メガソーラー計画の問題点…再申請に伴い改定しました

計画地は適地なの?

山の木を伐採して尾根を切り取り、その土砂で谷の部分を埋めるという計画です。この計画地一帯 には土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が指定されています。また、藤白活断層帯の真っ只中であることが明らかとなっています。そこに10トンダンプ14万台分もの大量の谷埋め盛り土が加えられれば、さらに土砂災害の恐れが高まります。盛り土の高さは最大33m、およそ11階のビルに匹敵する高さになります。

土砂災害の恐れ

そして何よりも重要なことは、一旦工事が行なわれれば、山は二度と元には戻らないということです。今生きている私たちだけの問題ではありません。子・孫・ひ孫の時代まで、土砂災害の恐れが続くことになります。

絶滅の危機

開発予定地では、準絶滅危惧種のオオタカ、アオバズク、セトウチサンショウウオ、ハネビロトンボ、キンランの一種など貴重な生物が見つかっていて、住み家を追われ絶滅の危機に陥ります。

生活環境の悪化

住宅地の近隣に、2万544枚という大量の太陽光パネルが設置されることにより、平常時には、気温の上昇がみられる恐れがあり生活環境が悪化するリスクがあります。また、景観の悪化や反射光のリスクがあります。台風時などには、強風によるパネルの飛散の心配があります。近くの人家に被害を及ぼすかもしれません。長期にわたる土木工事や設置工事による交通量増加、騒音、排気ガスなど軽視できません。

洪水の恐れ

日方川下流域は現状でも、豪雨時に浸水の被害がでています。森林の貯水機能破壊により、計画地からの雨水・土砂の流出が大きくなると考えられます。計画地に2つの調整池が設けられますが、盛り土の崩壊(土石流)や土砂の流出により機能しない可能性があります。脆弱な日方川の負荷が増し、洪水の恐れがあります。
いずれ発電所は老朽化します。パネルは撤去されるのでしょうか。撤去されても山は元通りになりません。調整池も浚渫されず放置されれば貯水能力がなくなり、豪雨時に車瀬池や日方川の越水、決壊をもたらすかもしれません。

災害への脅威

近年は地球温暖化の影響もあり、地球規模で異常気象が頻発しています。今まで経験したことがない大雨や台風は、今後いくらでも起こりえます。また、東南海・南海地震など地震の影響も考えられます。想定外という理由で片付けられて、辛く悲しい思いをするのはいつも住民です。災害が発生すれば、私たちの家や財産だけではなく、生命すら失われることになります。

私たちがこのまま安心して平穏に暮らしていけるのか、それとも災害に脅えながら生活していかなければならないのかの 大きな分かれ目です。
すでに、土砂災害警戒区域付近ではつくらせないという太陽光発電禁止条例も見られる状況です。この地にメガソーラーを建設するのは非常識です。みんなの力で不認定(不許可)に。