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本編(ハネムーン)

 

さあ、インドア派の城9つ目の始まりです。今度は2時間ドラマ『ハネムーン』。更新予定についての所では「ある2時間ドラマを書いていきます」と

なっていましたが、このハネムーンを予想できた人は、たぶん1人もいないでしょう。ハネムーンですが、ただ単に新婚生活や新婚旅行だけがある

話ではありません。サスペンスなので当然、大変な場面が数多く出てきます。一体どんな展開になっていくのでしょうか・・・? 
あ、ではく始

めて行きましょう。
いきなり全部を作るなんて逆立ちしたって無理なので、第1章〜第8章(最終章)に分けていきたいと

す。ではまず、絶対見る必要のあるストーリーの第1章からどうぞ!



もう第1章の話は知っている。早く他の章を見たい人は、

こちら(
第2章第3章第4章第5章第6章第7章最終章)へどうぞ。

 

◎主な登場人物

 桑木阿佐子:この物語の主人公。結婚科学研究所に通う女性。そこで結婚相手を見つけ、新婚生活を送るのだが・・・

 斉田正司:同じく結婚科学研究所に通う男性。阿佐子と結ばれ、新婚生活を送るのだが・・・

 松永和子:阿佐子の高校時代の知り合い。阿佐子のことを色々気にかける。

 松永幸雄:和子の夫。あっさりした性格で、よく喋る和子と違って口数も少ない。

 倉橋総務部長:阿佐子がまだ付き合っている男性。阿佐子の方は別れたがっているが・・・

 吉岡:保険会社の社員。正司が以前この会社の保険に加入していた、その時の担当員。

 幸田:結婚科学研究所の女性事務員。自分は結婚してて幸せなのか、いつも笑顔。

 田城一成:結婚科学研究所の所長。阿佐子に正司のことを紹介する。2人の親代わり的存在。

 黄金コンビ:ハネムーンなら名前からしても月に旅行するのが一番だなといつも思うナレーション

  (注:上と同じ色で登場人物の台詞も分けています。)

 

◎ストーリー(第1章)

