ローカル紙が主ですが、新聞に展示会開催等が記事として紹介されています。

丁寧な仕上がり「趣味の作陶展」−西箕輪郵便局で飯島さん

南箕輪村南原の自営業、飯島英之さん(60)の「趣味の作陶展」が、伊那市西箕輪の西箕輪郵便局で開かれている。鑑賞歴二十数年を経て、自らも作陶を始めて三年余りの作品を展示。八日まで。伊那市のペアーレ伊那で一年半陶芸の基本を学んだ後は、自宅に設置した灯油窯で自己流の作陶を開始。同展では、つぼ形の器に開けた小さな穴から電球のほのかな明かりがこぼれる陶灯(とうとう)や、ビールジョッキ、花びん、皿などを展示。実験を繰り返しながら生まれた釉薬の美しさも見所。「土目の悪い土でも、焼くと美しい景色を見せる。窯から出すときのわくわく感がたまらない」と陶芸の魅力を話している。
2002年35日 長野日報



力作ぞろいの趣味の陶芸ー飯島英之さんが作品展

西箕輪郵便局ロビーで飯島英之さん(60)=南箕輪村・自営=の「趣味の作陶展」を開いている=写真。一輪ざしやとっくり、大鉢、土瓶など四十六点を展示。飯島さんは陶芸の鑑賞歴は二十数年と長く、転勤の関係で全国の有名作品も収集してきたが、三年前にペアーレ伊那の陶芸講座を受講して以来、本格的な陶器つくりに取り組むようになった。自宅に設置した灯油窯を年間七,八回焚(た)く。美しい緋(ひ)色が浮き出たぐいのみや、電球の明かりがほのかに輝く陶灯など個性的な作品が人目をひく。十五日からビールジョッキなど作品を入れ替えて三月八日まで。
2002
38日  伊那毎日新聞



味わい深い陶器並ぶー飯島英之さんが作品展

県交通安全指導員を務め、村公民館の陶芸講座でインストラクターもしている飯島英之さん(60)=南原=の作陶展が西箕輪郵便局で開かれている。今月末まで。展示作品は花器や酒器、小鉢やカップなど約40点。杜仲葉の木を燃やして作った灰を用いた自作の釉(ゆう)薬や、土の持つ特性を発色に生かし、釉薬を用いない「焼き締め」と呼ばれる手法で手がけ、桜の花を想起させる柔らかな薄桃色や杜仲葉の深みと渋みのある茶、無釉で焼き上げによって現れる独特の緋(ひ)色など、手法や加減によって出された幾色もの陶器が並ぶ。鑑賞歴は20年以上だが作陶歴はわずか4年ほど。陶芸講座で基本を学んだだけという飯島さんだが、作品は素人とは思えないほどの出来。「始めてから数年とは思えないね」と驚く来局者も少なくない。「作る前、素焼き前の整形、焼き上がりの出来ー各段階で違う楽しみを味わえ、予期していない物が出来るのが陶芸の魅力。土のよ良さを引き出す焼き方をした『焼き上げ』の作品の色合いを見てほしい」と話している。また「親子や高齢者の生涯学習として楽しめるように」と、陶芸クラブの創設も検討中。
2003年2月16日  伊那毎日新聞



西箕輪郵便局で「趣味の陶灯展」−飯島英之さんの作品
40点が並ぶ

西箕輪郵便局(矢沢房利局長)ロビーで南箕輪村南原、飯島英之さんの「趣味の陶芸展」が開かれている。花瓶や、茶器、コーヒーカップなど四十作品を二十八日(金)まで展示している。飯島さんが作品を作りはじめたのは平成十年から。ペアーレ伊那で、陶芸の手ほどきを受けたのを機に、それ以降は、本などを参考に独学で腕を磨いてきたという。陶器が好きで収集もしており、二十数年という鑑賞歴が、作陶の方にも生きているようで、自宅には窯もあり、釉(ゆう)薬づくりにもチャレンジしている。今回の作品展でも、杜中の葉やさくらんぼの木の灰で作ったという釉薬を使った作品も並ぶ。さくらんぼの実の色を思わせる赤みを帯びたコーヒーカップ、杜中の葉の方は、茶色の渋い色合いの湯のみなどが並ぶ。また、釉薬は使わずに、窯の中の灰が器に付いてガラス化することでみられる緋(ひ)色や焦げを狙った器などもあり、訪れた人は、作品に顔を近づけたりしながら見つめている。
2003年2月20日  みのわ新聞



