道南虫の会 第16回懇親会(2010年11月27日)


 今年で第16回を迎えた道南虫の会懇親会が函館の啄木亭にて盛大に行われました。
 今年の会は10月に急逝された田川先生の黙祷からはじまりました。田川先生の急逝には会の全員が驚きと悲しみを抱いた事と思います。中でも、大親友の原さんはかなりしょんぼりされておられたように感じました。もう原さんを怒鳴る人がいなくなってしまったので張り合いがなくなってしまったのかもしれません。

 その後、会の会計報告、集まったみなさんの自己紹介と今年の成果の発表がありましたが、時間が無くなり最後のほうの人たちは1分以内での自己紹介となりました。

夕食前のひととき(その1)


夕食前のひと時(その2)

 夕食後はまた大広間に戻り酒を飲んだりジュースを飲んだりしながらいくつかのグループにわかれてワイワイガヤガヤやっていました。


道南のオオヨモギハムシを採集地と地図を重ね合わせて標本箱に

 

今年は田川先生がいないということで、やはりみんなちょっとおとなしめというか、大声を張り上げる人もおらず・・・・。
 
なかでも一番寂しそうな原さん。

 それでも田川先生の思い出話やそれぞれの成果、昆虫に関する色々な話など、おおいに盛り上がりました。

 田川先生は日本語教師として中国に赴き、1ヶ月ほどで亡くなったそうです。今年の虫の会には参加できないとおっしゃっていたそうですが、中国に行く少し前に、「尾状突起が2つあるカラスアゲハを採集したので、今年の会に持っていって欲しい」と安井さんに託されたそうです。その尾状突起が2つあるというカラスアゲハを全員で見ました。
 尾状突起が2つあるというカラスアゲハですが、どうなんでしょう?
 後翅が破損して尾状突起が2つあるようにも見えるし・・・・。真相は闇の中ということにしておきます。
 いずれにしても田川先生が最後に展翅したカラスアゲハですので、みんな感慨深げに見ていました。
 恒例の集合写真。昨年に比べて参加人数が少し少なかったようですが、新しい会員も増えました。
 北大水産学部の岡田さんは東京に就職が決定したと言うことで、今回で最後の参加になる可能性が高そうです。今後のご活躍をお祈りします。