まずは、昼間の人通りの多い通行風景からスタートしました。その中には外国人の姿もチラホラ見受けられますが、間違いなくここは日本です。さ

あ、今1人の女性が人ごみの中を抜けて、あるビルの中へと入っていきました。彼女の名前は桑木阿佐子。この物語の主人公です。ビルの中へと

入った阿佐子は、エレベーターで他のフロアに行ったかどうかは分かりませんが、そのビル内のある一室へと入っていきました。入口の所には、

『結婚科学研究所』と『心療内科』の2つのプレートが見えました。果たして阿佐子はどちらの目的で来たのでしょうか・・・? 個室に入り、テレビモニ

タを見る阿佐子。するとモニタには心臓の形をしたマークが・・・。そしてそのマークの中に、『ビデオお見合い』と出ました。さらにマークもすぐに消

え、今度はある男が出てきて自己紹介を始めました。「初めまして。中野一雄です。法律事務所に勤めております。将来の奥さんには、おおらかで、

明るくて、いつも笑顔の絶えない女性を希望します。それと、結婚後は田舎の両親を呼んで、あったかい家庭を作りたいと思ってます・・・」と、慎まし

げに言う男。この内容を見てみても、阿佐子は『結婚科学研究所』の方が目的でやってきた事が分かります。初め心臓の形のマークが出た時に

は、『心療内科』の方かと思いましたが、そうではありませんでした。つまり結婚相手を探しに来ている阿佐子。今のこの男はあまり気に入ら

なかったのか、いったん画面を消しました。そこへ、コンコンとドアをノックしてこの『結婚科学研究所』の女性事務員、幸田が入ってきました。「どう

でした?」 
「ええ・・・。いい方のように思いますけど、私にはちょっと・・・」と、やはり気に入らなかった様子の阿佐子。「そう・・・。じゃあちょっと待っ

てて。」
 いったん部屋の外に出てまた入ってきた幸田。客である阿佐子に対してこうしてタメ口をきけるって事は、阿佐子とはそれだけ親しい間柄

なのかもしれません。その幸田ですが、今度は別のビデオテープを手にしています。「これをね、所長さんが桑木さんにお見せしなさいって・・・」   

「所長さんが?」
 「ええ。」  ビデオテープをデッキの中に入れた幸田。「じゃあ、どうぞ。」と言って去っていきました。さあ、再生ボタンを押した阿佐

子。さっきの中野一雄とは別の男が画面に現れ、そして自己紹介開始です。「わたくし、斉田正司と申します。今は、横浜は元町の近くで、アン

ティークショップを経営しております。趣味はマリンスポーツと、食べ歩きです。私は海が大好きなものですから、ほとんどやりました。」 ここで少し

だけですが笑みを浮かべる阿佐子。
見ていていい印象を持ったかもしれません。ただ、今は阿佐子がこの自己紹介を聞いておりますが、も

し私の母親が聞いていたら、この斉田正司を結婚相手には絶対選ばないでしょう。なんせ食べ歩きが大嫌いな人ですから・・・。あと、この斉田正司

は今回の物語の中心人物の1人であり、彼のセリフは本来緑色なんですが、ここではビデオの中での声ということなので、黒色のままで表記してお

りますので・・・。さて話を戻し、この斉田正司の自己紹介の続きを聞いてみましょう。「次に性格ですが、大ざっぱで、物事にあまりこだわらない。こ

れが、長所といえば長所です。そして短所は、気が短くて、慌て者といったところです。よろしく。」 おお、今度は先ほどとは違って最後まで自己紹

介を聞いた阿佐子。しかしそれにしても、1人目の中野一雄も2人目のこの斉田正司もそうなんですが、どちらかと言えばこうゆっくりめに喋ってい

るなという印象を受けます。こういうのは聞く側としては、非常に聞きやすくていいです。さあ、次はこの斉田正司の履歴を画面に出してみた阿佐

子。じっと見ております。これと言って別段変わった所はありませんが、ただ1つだけ、気になる内容を発見しました。

 結婚歴:有(3年前に死別)