色合い優しくー西箕輪郵便局 飯島さん作陶展

南箕輪村南原の飯島英之さん(61)による「趣味の作陶展」が、伊那市西箕輪の西箕輪郵便局で開かれている。昨年二月に続く作品展で、自家製の釉薬を使ったぬくもりある陶器四十五点を展示。二十八日まで。ペアーレ伊那で一年半、陶芸技術を学んだ後、自宅の灯油窯で作陶を始めて四年あまりという飯島さん。今展には、自ら桜の木や杜中葉の灰から作った釉薬をかけた優しい色合いの作品や、昨年に引き続き、内部に電球を入れて明かりをともすとハート型の光りがこぼれる陶灯(とうとう)なども展示している。なお飯島さんは「わいわい、がやがやと陶芸を一緒に楽しむクラブをつくりたい」と仲間を募集している。
2003年220日  長野日報



長年の夢かない自宅に作陶窯−地域のお年寄りなどに陶芸指導も

「定年を迎え、念願かなって、好きな陶芸に没頭できるようになった。うれしいね」。満面の笑みで、自作の陶芸作品を眺めながらにこやかに話す。数十年前のサラリマン時代、沖縄民芸品に出会ったのが作陶のきっかけ。栃木赴任時は益子焼にも魅せられ、当時開かれていた展示会には毎週末通いつめるほどに。各地の陶芸品に触れるうちに“眼力”は研ぎ澄まされ「昔はどれも同じに見えていたものが、作風と釉(ゆう)薬で、大家と素人の違いがはっきり分るようになった」。人間国宝と称される大家とも面識を持つようにもなり、陶器が個別に放つ魅力に引き込まれ、「いつか自分で焼いてみたい」という思いが強まっていったという。陶器作りを始めたのはわずか5年前で、カルチャー講座の陶芸教室が始まり。講座終了後、自宅で作品づくりに取り組み始め、工房とともに灯油窯も設置し、本格的に作陶に着手。釉薬も20種類以上を作り出した。温かみや深い味わいがある作品は多くの人を魅了し、習いたいとの申し入れも次々。が、「スペースや運営費用などの問題で全員は受け入れられなくてね」と残念がる。昨年は村公民館の陶芸教室の講師を務め、今年はその経験をいかし、「生涯教育の一助になれば」と、地域のお年寄りなどへの陶芸指導も始めた。「こちらが想像しないようなことをする人がいて楽しいね。焼き上がり時の新たな発見も多いよ」と語るその表情は楽しげだ。「割りばし一本でも道具になる。焼いてみないと結果が分からないのが魅力。土の偉大さにも敬服。下手なものの方が個性的だし、人間性が出る。人から頼まれるのも多いから日々の生活をぐうたらせずに過ごせるのがメリットだね」。南箕輪村南原在住。
2003516日  伊那毎日新聞



初の作陶
2人展―飯島英之さん・清水信衛さんー南箕輪大芝の湯で6月末まで

南箕輪村南原の飯島英之さん(61)と大泉の清水信衛さん(67)が、日帰り温泉入浴施設「大芝の湯」に自作の陶芸作品を展示している。趣味が高じて、自宅に窯を設け、作陶に取り組む2人。昨年度、村公民館主催の陶芸講座の講師を一緒に務めたことから、今回初めて2人展を開くことになった。6月末まで。花器を中心に、飯島さんが20点、清水さんが6点を出品。はばたく鳥、「火たすき」という手法を使ったわら縄模様などさまざまな柄、上薬の色合いや土目、作品はいろんな角度から楽しめる。「どんな作品にしたいか、私たちにできるのは成形だけ。窯と土は人間の手がおよばないからおもしろい」と飯島さん。清水さんは「展覧会でいいなと思ったものを参考に。“兆戦”した作品を展示した」と話す。飯島さんは35歳くらいから関東地方の各地で有名陶芸家の作品を見て歩き、5年前に自分でも始めた。清水さんは公民館講座をきっかけに始め、作陶歴は13年という。
200363日  伊那毎日新聞



