横津岳山頂でアサギマダラ探し
2014.8.08

 8月もそろそろ中旬になろうとしている所だが、数日前に対馬先生が横津岳の山頂にて30頭以上のアサギマダラを目撃した。

 今年の夏は少ないだろうと予想されたアサギマダラだが、予想に反しての30頭以上目撃。これはもしかしたら春に思いのほかアサギマダラが道南に渡ってきているのかもしれない。期待しながら見に行くことにした。

 今日の調査には道南虫の会の井本さんも参加した。

 井本さんはアサギマダラの他にも、七飯町で見られる蝶を全種類採集して標本にするチャレンジを今年からしている。どこかから依頼されて頑張っているようだ。

 山頂に到着すると、蝶ではなく蛾の方が多かった。

トラガとか言ってたかな?

 横津岳山頂には航空レーダーや無線のアンテナみたいのがあるのだが、工事をしているようだった。工事のおじさんのオレンジのヘルメットがとても目立っていて、対馬先生に「写真撮っておいて」と言われたのでこっそり撮影。

ヘルメット

 今日の横津岳山頂はほぼ無風だが、薄日が差す程度の条件。自分にはこの条件が良いのか悪いのかよくわからないが、なかなかアサギマダラは飛んでこず、なんとか1頭目撃できたのみ。

アサギマダラを見つけ、白いタオルを回しておびき寄せる井本さん

 井本さんは頂上に吹き上げられてくるコヒオドシを狙っているようだったがこれも残念ながら見られなかった。

横津岳山頂で蝶を探す井本さん

 頂上の航空レーダーの建物には多くの蛾が付いており、それらはカトカラと呼ばれているらしい。ミドリシジミ類の事をゼフィルスと呼ぶのと同じ感じのようだ。

 下の画像はオニベニシタバという蛾のようだが、他にもシロシタバ、ムラサキシタバというのがいるらしい。

 この前、ライトトラップに誘ってもらってから蛾が好きになりかけている自分に気づいていて、このままはまってしまわないようにしないとと思いながら綺麗な色に見とれていた。

オニベニシタバ

 自分は1時までに帰宅しなければならない用事があり、対馬先生に慰霊碑のゲートまで送ってもらって一足早く戦線離脱になった。