コルクの接着方法はブランクに1個ずつ接着し、整形する方法もありますが、ブランクを旋盤に固定する等の煩わしさから、グリップ単体をまず仕上げてからブランクに接着する工法を採用しています。
コルクのグレードは、Aグレードであまりこだわっていませんが穴埋め等の修正には十分気を遣っています。 太さの調整、グリップの形状等については下のグラインダーで加工しています。
上の状態から、左の画像のようなバーチカルグラインダーで整形してできあがりです。
「バーチカルグラインダー」と言えば格好がいいですが、洗濯機の脱水モーターを活用した手作り品です。しかしながら、これが実に使い勝手がいいのです。下の画像のように砥石をつければガイドの整形にも使えるし、バフをつけてバフ掛け、はたまた、ケーンの節落としとマルチで使えます。
元々は廃物利用なので、お金も節約できます。
洗濯機のモーターがいいのは適度な回転速度にあります。市販のグラインダーでは、回転速度がありすぎて、ガイドの整形には焼きが入るので使用できないのです。これを使えばロッド1本分のガイド整形が10分で完了します。
今後逐次、手作り工具についても紹介していきたいと思います。