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第七回 「悪漢コウモリ道士出現!」

 

今回の更新日は6月4日となりました。6月4日といえば、虫歯予防デー。6と4だから語呂合わせで『虫』というのは容易に想像できますが、でもこ

れって考えてみれば、虫歯という悪い状態を語呂合わせとして使っているのであまり良くないのではないでしょうか・・・。やるのであれば、いい状態

のものから語呂合わせを見つけてその日を予防デーにした方がいいのでは・・・と、ふと思いました。さあ、今いい悪いのお話をしましたが、この来

来!キョンシーズの第七回からは、とんでもなく悪い奴が登場します。なので、ストーリーのほうもよりデンジャラスになってきます。ではその第七

回、どうぞご覧下さい。

 

もう前半の話は知っている。早く後半を見たい人はこちらへどうぞ。

 

◎今回の登場人物

 テンテン:法術の達人である金おじいさんの孫娘。可愛さ抜群の主人公。

 スイカ頭:テンテンと一緒に暮らしている子供。体はデカいが多少怖がり。

 トンボ:テンテンと一緒に暮らしている子供。カンフーが得意で身が軽い。

 チビクロ:テンテン、スイカ頭の友達。わがままな所はあるが、両親思いの健気な少年。

 金おじいさん:テンテンたちをいつも見守っている道士。法術はもちろん、武術も使える。頼りになる存在。

 浩雲:こちらも法術、武術にたける若き道士。ちょっと自信過剰なところがある。

 コウモリ道士:キョンシーを使って悪の限りを尽くす、最大最強の敵。

 
ベビーキョンシー:その名の通り、小さな子供のキョンシー。いつも騒ぎを起こしてみんなを困らせる。

 黄金コンビ:前ならえの時はふざけて何度もキョンシーポーズをした事があるナレーション

  (注:上と同じ色で登場人物の台詞も分けています。)

 

◎ストーリー

さあ、杜平キョンシー、そしてカゲカゲ山の500元キョンシーとの戦いにも決着をつけたテンテンたち。この第七回からはまたまた新たな話になりま

す。その最初ということで第一回、それから第四回の時の最初にもあったあの長三道士率いるキョンシー隊のシーンから始まります。満月なのに稲

光という奇妙な天候状態の事はもうそろそろ突っ込むのはよすとして、今回もやはり腕は地と水平、両足をそろえたキョンシー達がピョンピョン飛ん

でおります。さて、テレビのナレーションが聞こえてきました。

 キョンシー来る来る今日も来る、お札をおでこに貼りつけて・・・。

 死んでもお里に帰るため。


そのお里ってのはどこにあるのか、どんな所なのか。怖い物見たさで行ってみたいと思うのはほんの一時だけですが、このキョンシー隊の先頭にい

る長三道士はそうもいきません。いつもこうしてお里まで行かないといけません。その長三道士が元気よく言いました。

 「さあ道を開けろ! キョンシー様のお通りだ!

  人間どもは道を開けろ! 邪魔する者は道ずれにするぞ!」

ここでようやくいつものオープニングシーンとなります。画面に『来来!キョンシーズ』と表れました。そして、不気味な頭蓋骨、不気味な蛇、不気味に

寝ているキョンシー、その3つを素早く映し出した後、白い煙と一緒に1人の男が現れます。そして今回のサブタイトル紹介。

 〜第七回 悪漢コウモリ道士出現!〜

ということで、この男の正体はコウモリ道士。今回から登場となった、最大最強の敵です! 悪漢、つまり悪い漢。もうこのコウモリ道士くらい

悪い漢はいないというくらいの最大最強キャラです。そして、いつも通り色分けしている上の登場人物紹介を見てもらえれば分かると思いますが、

 第六回まで一度も出す事のなかった赤字がついに出ました! 

