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◎女の子

今回は中3の頃の話です。登校して自分の教室に入ると、決まって仲良くおしゃべりしている女子3人組がいました。

軽く挨拶して、昨日のテレビ番組などの話をする程度に私も彼女達の輪に入るというのが、日課となっていました。

ところがある日の朝、いつものように彼女達に近づこうとしたのですが、なぜか全然相手にされませんでした。彼女達だけで話が

盛り上げっていて、何となく私への視線も冷たいように感じました。私はこの事が気になって仕方なくなり、午前の授業は全く身が

入りませんでした。

そして昼休憩になり、誰かに相談してみようと思いましたが、担任の男の先生は、言っちゃ悪いんですがどう見ても恋愛経験豊富って

感じではなく、こういう事はちょっと聞いても無理かなと思い、そこで、副担任の女の先生に聞いてみました。すると、

それは決して私の事を嫌ってるんじゃない。女の子同士で極度に話が盛り上がって周りが見えなくなり、一時的にうっとうしいなぁと

感じてるだけだから、気にする事はないよ。・・・と、答えてくれました。

その先生の言っていた事は、ずばり正解でした。翌日になったら、昨日の事が嘘のように話してくれるようになりました。

複雑というか、気まぐれというか、女の子の気持ちというのは分からないものです。


◎女の子2

女の子の気持ちが分からないと言いましたが、恋愛ともなると尚更そう感じます。男が女を好きになる、女も男を好きになる、

と単純に上手くいけばいいのですが、なかなかそうはいきません。

まず男が女を好きになるケースですが、好きな相手に意地悪したくなる・・・とよく言われています。色々とイタズラをしてみたり、

たまにはセクハラ的な事を言ってみたり・・・。反対に女が男を好きになる場合も、わざと無視して、好きでもない男と親しくなってみたりと、

まあ、お互い素直になれないと言ったところでしょう。しかし、決定的に違う所が1つあると思います。それは、男のやる意地悪というのは、

ホントにからかうという程度で、決して悪意がある訳ではなく、また女の子もそれを分かっています。でも女の子の無視というのは、

ホントに嫌ってるんじゃないかと思わせる時があります。でもそれは愛情への裏返しであって、本当は好きで好きでたまらないそうです。

恋愛ともなると、男よりも女の方が、色々と駆け引きをやってきて、それでいて、自分の気持ちを遠まわしに分かってもらおうと

するみたいです。


◎本音

これもまた、前回のお話とやや繋がりがありますが、今の世の中、本音でぶつかり合って生きている人、かなりの確率で少ないんじゃ

ないかと思っています。というより、世の中がそうさせている、そうでないと生きていけないと言った方が正しいかもしれません。

例えば、ファミレスとかコンビニの店員とか何でもいいんですが、人と接する仕事をしている人達がいます。仕事中は、愛想もよく、

言葉使いも丁寧で、好感を持てる態度をとっていますが、一旦仕事場を離れて休憩室に行ったり、仕事が終わった後では、それまでの

態度を一変するかのように、お客様の悪口を同僚達と共に言いまくっています。

こうなってくると、私も自分が客として人と接した時に、「この人愛想良く振舞ってるけど、心の中じゃ私の事をすごく変に思ってるんじゃ

ないだろうか?」 などと気になってきます。特に私は、自分の知らないうちに相手を怒らせてしまったり、妙な態度をとっていたりする

事がちょくちょくとあるので、尚更だなと思います。でもまあ、人は一生知らないままの方がいい事もたくさんあるので、今の世の中

くらいの状態が、丁度いいつり合いなのかもしれません・・・。


◎二人組

時の流れが前後して申し訳ありません。次は幼稚園の時の話です。同じクラスに、いつも私に悪さをしてくる女子2人組がいました。

見た目は当時から人気のあったお笑いコンビ、今いくよくるよみたいな感じで、一方は痩せていて、もう一方は太っていました。

色々やられました。弁当や靴を隠されたり、ウソ泣きを使って私を悪者扱いにしたり・・・。

幼稚園は年少と年長の2年制なんですが、私は事情があって年少には行かず、年長からスタートでした。当然クラスメート達は、