となっていました。



阿佐子が個室から出てきました。「・・・あ、終わりました?」 「ええ、拝見させていただきました。」 「じゃあ、所長室へどうぞ。」 その所長室へ「失

礼します。」
と言って入った阿佐子。室内では、この結婚科学研究所の所長である田城一成がいました。所長室なので所長がいるのは当たり前で

す。 「さあどうぞ。」 ソファに腰かけている田城所長が笑顔で言いました。ソファではなく、2人で向かい合わせになって座れるテーブルの一方のほう

の椅子に座った阿佐子。

 「今ビデオ見合いをされた斉田正司さんは、実を言いますと私の友人の息子さんでしてね・・・。

  人物は保証しますよ。」

「はい。」 「それに先方も、あなたのデータを見て非常に乗り気でしてね・・・。どうです? 正式に見合いしてみませんか?」 「ええ・・・」と、あまり元

気のない返事をする阿佐子。「ああ、桑木さん。あなたもしかしたら、斉田さんが再婚という点にこだわってらっしゃるんじゃ・・・」 「いえ、そんなこと

は・・・」
 「そうですか? いや奥さんは、3年前にお亡くなりになりましてね・・・。お気の毒なことをしました。」 テーブルの、もう一方のほうの椅子に

座った田城所長。つまりこれで、阿佐子と田城所長は向かい合わせになりました。「この事にあなたのこだわりが無ければ、データから見ても2人の

相性はピッタリだし、私は申しぶんのないご縁だと思いますよ。それに、斉田くんもあなたと同じように身寄りがありませんし親からの遺産もある

し・・・。生活には何の不自由もありません。」
 いやぁ〜しかし、凄いというか珍しい身の上ですね。身寄りなしプラス遺産ありだなんて・・・。しかもそ

んな2人がこれから結ばれるかもしれないなんて・・・。しかし、阿佐子はそうすんなりとはOKしません。

 「せっかくご心配いただいて申し訳ないんですけど、少し考えさせて下さい。」

「そりゃあ、一生の事ですからね・・・」と、田城所長も決して強制はしませんでした。「わがまま言ってすみません。」 今日のところは阿佐子はこれで

帰ることにしました。では、阿佐子が結婚科学研究所を出て再び表を歩いているところで今回のサブタイトル紹介、

 〜ハネムーン〜

さあ、しばらく歩いていた阿佐子はいつのまにか港に来ていました。船もいっぱい海の上にあります。船だけではありません。通りには人も多くいま

して、その中でも家族連れやカップルに目が行ってしまう阿佐子。やはり結婚したいという願望をそれだけ持っているのかもしれません。さっきから

髪をなびかせる仕草が多く目立つ阿佐子。きっと彼女の癖でしょう。また、なびかせられるだけのロングヘアーでもあり、それが実に似合っておりま

す。港を離れ、ケーキ屋に寄った阿佐子は「チーズケーキ3つ下さい。」と注文して買い、ある一家のところに向かいました。

 

阿佐子が向かった先は、知り合いである松永和子の家でした。家に着き、中へと入っていく阿佐子。阿佐子と違って和子はすでに結婚しており、幼

い息子もいます。今は亭主はまだ仕事から帰っていないようで、和子と息子が在宅。そこへ阿佐子がお邪魔した形となりました。たぶん阿佐子と和

子は同じ歳くらいなんでしょうが、2人を見比べてみると、やはり結婚しているしていないの差があるのか、それに和子はエプロンをしているせいも

あってか、10歳くらい年の差が離れているように見えます。「これお姉ちゃんからのおみやげ。向こう行って食べてね。」 阿佐子が持ち帰ったケー

キの1個を皿に載せた和子は、そう言って息子に与えました。「はい。」と言って向かおうとしているのにご丁寧に「オサムくん、ここ座って食べる? 

どうぞ。」
とダイニングテーブルに座るよう言う阿佐子。さあ、ここからは大人の女同士の会話です。「オサムくんちょっと見ない間に随分大きくなっ

たね。」
 「じっとしてないから困っちゃうのよ。ところで阿佐子。お見合い、するつもりなの?」 「うん、それがね、なかなか踏ん切りつかなくて・・・」

 「まだそんなこと言ってんの?

