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腰痛の種類:原因とメカニズム「あなたの腰痛のタイプはどれでしょう?」 |
腰痛{姿勢と情動(感情)} | ||
大脳皮質および大脳皮質から投射を受けて下行する網様体脊髄路(運動神経)の低下により姿勢に悪影響を及ぼす。また前庭脊髄路も姿勢に悪影響を及ぼす。 網様体脊髄路は近位筋(体幹に近い筋肉)の随意運動や体の姿勢の制御に関与する。 網様体は骨格筋の筋緊張の制御にも関与している。 前庭脊髄路は同側の脊髄を下行し、抗重力筋の運動ニューロンを刺激し、姿勢の保持に関与する。主として伸筋および体幹筋を支配し姿勢 平衡機能の制御にかかわる。 大脳皮質の領域で情動(感情)に一番関与しているのは前頭葉で、その前頭葉の大脳縁系は情動(感情)をつかさどる脳の中でも、もっとも重要な中枢です。大脳皮質および大脳辺縁系で、怒りや不安など、情動(感情)が無意識的に記憶されることにより、機能低下を引き起こし、大脳皮質から投射を受けてる網様体脊髄路(運動神経)も低下を引き起こし、姿勢の悪影響を及ぼします。つまり情動(感情)と姿勢は密接な関係にあります。 |
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大腰筋弱化側の足尖部の内旋と足の外反を示す。大腰筋緊張側への骨盤の上昇と腰椎の変位。 |
大殿筋弱化側の骨盤上昇と下肢の内施。膝関節外側の安定性減少。 | 右中殿筋弱化。同側の骨盤、肩、頭はすべて上昇する。 |
仙棘筋弱化側への脊柱のC型弯曲と弱化側の肩と頭の上昇と骨盤下降。腹臥位では弱化している仙棘筋は、弛緩する。 |
左大腿筋膜張筋弱化側の内反膝と骨盤の上昇。大殿筋もまた膝関節の安定を補助する。 | 右腹横筋弱化による腹壁外側の膨張と側弯。そして、外側腹壁の膨張は腹筋運動時に顕著になる。 |
腹筋弱化による胸郭と恥骨の離開を示す。腰椎前弯の増加と椎間関節近接。 | 両側の大腰筋弱化による腰椎前弯減少。 |
精神的ストレス・・・対人関係 過去の出来事など |
肉体的ストレス・・・外傷 同じ姿勢 長時間労働など |
環境的ストレス・・・環境汚染 高温 寒冷など |
栄養的ストレス・・・食品アレルギー 加工食品など |
生物的ストレス・・・病原菌 ウィルス 動物など |
抑圧された感情やストレスが、無意識的に脳に記憶され、記憶されたそれらののストレスが、経路(エネルギーの流れ)の滞りや神経系に対して過敏過剰に反応させ、神経系の機能低下を引き起こし、免疫系や自律神経系を介して、いろいろ障害を生じさせます。整形外科医の加茂先生は次のように語っています。(加茂整形外科のHP) 痛みは知覚神経の先端の侵害受容器が機械的刺激や発痛物質を感知することから始まります。これを侵害受容器疼痛といい、殆どの筋骨格系の痛みはこれにあたる。次に侵害受容器が感知した痛みの刺激は、知覚神経を通して脊髄へと伝えられる。脊髄に送られた信号は大脳へ伝えられ痛みを感じます。怒りや不安は交感神経を緊張させ血管収縮を起こします。それが習慣化すると自分でも気づかないような些細なことでも条件反射として交感神経の緊張、血管収縮を起こすようになる。また、副腎を刺激して血管収縮を起こします。血管の収縮は局所乏血を起こし、それは組織の酸素欠乏となり、発痛物質が生成されます。生成された発痛物質はまた、侵害受容器を刺激して痛みを脳へと送りまた、脊髄まで送られた痛みの信号は脊髄反射として筋の痙縮を起こします。脳はそれを受けて血管の収縮や筋の痙縮を起こし、局所乏血からさらに発痛物質が生成されます。この痛みの悪循環が続いたらどうなるでしょうか。脳で痛みの情報が記憶され、わずかな事で反応し、痛みを感じるようになります。 |
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