ぬくもり感じる陶芸―大芝の湯 飯島さん、清水さん作品展

南箕輪村の大芝の湯ギャラリーでは、村内で窯を構え独自の創作活動をする飯島英之さん(61)と清水信衛さん(67)の二人の陶芸作品を六月末まで展示している。ぬくもりが感じられる花器を中心とする作品の数々が、湯上り客らの心を癒しているようだ。二人は昨年の村公民館陶芸講座で講師を務めたことが切っ掛けで、協力して作品展示を企画。ともに定年退職後に本格的に陶芸を始め、現在は飯島さんが陶房「ささ百合」、清水さんは陶房「遊陶清」と名づけた窯を構え、創作活動を行っている。作品の多くは、陶芸を始めて五年ほどという飯島さんのもの。独自に開発した桜の木や杜中葉の灰などを使った上薬をかけ、ぬくもりの感じられる作品を生み出している。これまで技法に捕らわれずさまざまなことに取り組んできたという飯島さんは、初心者向けの陶芸教室「ゆうゆうクラブ」も主宰しており、ともに創作活動をする仲間も募っている。
2003612日 長野日報



飯島英之さん、清水信衛さん
2人展―今月末まで大芝の湯ギャラリーで

南箕輪村ふれあい交流センター「大芝の湯」の展示ギャラリーで、飯島英之さん(61)=南原と清水信衛さん(67)=大泉の陶芸作品を展示した二人展が開かれている。花器を中心に二十数点を六月末まで展示している。昨年、二人が村公民館の陶芸講座でインストラクターを努めたのが縁で、初めて合同展を開いた。陶芸の鑑賞歴二十数年という飯島さんは、五年ほど前にペアーレ伊那で陶芸を学んだのを切っ掛け作陶の魅力に取つかれたという。清水さんは公民館講座からのスタートで、十三年になる。二人とも自宅に窯を持ち、飯島さんは陶房「ささ百合」清水さんは陶房「遊陶清」と名づけ、本格的な作品作りに取組んでいる。展示の内二十点は飯島さんの作品で、、杜中の葉やサクランボの木の灰で作った釉薬を使ったやわらかな色合いの花瓶や大皿などが並んでいる。伊那市から訪れた陶芸が趣味という女性は「湯上りにすてきな作品を見せてもらい、気持ちもゆったりした」と話し、じっくり鑑賞していた。
2003615日  みのわ新聞



陶器から幻想的な光りー愛好者ら大芝の湯で陶灯展

南箕輪村南原の作陶愛好者飯島英之さんらが製作した陶器の灯ろうー陶灯展が、大芝公園ふれあい交流センター大芝の湯で開かれている。夕方になると陶器からこぼれる明かりが、幻想的な雰囲気をつくり出している。昨年は飯島さん一人の作品だったが、今年は村内外の陶芸仲間に声を掛け、清水信衛さん、征矢明江さん、二村隆市さんが出品し、合わせて五十点もの陶灯が並んだ。作品の外観は、つぼや土瓶、合掌造りの家屋、カボチャ、フクロウなどさまざまで、内部に通した電球に明かりをともすと、丸ばかりでなくハートやチョウチョウなど変わった形の光りが無数に壁を照らし出す。また会場には南箕輪駐在所勤務の渡辺正樹さんの陶灯の写真も併せて展示している。飯島さんは「何人かの作品が加わり、それぞれのユニークな陶灯を楽しんでもらえそう」と鑑賞を呼びかけている。十二月二十二日まで。
20041127日  長野日報

 



ぬくもりの陶灯渡り廊下照らすー大芝の湯 雰囲気魅了

南箕輪村ふれあい交流センター「大芝の湯」は、ぬくもりが感じられる陶灯を展示している。辺りが暗くなるころ、渡り廊下に飾られた陶灯に明かりがともされ、幻想的な雰囲気で来館者の心を癒している。定年退職後に本格的に陶芸を始めたという飯島英之さん=同村南原=が制作した作品。飯島さんは陶房「ささ百合」を構え、桜の木や杜中葉の灰などを使った釉薬(ゆうやく)を独自に開発するなど、意欲的に創作活動を行い、ぬくもりのある作品の数々を生み出している。展示した陶灯は、素朴な味わいのものばかり。側面には丸や星型の小さな穴が幾つも開けられ、中に仕込んだ電球を点灯すると、暖かな光りが外に漏れてくるようになっている。展示ギャラリーには伊那南箕輪駐在所勤務の渡辺正樹巡査が、飯島さんの陶灯が織り成す光りの世界を撮影した写真も展示。来年正月明けまで展示予定で、陶灯作品の一部は一般に販売されるという。
2003124日  長野日報