赤字はこのコウモリ道士のために取っておきました。さあ、これまでとは明らかに違った戦いになりそうな予感が漂ったところで、本編スタートです。



ここからはコウモリ道士の法術が始まります。風貌としては顔も青く、服も黒色なのでどちらかといえばキョンシーに近いのですが、一応法術が使え

ますので、道士のほうに分類されます。蛇を切り裂き、その血を皿に盛り、それを左手の小指で混ぜて舐めるコウモリ道士。うわ、気色悪いですし、

もう100パーセント悪い事しようとしているのは間違いありません。そして、寝ているキョンシーに貼られている黄色いお札を剥がし、口の中に蛇の

血を注ぎ込みました。すると、このキョンシーの閉じていた目が開きました! 今度は2本の旗を手にして放り投げるコウモリ道士。すると2本の旗

が、奇妙な人の形に変化しました。この時も白い煙が出ております。さあキョンシーを目覚めさせ、2人の人間まで誕生させてこのコウモリ道士、一

体何をする気でしょうか・・・? 今度は鈴を鳴らして「バンボロバンボロバンボロバンボロバンボロバンボロバンボロバンボロ・・・」と唱えるコウモリ

道士。バンボロというのは、このキョンシーの名前。なのでこれからはバンボロキョンシーと呼ぶ事にしますが、そのバンボロキョンシーが「バンボ

ロー!!」と声を出して起き上がりました。正面向きとなったバンボロキョンシーの顔が画面に出ましたが、いやもう何とも気持ちの悪い顔をしており

ます。これまで登場してきたキョンシー達も確かに気持ち悪かったですが、このバンボロキョンシーは一番気持ち悪いです。以前このインドア派の城

のエコエコアザラク THE SECOND第17話でも、あまりのグロいシーンに1週間肉を食べられなかったと言った事がありますが、私はこのバンボロ

キョンシーの顔を初めて見た時、しばらくの間ハンバーグが食べられませんでした。「行け!」とコウモリ道士が号令をかけると、バンボロ

キョンシーVS謎の人間2人との対決が始まりました。なかなか身軽な身のこなしを見せる2人でしたが、バンボロキョンシーの敵ではありませんでし

た。あっさりとやられ、消えてしまいました。今度は別の人間を登場させるコウモリ道士。今度出てきたのは、何と第四回の序盤で登場したあの

霊魂フィフィーでした。しかし、今回は霊魂の姿ではありません。胴体をタコ壺に隠して顔、手足をさらけ出したスタイルでした。それにしてもこのフィ

フィー、第四回からずっと謎だったんですが、コウモリ道士の手下だったんですね。これは意外でした。さあ今度はバンボロキョンシー対フィフィーの

タイマン対決。体当たりを見せるフィフィーですが、すぐにバンボロキョンシーに捕えられ、投げ飛ばされてしまいました。「痛ってえ・・・」と声をもらす

フィフィー。こうしてとてつもなく強いんですが、そのバンボロキョンシーをコウモリ道士はいとも簡単に取り押さえました。そして、またお札をおでこに

貼りました。

 「このタコ壺フィフィーとバンボロキョンシー、こいつらを使って悪の限りを尽くしてやる! 

  フハハハハハハハ・・・」

と、高笑いして言うコウモリ道士。これは大変な事になってきました!



