを装着。歩き始めて約５分。中山峠にさしかかります。 コースタイムでいうと天狗岳まで約１時間３０分で東天狗岳となっていたので、少し時間を気にしながら歩く私でした。
	樹林帯を越え、いよいよ東天狗岳、西天狗岳が視界に現れました。稜線を歩いている人の姿も見えます。周りを見渡すと、北アルプスがずらぁ〜と見え、絶景です。でも心の中で、『天狗岳まで、まだと遠いなぁ・・・景色もいいし、ここで引き返してもいいんだけどなぁ・・・』と思う私。ちょっとバテてきました。
	ｋｅｎ先輩、ｃａｙｏ姉さんに先に歩いてもらい頂上まで遅れて歩きます。ごろごろした岩はトラバースして、アイゼンを聞かせて歩きました。風のある日だったらこんなに歩けないだろうなぁ、ラッキー！と思いながら歩く私。頂上での記念写真を撮ってもらい、右の写真は頂上から見る赤岳方面です。
	小屋に帰ってからは車座になって座り、ビールで乾杯。ストーブを何カ所か炊いてくれてますが、やっぱり寒い。薪ストーブのまわりに集まってお酒を飲みました。さすがに飲み会が連チャンであったので、私は控えめになりました。 　いつもこのメンバーで来ると、山小屋で個室をとることが多いのですが、今日は宿泊の方が少ないということで、相部屋にしました。右の写真はみんなで眠った部屋の感じです。
	朝起きると外は雪が降っていました。テント泊の皆さんは寒くないのかなぁ・・・黒百合ヒュッテの玄関にある気温計は−１０度以下を指しています。 　昨日、天狗岳に登れてよかった。昨日登ってなかったら登れてなかったなぁ。今日は下るだけだから、朝６時に朝食をいただき、下山を始めた私たちでした。下山中、何回もこける私。あぁ、恥ずかしい・・・
	昨日はつもっていなかったのに、私の愛車、X-TRAILには雪が積もってました。下山後楽しみにしていたお風呂は車を停めた渋温泉がまだお風呂に入れる時間でなく、原村にある立ち寄り温泉『もみの湯』になりました。黒百合ヒュッテから下山して渋温泉に入ろうと思う皆様、朝は１０時からです。参考まで・・・
	私たちのような交通の便の悪い『陸の孤島』にすんでいる者は、下山後の帰宅が大変です。中央道、東名阪、伊勢自動車道を乗り継ぎ、帰宅しました。いつものように諏訪ＳＡでお土産を買いました。山の終わりは、私の弟の経営する居酒屋でまたもビール。写真は鯨のお刺身です。
バテバテだった前回の赤岳山行以来、あまりにも増えた体重をダイエットし、今回は７キロ減で山行に望みました。まだまだバテずに登るというところまではいきませんが、それでもかなり楽になりました。この調子で元気に山に行けるよう体調管理、体重管理していきたいなと思います。山は元気に登りたいですから・・・時々していたスクワットも山行に有効な気がしました。 　なにわともあれ、すばらしい展望に恵まれた天狗岳。０９年の山行の良い締めくくりとなりました。