大芝の湯に美しい光りのシルエット描くー飯島英之さんが陶灯展

南箕輪村南原の飯島英之さん(61)が、陶灯(あかり)展を、日帰り温泉施設「大芝の湯」で開いている。日がが落ちると、ランプの光りが陶器に刻まれた模様からあふれ、窓ガラスや柱に美しいシルエットを描き出す。温泉客らが「すごくいい雰囲気」などと話しながら見入っている。約20メートルの渡り廊下と展示ギャラリーに、40点が並ぶ。飯島さんは5年前に陶芸を始め、自宅に窯も設ける。この展示会に併せ、約30点は今年の夏に完成させたという。「文明が進み、電機のある社会では感じにくいが、明かりは本来ぜいたくなもの」と飯島さん。「こんな時代だからこそ、ほのぼのするあたたかい明かりで喜んでもらえたら」と話す。陶器の模様には、星や稲妻など光りに関係するデザインもある。南箕輪村警察官駐在所の巡査、渡辺正樹さん(45)が飯島さんの自宅で作品を撮った写真も併せて展示する。来年まで。
20031211日  伊那毎日新聞

味わい素朴陶器の照明=南箕輪で作品展

陶器でできた照明「陶灯」の作品展が南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設「大芝の湯」で開かれており、素朴な味わいがある陶器から、温かみのある光りが漏れている。同村南原に工房を持つ飯島英之さん(62)が制作した、陶器約四十点を展示。つぼ形や円柱形など、形や大きさははさまざま。ピンクや緑のしま模様を描いたり、釉薬(うわぐすり)を塗らずに土そのものの色を生かすなど、色合いも作品よって異なる。幻想的な光りを放つ陶灯の写真、十点余りも展示している。飯島さんは「陶灯周囲が暗くなると、より幻想的な表情を見せる。夕方以降に見てもらえればうれしい」と話している。一月半ばころまで展示を続ける。200418日  信濃毎日新聞



陶灯幻想―南箕輪大芝の湯で作品展

南箕輪村南原の陶房「ささゆり」主宰、飯島英之さん(63)と仲間による「陶灯(あかり)展」が同村大芝公園の大芝の湯で開かれている。陶器のランプから漏れる無数の光の粒が壁に映え、幻想的な空間を作り出している。陶灯展は同施設で三回目。飯島さんが講師を務める同村公民館陶芸講座の仲間と五人で新作約五十点を出品した。作品の側面に開けた無数の穴は、中に入れた電球をともすと、明かりが漏れ光る。壁に映る影は丸やハート、鶴、トンボなど遊び心満点。展示作品の中でも、色、質の異なる粘土を二種類以上混ぜて、ろくろで作った「練りこみ」は初の試みで、窯で焼いたときに土質が異なると割れやすいところを、見事に焼き上げた。飯島さんは「お湯に入りがてら見に来てほしい。陶器の内側に、電球ではなく瓶やペットボトルを入れれば花瓶にもなります。楽しんで見て欲しい」と話している。同湯は木曜休業。20051123日 長野日報



ランプシェード柔らかな光り
50点―南箕輪で11日まで

南箕輪村南原の飯島英之さん(63)と陶芸仲間が十二月十一日まで、同村大芝高原の温泉施設「大芝の湯」ロビーに陶器製のランプシェード「陶灯」を展示している。陶灯は、フットライトやテーブルランプとして使われており、陶器の肌合いや穴から漏れる光が壁に映る様子が楽しめる。大芝の湯での飯島さんの作品展は三回目で、五人の約五十点を展示。つぼ型のほか、猫やフクロウなどをかたどった陶器に、星や円、トンボや鶴の形の穴が開けられている。「富士山が好き」という飯島さんが出品した、富士山をイメージした光りが漏れ出る作品も印象的だ。伊那市日影の会社員池上広さん(57)は「柔らかな光りで心が和みます」と話していた。
20051130日  信濃毎日新聞

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