年少から上がった者ばかりで、お互いに顔なじみも多く、私は言わば転校生のような立場でした。そのためか、なかなかみんなと

溶け込む事が出来ず、特にその2人とは仲良くすることができませんでした。

幼稚園の時はあまりいい思い出はありませんでしたが、別に彼女達のことを恨んでるわけではありません。あれからもう25年くらい

経っているという事もあり、再会したいとは思いませんが、まあ、どこかで元気にやってくれてたらいいな・・・程度に思っております。

それにしても、いくよくるよをテレビで見るたびに、今でもこの二人組の事を思い出してしまいます・・・。


◎ルール

自転車で走っていた時の話です。このほっとたいむをよく見てくれている人は、私が自転車通だって事にそろそろ気づいているかも

しれませんが・・・。前の方で自転車でゆっくり走っているおじさんがいました。ムチャクチャ遅いので、その人の左側を通って

追い越そうとしましたが、なぜかその人、右腕で奇妙なポーズをとり、いきなり左に曲がろうとしてきました。危うくぶつかりそうになり、

私は思いっきり怒鳴られてしまいました。おいおい、確かに曲がり道を気にせず追い越そうとした私も悪いけど、後ろに気づかずいきなり

曲がろうとしたんだから、お互い様じゃないの? とその時は思いました。

ところがこのおじさんのとったポーズ、実は、右腕の肘を90度に曲げて挙げるという左折の合図だったのです。今時・・・と言うより、

今まで右折左折のポーズをとっている人を、私は見たことがありませんでした。これはもう交通ルールを勉強していなかった

私の負けですね。怒鳴られたのも納得です。

車の教習所などでも、基本的な運転技術を一通り教わり、本来ならばそれらを全て守らないといけません。

ところが、自転車の右折左折の合図にしても、車の運転にしても、大げさに言ってみればこれらは世の中のルールなわけですが、

それらをしっかり守れている人は、ごくわずかと言っていいんじゃないかと思います。やはり人間の心理として、ルールをはみ出して

楽な方に、便利な方にしていきたいという気持ちが働きますので、どうしてもそうなってしまいがちですね・・・。ただ、ルール、まあ決まりと

言った方がいいかもしれませんが、それらは人間同士お互いに事故を起こさないように、取り返しのつかない事にならないように考えて

作られたものなので、守る守らないはともかくとして、少なくとも大切なものなんだと認識する事が大事だと思っております。

ですから、この左折のポーズを見せてくれたおじさん、今後も恥ずかしがらずに続けて欲しいと思います。私は決して馬鹿にしたりは

しません。


◎喫茶店

私の今行っている仕事場は、あるビルの中にあります。何というビルの何階にあるかはヒミツです。出勤時間はわりと早めで、その日に

よって若干違うんですが、早い時は6時に、遅くても7時には起きなければなりません。朝早いということで、そのビルの正面玄関は

閉まっている事が多く、夜勤を終えてオフィスに残っている人に連絡して裏口を開けてもらうか、最悪の場合は鍵を持っている人が

来るのを待たなければなりません。

しかし、そのビルの隣に喫茶店があります。その喫茶店とビルとがつながっていますので、そこから入る事ができます。私が外で待って

いて困っていると、いつもその喫茶店のご主人が気を利かせて、私を通してくれます。ありがたいことです。

もし仕事が落ちついて少し時間が作れるようになったら、感謝の意味も含めて、今度は客として、その喫茶店にコーヒーの一杯でも

飲みに行かせてもらおうかなと思っています。


◎喫茶店2

前回とは別の店での話です。何人かの友人達と楽しく会話しながら、くつろいでいました。昼食後ということで、みんなはコーヒー1杯

だけでしたが、私はそれに加えて、ホットケーキまで注文しておかまいなく食べていました。(甘いもん大好きです)。すると、突然1人の

客が大声を出して怒り出したのです。何分待っても店員がメニューを聞きに来ず、頭に来たそうです。そして結局、こんな店二度と

来るか!と言って、飲食もしないで帰っていきました・・・。

確かに店員の方も非はあると思いますが、何も他のお客達に聞こえるくらいの大声で怒鳴ることはないじゃないですか。なかなか