  そんな奥さんのいる人といつまでも付き合ってたって仕方ないでしょ。」

おお、ここで浮かび上がった1つの事実。結婚科学研究所にまで赴いて結婚相手を探している阿佐子ですが、実はまだ付き合っている人がいま

す。しかも、その男は奥さんまでいるというおまけ付き。そしてその男との事もなかなかケジメがつけられないみたいで、「そう言いますけどね・・・」

と、これまた曖昧な言葉が出ております。「ちょっとあなた、その人とお付き合いしてもうどのくらいになんの?」 「そうね・・・。母が病気で入院したの

が5年前だから、それから色々相談に乗ってもらって・・・」
 「違うわよ、男と女の関係になってから。」 「もうすぐ3年。」 「3年もよくまあ・・・。だいた

いあなた尽くすタイプだから・・・。阿佐子のような女は、男にとって都合がいいのよね。」
 「そうかしら?」 「そうよ。もしホントに好きで一緒になりた

いんなら、奥さんに別れてくれとか、何とか自分のものにしようとするもんよ。」 
喋りだけでなく、やる事もやる和子。阿佐子と和子の2人分のケーキ

とコーヒーを用意して持ってきました。 「似たような話はしたのよ。母さんが亡くなってから・・・」 「あ、そっか。それであなたアパート引っ越したん

だっけ? 前住んでた家、人に貸して・・・」
  「違うわよ。たった1人であんな広い家にいるのがたまらなかっただけ。」  「ウソばっかり・・・。赤くなっ

てるわよ。・・・だいたいあなた、小さい時にお父さん亡くして、父性愛っていうのに弱いのよ。だからああズルズル来ちゃったんじゃない? それで、

別れ話したの?」
 その答えはやはり、

 「ううん、まだ。」 

でした。「やんなっちゃう。結構毛だらけじゃないの男にとっては・・・」  「私がハッキリしないから・・・」 「はぁ〜、またかばう・・・。そんなずるい男と

は別れちゃいなさい。」
 「じゃ、別れ話でもしますか。」  「そうしなさい。そのために結婚相談所に入ったんでしょ?」 「人に言われるとね、すぐそ

の気になるタイプだから。」
 なんでこうまで阿佐子のことを和子が心配するのかは分かりませんが、でもこういうお節介な人って世の中によくいる

なぁとも思います。ここで、ケーキを食べている息子のほうを見た和子。うわ、子供だから仕方がないとはいえ、食べ方がなっておりません。「あらあ

らもう・・・。きったない。何この顔・・・」
と、ケーキで汚してしまった顔を拭いてやる和子。「ほら、もうごちそうさまして、向こうで遊んでらっしゃい。」 無

言ですが、言われた通りにする和子の息子。さあ、女同士の会話というのはホントに長いです。まだ続きます。 「あなたには親からの財

産があるでしょ。変なのに引っ掛からないようにちゃんと確かめないと・・・」
 「今日の人はアンティークショップの社長さんで、財産があるんですっ

て。」
と、斉田正司のことを言う阿佐子。財産があるのならわざわざ働かなくてもいいのになとも思うんですが、そこは人それぞれ。仕事が生き甲斐

というタイプなのかもしれません。それに、やはり結婚相談という形で自分をアピールするわけですから、きちんと定職に就いておく必要もあるでしょ

う。「へェ〜、それだったらお付き合いしてみたら?」 「そうね・・・」 「そうよ。アッという間に30よ。」 「そうだった?」  「そう。・・・で、その結婚相談

所って、何だか心理学者のほら、よくテレビなんかに出る・・・」
 「田城一成。」と答える阿佐子。おお、心理学者でもあるのか・・・。ということはあの

時にあったプレートのもう一方のほう、『心療内科』もきっとこの田城所長がやっているでしょう。それにしても、なんで田代じゃなく田城なのか・・・。

『田城』だと一発変換できませんので、毎回毎回私も面倒です。「そうそう。その人がやってて何から何まで行き届いてるんでしょ? たとえば、結婚

後ゴタゴタが起きたって・・・」
 「うん、そう。アフターケアもちゃんとね。でも結婚するまでにデータでよく確かめて、そのうえお見合いをして、お互い十

分納得のいくまでお付き合いして結婚っていうシステムだから、そうゴタゴタも起きないみたいよ。」
 「ならいいじゃない、間違いないわよ。」 

「でもね・・・」 「私なんかさ、あれだけプレイガール気取ってたのに、たった1回のお見合いであっさりおさまっちゃったのよ。」 「ホント、先輩は絶対

