チカ釣り!
2014.10.18


 前回の活動記録には、「今回の活動(勝軍山)が、今年最後の活動になるかもしれないが、対馬先生がチカ釣りに行きたいと言っている」と書いた。

 そして早速今日の土曜日、チカ釣りに行くことにした。

 前日の放課後、生物部員を集めて参加するかどうか聞くことにした。最初、部長と1年生のI君が来た。I君はふたつ返事で「行きます」と言ったが、部長の様子が歯切れ悪い。
 「用事があるといえばあるけど、無いと言えばないしなぁ〜」って感じ。

 対馬先生が「参加してもしなくてもいいんだから、何かあるなら行かねくてもいいんだぞ」と言ったのだが、それでも部長は歯切れ悪い。

 私も「したら、行かなきゃいいべや」と言ったけど、「行く」とも「行かない」とも言わない。

 そんなやりとりをしているうちに、掃除を終えたMさんがやってきた。

 土曜日の活動はチカ釣りだから、どうする?と尋ねると、「行きたいです」と二つ返事で帰ってきた。

 前回チカ釣りをした時にはMさんは「私は見てるだけでいいです」と言っていたのだが、その時の爆釣を経験し、楽しさを味わったのだろう。

 そういう事で歯切れの悪かった部長も参加することになり、対馬先生と部員3人、私の5人で前回と同じ場所にチカ釣りに行くことになった。

 土曜日の朝に出発し、釣りポイント到着前に対馬先生に「今日の目標は?」と聞くと、「3kg」と答えていた。前回かなりたくさん釣れたので、匹数ではなく重量での回答。ハカリも持って来ているという事だった。

 自分は前回のチカ釣りから今回のチカ釣りの間に一度妻と実家の母と3人でここにチカ釣りに来た。その時は3人で300匹釣った。でも生物部で来た時の感じと比べると3分の1と言う感じだったから、今日はそこまで期待できずにいた。

 部長は「1分に1匹ペース位」と答えていた。

 さて、ポイントに到着。釣りを開始することになった。

 Mさんは釣竿も何も持っていないので、自分がMさんの分の竿、仕掛け等全部準備してきていた。そして竿に糸を付けたり仕掛けを付けたりする準備も全部がしてあげた。
 「俺ってなんて優しいんだろう!」と思う反面、「部長がやれよ!」と思ったけど、まぁいいか。

 Mさんの準備を終え、「さぁ釣れ!」とMさんに言った。そしてその後、自分の釣りの準備。

 自分が準備をしている間にMさんは4匹位は釣っていた。おぉ!すごい。この調子なら今日もたくさん釣れるかな?

釣りをしている3人
手前Mさん
真ん中I君
奥は部長

駒ケ岳がくっきり!

 対馬先生は愛用の椅子を持ち出して座りながら釣る。撒き餌を海に投げ込みつつ、サビキという仕掛けで釣るのだ。自分たちもほぼ同じ作戦なんだけど、仕掛けの針に撒き餌のエサ(オキアミ)を絡ませて釣る作戦。

奥に対馬先生
手前Mさん

最高の天気のように見えるけど、風が結構強い

 すぐにたくさん釣れだすかな?と思っていたんだけど、なかなか爆釣タイムがやってこない。だんだん釣れなくなってきた。もしかしたらチカは湾内を回遊していて、今は違う場所に泳いで行ったのかな?と思い、釣れなくても余裕だった。余裕だったので自分も椅子を出して座りながらのんびり釣ろうかなと思い、愛用の椅子を準備。

 準備してから竿の仕掛けに餌などを付け、「さぁ座って釣ろう」と思って振り返った瞬間、誰かが座っていた。

 Mさんだ。

 足を組んでデーンと座り、竿すら持っておらず、若干やさぐれている感じ。この前みたくガンガン釣れないので面白くないんだろうか?

自分の椅子座るMさん。後ろから押して落としてやろうか!

 「何やさぐれてんのよ」と言うと「やさぐれてなんかいませんよ!」と笑いながら怒っていた。

 Mさんは朝早い時は不参加だけど、それ以外はちゃんと活動に参加している。入学してきて入部した時にはどの位生物部の活動についてくるか半信半疑の部分もあって、最初は「すぐ辞めちゃうんじゃないか?」と思ったこともあったんだけど、期待以上に頑張ってる。野外活動以外の生物部の活動でもしっかりしているので、来年2年生になって先輩になったら更に色々頑張ってほしいなと思っている。

 その後も爆釣タイムがなかなか訪れず、遂に対馬先生が釣りをやめた。あれだけハンターなのに一番先にやめるなんてどうしたのかな?と思った。多分、撒き餌を撒き過ぎて無くなっちゃったからやめたのかな?と思ったけど、ご本人は、「あまり釣れないし、ご近所に配る分も無いから、自分が食べる分だけ釣ってやめることにした」という事だった。

 対馬先生は「どら、写真撮ってやる」と言うので、カメラを渡し、何枚か撮影してもらった。

釣っている私

 対馬先生が釣りをやめ、その後「あと30分釣ったらやめよう」という事になった。なかなか釣れなくて、10分とか15分とか釣れないような時間帯もある。

 釣れるチカは前回よりも小ぶりのものが多いが、何故かI君が釣るチカは大きいのが多いように感じた。

 今日は個人個人で釣ったやつを持ち帰ると思っていたんだけど、Mさんと部長は釣れたやつを入れる袋みたいのを持って来ていなかったので自分のバケツに3人で仲良く釣ったやつを入れ、最後は3等分することにしていた。

3人で釣った分

 釣れない時間帯が多かったが、最後に何故か自分だけ入れ食いになる時間帯が少しだけあった。みんなで並んで竿を出しているのに、自分だけ入れ食い。何でだろう?いまだにわからないが、楽しい時間帯だった。

 結局自分と部長とMさんで釣った数は107匹。仲良く3等分して分けた。

 I君はちょっと普通じゃない仕掛けのやり方をしていて、「これで釣れるのか?」と思ったけど、本人なりのこだわりがあるのかと思い何も言わなかったが、思ったほど釣れなかったようだ。だけど、1匹1匹が大きかったので、それはI君こだわりの仕掛けの成果何だろうか。

釣った所を記念撮影
これくらいの大きさの方が骨とか気にならなくていいらしい
(自分はチカを食べないので他の人の意見)

 前回生物部で行ったチカ釣りで釣れた数が100とすると、自分が妻と母と3人で行った時に釣った分が30、そして今回は10位だと思う。

 ここの場所は部長が教えてくれた場所で、1回目に行った時、個人的に「ここは秘密の爆釣ポイントだな」と思っていたのだが、今日の感じなら「ただの普通の漁港」という感じになってしまった。

 また爆釣したいなぁ〜・・・。