さあ、場面は変わって儀荘。そんな大変な事態など知るよしもなくグッスリと寝ている金おじいさん。金おじいさんだけではありません。スイカ頭も寝

ております。ただ、スイカ頭はきちんとベッドでは寝ていません。そして、2人だけかと思えばトンボもヒョコッと姿を見せました。トンボは起きていま

す。まったく、こんな1人ずつ出さずにいっぺんに出せばいいのに・・・。熟睡中の金おじいさんの白髪頭から髪の毛を1本を抜き取るトンボ。そして、

素早くベッドの下に隠れました。「何じゃ?」と起き上がる金おじいさん。スイカ頭がいる事に気づきました。寝相が悪すぎるスイカ頭。いや、悪いとい

うよりもおかしいです。右手で顔中を掻きまくっています。いくら悪いといっても、これだけ激しく動く事はちょっと考えられません。「スイカ頭!」と怒

鳴って起こす金おじいさん。寝相が悪いから怒ったのではありません。「今日の仕事は済んだのか!」 「・・・あ、はい。」と言いながらノロノロした動

きで向かっていくスイカ頭。「フン、怠け者め。わしゃ寝るけど・・・」  金おじいさんはまた眠ってしまいました。そして本当に怠け者のスイカ頭。仕事に

向かうと見せかけて「こっちで寝よっと。」 と言ってまた別の場所で眠りました。さあ、トンボの方は金おじいさんの髪の毛を持ったまま急ぎ足でチビク

ロの所まで行きました。「ちゃんと取れた?」 「これだよこれ。」と髪の毛をチビクロに見せるトンボ。そして黄色いお札の中に包みました。さらに1体

のワラ人形の胸辺りにそのお札をくっつけるトンボ。「阿耨多羅三藐!」 「上手くいくか?」 「バッチリさ。ほれ!」とワラ人形の頭を叩くと、金おじい

さんも頭を押さえて痛がりました。「何じゃ? え? 誰か頭叩いたのか?」  またまた起き上がる金おじいさんでしたが、また寝てしまいました。

「な?」 
「すげえ!」 しかし、これはただの練習でした。「行こうぜ。」と2人が向かったのは・・・やっぱりスイカ頭の所でした。イタズラされて酷

い目に遭うのは、やはりこの男しかいないでしょう。「あー、また寝てやがるこいつ。ぜーの!」と言ってスイカ頭の髪を1本抜き取るチビクロ。同時に

トンボもスイカ頭の頭を叩きましたが、これは景気づけでしょうか・・・。いずれにしても、これで目を覚ましました。「スイカ頭。今日はお前の当番だ

ろ。」
 「さぼんなよ。」 と言い残してさっさと去っていくトンボとチビクロ。さあそしていよいよ本番です。「早くやろうぜ。」 「ようし、阿耨多羅三藐!」 

スイカ頭の毛髪の入ったワラ人形の両腕を動かすトンボ。するとスイカ頭の両腕も動きました。驚くスイカ頭。ラジオ体操のような動きをさせられてお

ります。さらには、ワラ人形を横向きにしたり、クルクル回したりとやりたい放題のトンボ。スイカ頭がワラ人形と同じ動きをしているのは、見てて本

当に楽しいです。さあ、この楽しさをトンボ1人に満喫させるなんて、そんなことチビクロが許すはずがありません。「俺にもやらせろよ!」 「何だよ

ダメだよ! 俺が今遊んでるんだから!」 
ワラ人形の右脚、左脚をそれぞれが持って2人で取り合っております。そんな事したら・・・・・・・当然スイ

カ頭は股裂きの刑状態になってしまいます。 チビクロに対して「もう!」と怒り、ワラ人形を下に叩きつけるトンボ。スイカ頭は宙に浮いていま

したので、落っこちてしまいました。今度は逆にチビクロが怒り、「えい!」と人形を蹴っ飛ばしてしまいます。当然スイカ頭本人も吹っ飛ぶこと

に・・・。いや、吹っ飛んだというより、勢いよく床を滑っていったという感じ。しかも、金おじいさんが寝ているベッドの下までくぐり抜けていきました。さ

あ、まだワラ人形の取り合いを続けるトンボとチビクロ。とここで、テンテンが鼻歌を歌いながらやって来ました。こうして鼻歌を歌う、その行為1つだ

けでも可愛さが伝わってきます。トンボたちは、ここはひとまず見られないように隠れました。その時チビクロが手にしていたワラ人形は逆さま

に・・・。なので、スイカ頭もそうなっています。「やめてくれ! やめてくれよ〜!!」と悲鳴を上げているスイカ頭。そしてテンテンが来た事に気づく

と、「テンテン助けて!」とすぐさま訴えますが、

 「逆立ちの練習してるの?」

と言われてしまいました。確かに・・・。そのようにしか見えません。「違うよ!」と叫んでもトンボたちのイタズラは尚も続きます。今度はペンキのよう

なものを顔に付けさせられてしまうスイカ頭。右頬が赤色、左頬が青色になってしまい、「やだぁ・・・」とテンテンに笑われました。さらに、次はテンテ

ンに向かってカンフー技を披露。今ワラ人形を持っているのはチビクロですが、やはりカンフーならトンボにやらせた方がもっとサマになるでしょう。

さっきまで笑っていたテンテンでしたが、さすがにカンフーで向かってこられては我慢なんて出来ません。「何すんのよ!」と怒り、スイカ頭の体を倒し

て足で押さえつけました。しかし、簡単に払われてしまいました。「どういうつもりよ! スイカ頭!」 そして、ついに最悪な事をしてきます。何と上半

身裸になってテンテンに近寄るスイカ頭。
「いやーん! あっちへ行ってよもう!」 「誤解だよ誤解!」 「来ないでバカ!」 「そんなこと言っ

たって・・・」
 にしても、第一回の時にもテンテンがいる前で裸になって魚釣りをするし、この物語の男の子たちはどうもデリカシーに欠けているよう

です。さあ、とうとう頭に来たのか、「天罰!」と言って斧を振りかざすテンテン。うわ、まさか本気で殺すつもりじゃないでしょうね・・・。その頃、デブ隊