恋愛結婚だと思ってた。」
 「あなただって高校時代、クラブの中じゃ一番早くお嫁に行くんじゃないかって言われてたのに・・・。」 「うんホント、分か

んないもんね。」
 ここでやっと明らかになった2人の関係。阿佐子と和子は、高校時代のクラブの先輩後輩という関係でした。だったら阿佐子は和

子に対して敬語で話さないといけないはずなんですが、おそらく和子がタメ口で話してもいいと阿佐子に言ったのでしょう。いずれにしても、さっき私

はこの2人は同じ歳くらいだろうと言いましたが、この事実により歳の差はあったとしても2歳なはずなので、ほぼ私の言った通りだったことになりま

す。

 「でもね、結婚したら大変よ。亭主の世話や子供の世話で1日中追いまくられて・・・」

亭主と子供の世話、というようにまとめて言えばいいものをこうしてわざわざ分けて言うなんて・・・。自分は2人分も世話してんだからなと、まさにそ

の大変さがより伝わってきます。 「じゃあ、前みたいに羽があったら飛んでいく?」 「ああ、すっ飛んでっちゃう。誰が掃除や洗濯で毎日毎日引き

ずり回されてるもんですか・・・」
 「あ〜あ、あんなかわいいオサムくんいるのに・・・。いいの?」 「そんな世話場の話はよしなさい。」 「ほーら、そう

やって先輩もおさまる所におさまってんだから・・・」
 さて、噂をすれば何とやらとはよく言ったもの。ここで玄関のドアの音が・・・。和子の亭主が帰っ

てきました。 「・・・あ、パパ。オサム、パパよ!」と、声をあげて息子にもそれを教えました。「ただいま。」と、ごく普通に言って家に入ってきた和子の

亭主、松永幸雄。「パパ。」と出迎える息子。これも別に平凡な、ごく普通の子供らしい声です。「おかえりなさい、阿佐子来てるわよ。」 「ああそう。」

と、特に驚くこともなく淡々とした口調で言う幸雄。阿佐子のほうも「おかえりなさい、お邪魔してます。」と、全くかしこまる事なく挨拶しています。「い

らっしゃい。」
とまた軽く相槌を打つ幸雄。こうしたやりとりを見ていると、阿佐子はこの家によく来てるんだなというのが分かります。

「ねえあなた、阿佐子また迷ってんのよ。」  「え?」 「お見合い。会ってみなきゃ分かんないわよね、私たちもそうだったし・・・」 「まあね。」 

「ねえ、食事していったら? 私たちのこと、少し見習っていきなさい。」と、阿佐子に言う和子。阿佐子は笑顔を見せました。つまり一緒に食事をす

る事にしました。



さて、まずはとりあえずビールを・・・っと今一瞬和子の息子のグラスにビールを注いでいるように見えましたが、いやいや気のせいでした。阿佐子の

でした。まずはお客様である阿佐子、続いて自分の妻である和子という順番にビールを注いであげる幸雄。よく分かっております。「あなた。」と、今

度は反対に和子が幸雄のグラスに注ぎました。いや、本来ならこれが一番初めに行われなければいけないんですが、阿佐子がいるというだけで

2ランク落ちて3番目になってしまいました。それでも文句1つ言わず、「それじゃ。」と乾杯の指揮を取る幸雄。「いただきます。」と、みんなと同じよう

に阿佐子も食べ始めました。和子の息子がステーキでしょうか、箸で一生懸命切ろうとしてますが、上手くいきません。それを見て「切れない? ほ

ら。切ってあげる切ってあげる。」
と言ってくれる和子。その和子を制止するようにして、「あぁ〜やるやるやる。」と幸雄が切ってくれました。「もう自

分で食べれるでしょ。」
とやや怒りながらも「おいしい?」 と息子に言ってあげている和子。幸雄も「おいしいか? ご飯も食べなさいよご飯もね・・・」

と、しっかり父親をしています。この3人の姿を、笑顔で見つめている阿佐子。結婚するのもいいなぁと思っているに違いありません。

 

ここで第1章が終了です。松永親子の家庭生活を見て自分も結婚を・・・と次第に思い始めているであろう阿佐子。しかし、ここまでですでに気になる

点も1つ2つ出てきました。斉田正司の履歴にあった、前妻との死別。そして、阿佐子がまだ別れられないでいるという相手の男とは一体どんな人

物なのか!? 物語はまだまだ始まったばかりです。これから色んな事が起こっていくでしょう。

第2章は、こちらです


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