来なければ自分から呼べばいいことですし、その大声を出すという行為が、他の人たちにも不快感を与えてしまうことまで考え

なかったのだろうか・・・と思います。さらに場合によっては、その事で不愉快な思いをした人が、今度はまた別の人にあたるという事も

考えられ、また似たような事を繰り返していきます。あ〜せっかく美味しくホットケーキを食べていたのに・・・さすがに少し食欲が失せて

しまいました・・・。


◎喫茶店3

さて、前回はあまり気持ちのいい話ではありませんでしたので、今度は楽しい話に戻しましょう。これまた別の喫茶店でのことですが、

毎日決まった時間にやってくるおばあさんがいます。常連のお客ということで、店長とすっかり意気投合するようになり、いつも2人で

楽しく会話をしております。「私はね、学生時代すごく勉強出来たのよ」 「ちょっとちょっとおばあちゃん、また自慢話?」 

「何言ってんの、私は生まれてこのかた自慢なんて一度もした事ないよ。でもね、英語はいつもクラスでトップだったのよ」 

「おばあちゃんやっぱり自慢してんじゃん!」 ・・・とまあこんな感じで、いつも周りの人たちをなごませてくれます。

やはり喫茶店とかレストランというのは、見ず知らずの人達とのふれあいの場にもなって来ます。まあもちろん飲み食いだけ

出来ればいいという人もいますが、ただこの喫茶店だけは、他人の事に感心を持てなくなってきつつある今の時代を忘れさせるような、

そんな光景を見せてくれます。


◎またまた仕事場で(和解編)・・・

やはり上司との人間関係、上手いようにはいきません・・・。こないだ仕事がきちんと出来てないということで、ある上司から注意を

受けました。ただその注意の仕方が尋常ではなく、命令形で、しかも怒鳴るように言ってきました。何というか、頭にショックを与えられた

ような感じで、すごく腹が立ってきました。私は滅多なことでは怒らない性格なので、相当の出来事と言っていいでしょう。

仕事が出来ていないから注意される、それは当たり前の事だと私も思います。しかし、怒鳴るように言う必要なんてないと思います。

普通に言えば分かることです。何も同じミスを何度も繰り返したわけじゃないんですから・・・。

それからしばらくの時間、私はかなり感情的になっていました。その上司に対して明らかに逆らうような態度をとっていました・・・。

すると今度は上司のほうが血相を変えて、私の胸ぐらをつかみ怒ってきましたので、私は上記のような事をされたからあなたに対して

憤りを感じているんだ、あれくらいの事で怒鳴られる覚えはない、とハッキリ言いました。そうしたら、今度は上司の方も、さすがに

怒鳴った事に対しては悪いと認めてくれて、今回の事は勉強になった、と答えてくれました。私のほうも逆らう態度をとったのは、

良くなかったと謝りました。最終的には、お互いに和解しあえて良かったと思います。


◎鏡

仕事つながりで話を続けます。オフィスがビルの中にあるというのは以前にお話しましたが、そのオフィスに行くのにエレベーターを

使わなければなりません。そのエレベーターは3つありまして、1つだけ、全身が写るほどの大きな鏡がエレベーター内の壁に付いて

います。朝出勤して1階でボタンを押す時に、実にどうでもいい事なんですが、鏡のあるエレベーターに乗れますように!

と願いながら来るのを待っています。まあ、来なかったらもう一度ボタンを押し直して、何度でも来るのを待てばいいんですが、それを

言っちゃうと話が終わってしまいます・・・。

やはり、鏡で自分を見るというのは、安心感を与えますね。人というのは、自分の見えない身体の部分、まあ主に顔などですが、今どう

なっているのかが気になってくるもの。それを確かめて安心させてくれるのが鏡です。私も出かける時などは、よく鏡を見ています。

二重まぶたがバッチリ決まっているか、歯はちゃんと白くなっているかなど、大したルックスでもないくせにしっかりチェックしています。

鏡をあまり見すぎるのは良くありませんが、やはり身だしなみ等はキッチリしておきたいところです。


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