芭蕉は黒羽の素朴で厚い人情と情緒あふれる景観に心惹かれ、「奥の細道」の全道程の中で最も長い14日間滞在した。その間、同行の曽良と共に数多くの句を詠んだ。これらの句は、町の寺社などに句碑として残され、訪れる人の心を和ませてくれる。