長が兵隊2人を連れてこの儀荘に向かってきていました。いや、ていうかもう着きそうです。「金いじいさん元気にしてるかな・・・」と上機嫌そうに言う

デブ隊長。トンボたちはまた隠れました。「金おじいさん、こんにちは。」とデブ隊長が戸を開けると、テンテンからいつの間にか斧を取り上げている

スイカ頭が向かってきていました。うわ、これは怖いでしょう。しかも、ただでさえ怖がりのデブ隊長ですから、これはたまったもんじゃありません。ど

うやら法術が効きすぎてスイカ頭の体が暴走してしまったようです。「助けて!」と叫んでいるテンテンですが、デブ隊長のほうも助けてもらいたいくら

いでしょう。さあ、斧を振りかざしたスイカ頭。デブ隊長は持参してきた酒の瓶でとっさに身を守ろうとしましたが・・・。その瓶が斧で完全に割れてしま

いました。がしかし、騒動もここまで。金おじいさんが目を覚ましました。すぐにスイカ頭を押さえつけ、おとなしくさせる金おじいさん。さらに、この騒

動の原因を作ったトンボとチビクロの所に向かいました。金おじいさんが来た事に気づかず、どうしちゃったんだろうという感じでまだワラ人形をい

じっている2人。「こりゃ! たわけ者!」 と頭を叩かれた事でようやく気づきました。

 「法術をイタズラに使いおって・・・。 お仕置きじゃ!」



水の入ったバケツを頭の上で持ち、膝をついた状態で耐えるという罰を受けるトンボとチビクロ。テンテンがさらに水をくんでおり

ます。「ったくもう・・・。反省しなさい。見ろあのスイカ頭のザマを。お前らのせいじゃ。」 スイカ頭だけじゃなく、デブ隊長もグターっとなっております。

そして、こうなった時に必ずやるのが責任のなすり合い。「トンボがやろうって言ったんだよ!」 「チビクロがけしかけたんだよ!」 「黙れ! しばら

くそのままでいるんじゃ。2人とも、今夜はメシ抜きじゃぞ。」
 これを聞いてガッカリするトンボとチビクロ。テンテンはざまあという感じで笑っておりま

す。「・・・あ、大丈夫かデブ隊長。ああそうじゃ。ここへ来たからには何か用事があったんじゃろ?」 「・・・あ! アハハハ。金おじいさん、聞いて下

さい。」とようやく喋れる状態になったデブ隊長。ではその内容を聞いてみましょう。

 「実は、不気味な脅迫状が町の金持ち達のところに次々と届けられるんですよ。

  そこには必ず、『バンボロキョンシーがお前を殺す』と書かれているんです。

  必死の護衛の甲斐もなく、被害者はすでに5人も・・・!」


その回想シーンが出ましたが、いやもう何とも凄まじいものがあります。「バンボロー!!」とドアをぶち破って現れるバンボロキョンシー。デブ隊長

たちの鉄砲が通用しない、というよりアッと言う間に殺されてしまう兵隊の1人。たまらず逃げ去っていくデブ隊長たち。そして噛み殺されてしまう金

持ちの男・・・。うわぁ〜、まさに脅迫状の通りの惨劇であります。デブ隊長が説明を続けました。「実は今朝、私の伯父のところにも脅迫状が届いた

んですよ。何とかして下さいよ。」 伯父か叔父のどちらなのかはいくら調べても分かりませんでしたので、伯父という事で勘弁して下さい。「うん、こ

れはただ事ではないな・・・」
 「私たちの力が分かったのよね。」とデブ隊長に笑顔を見せるテンテン。「いや、過去の僕は忘れてほしいな・・・」と、

ちょっと申し訳なさそうな顔を見せるデブ隊長。そして、「金おじいさん。お願いですよ。何とか助けて下さいよ。お願いします。お願い・・・」と金おじい

さんの脚にしがみついてきました。少し迷った金おじいさんですが・・・・・やはり人情深いです。

 「よし。力になろう。」

と、OKしてくれました。これを聞いて大喜びするデブ隊長。そして、実は引き受けてくれると読んでいたのか、「浩雲さんにはね、部下に呼びに行か

せましたからね。」とデブ隊長は言いました。「あ?」と少し唖然となる金おじいさんでしたが、「分かった。準備をして一緒に行こう。」と言ってくれまし

た。これを聞いて、テンテン、トンボ、チビクロの3人が同時に「一緒に行こう!」と声をそろえ、その後すぐにスイカ頭も「俺も行くよ!」と言いました

が、「黙れ! 今夜、長三道士のキョンシー隊がここへ来るんじゃ。わしの代わりに迎えに出なさい。」と、逆に仕事を与えられてしまいました。そりゃ

そうでしょう。前回あれだけ危ない目に遭ったのにまたキョンシー退治に出ようだなんて・・・。テンテン達はちっとも懲りてないようで

す。しかもスイカ頭は、さっきまで居眠りしてさぼっていましたので、「それまでに当番の仕事は済ませるんじゃ。」と注意もされました。「あーこりゃ! 

誰が立っていいと言った!」
と、いつの間にか中腰から立った状態に変わっているトンボとチビクロに言う金おじいさん。2人はまた膝をつき、罰の

続きを受けることになりました。「さ、デブ隊長。行きましょう。」 「・・・あ、はいはいはい。」と上機嫌のデブ隊長。ついでにトンボとチビクロに「しっか

りやるんだぞお前ら!」と言い残して、金おじいさんと一緒に伯父のところに向かいました。

 

ここでこの話の前半が終了です。また新たな戦いの幕開けとなりました。その戦いにすでに足を踏み入れてしまったと言っていいでしょう、金おじい

さん、そしてテンテンたち。命を狙われているデブ隊長の伯父を無事助けることが出来るのか!? コウモリ道士にバンボロキョンシー、さらには

フィフィーといったかつてない強敵たちを相手に、これから一体どのように立ち向かっていくのか!?

後半は、こちらです。


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