祖母山のバリエーションルート。ここは祖母山の最深部
祖母傾における沢登りの最後は薮分けになるのであまりおもしろくない。最後は岩に直接登る方が沢登りの締めくくりとしてよいだろうという発想。今回調査したが期待通りの成果となった。図のピンクの点線の➀。登りはそれ程難しくないが木にスリングかけてビレイした方が安心。詳しくは烏帽子谷、川上本谷の記事を見ていただくがすごい風景の連続で色々つないで見ると魅力的。
リッジ手前からの眺め。左がラクダ岩、右が烏帽子岩。
2002年10月12日に烏帽子谷を最短で行ってみた。予想にたがわずすごいいところ。核心部上部は幅30cm長さ20m両サイド50mに切れ落ちている。高度感でビリビリ来る。
とにかく狭くて体の向き変えるのもままならない。リュックからカメラを出そうにもかなわなかった。だが眺めは絶景。岩が屹立して祖母山の最深部の趣があり、みごとな岩風景。振り返るとこのリッジがいかに薄いか分かる。根子岳天狗峰並の風景。
リッジから左へ回り込むと展望のよい岩鼻からのながめ。この後狭い岩のギャップを通り抜けてラクダ岩へ。コースは川上本谷から標高1320m付近から右の谷にはいり入った後適当に右のラクダ尾根に取りつく。そしてラクダのテールリッジを過ぎた辺りから左にラクダ岩の基部を回り込むコースです。図の赤の点線②のルート。
今は見向きもされないけど1970年代なら間違いなく大学山岳部がこぞってバリエーションルートとして登っていたであろう、熱くなるルートに違いない。左の岩の塊は蟹岩
・二万五千図はここでは。