Sakatachiku Pharmaceutical Association

                  一般社団法人酒田地区薬剤師会

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     薬の正しい使い方                            

 

  「くすりはコップ1杯の水で飲むように」といわれていますが、牛乳やお茶でもいいのでしょうか?

 A1 コップ1杯の水というのは、くすりが途中でひっかかったりしないように、また、胃の中で速く溶け

    るようにするためです。(ひっかかるとくすりによっては、食道に潰瘍を起こすこともあります。)  

   牛乳にはカルシュウムがあるために、ある種の抗生物質とは結合して吸収されない時もあり、脂肪分が胃の

   粘膜を覆ってしまうために胃酸が中和され、本来小腸で溶けるおくすりが、胃で溶け始めてしまうという

   不都合なことがあります。お茶にはタンニンが含まれ、鉄剤と併用したときに吸収が落ちることがあります。

   なるべく水で、また、水が体温に近い温度であれば吸収は速くなります。

   くれぐれもお酒では、くすりを飲まないように。

 

 Q2 くすりは、かみ砕いても良いのですか?

 

 A2 くすりは病気に合わせて、腸溶錠(ちょうようじょう:腸で溶ける)や徐放錠(じょほうじょう:徐々に

    溶けていく)などを使う時があります。医師から指示がない限り、かまずに飲んで下さい。

 

 Q3 カプセルをはずして飲んでもいいの?

 

 A3 胃酸の影響を受けないように、腸で溶けるように、また、苦みなどの味を感じないようにするために、カプ

    セルに入れてありますので、はずさずに飲んで下さい。カプセルが大きくて飲みづらい時には、医師または

    薬剤師に申し出て下さい。

 

 Q4 粉が飲みづらくてオブラートに入れています。

 

 A4 粉薬は溶けるのが速いので効き目も速いのですが、飲みづらいですね。オブラートでも良いのですが、

    溶けるのが遅くなります。同じ内容で錠剤があれば、錠剤に変えてもらいましょう。

 

 Q5 温湿布と冷湿布があるが、どちらにしたら良いかわからない。

 

 A5 打撲・打ち身などで「急性」の場合は、熱や炎症を取るために冷湿布をお使い下さい。

    「慢性」になった場合は、温湿布をお使い下さい。慢性になったかを見分けるには、お風呂に入って、

    温めて気持ちが良いときには血行が悪くなっていますので、温湿布に変えるときです。

     温湿布は、シップが発熱するのではなく、唐辛子の成分のカプサイシンが血行を良くするために、温かく感じ

    ます。肌の弱い方は温湿布を使うときは気を付けましょう。また、温湿布をヒザなどに貼ってコタツに入って

    しまい、肌が弱くなくても皮膚がかぶれた方もいますのでご注意を。

 

 Q6 2種類以上の目薬を同じ眼に点眼するときは、どれぐらい時間を空けたらいいの?

 

 A6 点眼薬は1滴しか眼には入りません。間を空けず続けて点眼すると、後からの薬はあふれてしまい、効果が

    無くなってしまいます。面倒ですが、5分ほど待ってから点眼して下さい。

 

 Q7 目薬は冷蔵庫に入れておくの?

 

 A7 冷蔵庫に保管するものもあります。特に指示がなければ、室温で日光に当たらない場所に保管して下さい。

    救急箱に入れても良いのですが、シップと一緒に保管しますと、シップの揮発成分が目薬に影響することも

    あるので離れた場所が良いでしょう。

 

 Q8 子どもの解熱に使う坐薬は、何度になったら使うの?

 

 A8 発熱は、体の免疫機能が異物を感知して排除するための反応です。微熱程度で熱を下げると、病気が長引く

    こともあります。熱があっても、元気が良かったり食欲があれば様子を見ましょう。

    目安の体温として、38,5度以上の時に坐薬を使用しましょう。熱性痙攣を防ぐことにもつながります。

 

    坐薬を入れて、「半透明の坐薬がすぐにお尻から出てきた時」は吸収されていないので、もう一度入れても

    構いません。「20分ぐらいしてから液体のようなものが出てきたとき」は吸収されたと思われますので、

    様子を見ましょう。続けて挿入するときには、医師の指示が無ければ6〜8時間空けて下さい。

 

 Q9 くすりの飲み忘れに気付いたがどうしたらよいか?

 

 A9 くすりには、食前(30分〜1時間前)、食直前、食直後、食後(30分以内)、食間(食後およそ2時間)、

    頓服、6・8・12時間毎などの飲み方があります。

    これは、病気にあわせたおくすりが体内に入った時に、効果が出るように工夫されているからです。

    飲み忘れに気付いたときに、直ぐに飲んでも良いくすりと、次のくすりの時間との調整や、1回分を休んでも

    良いくすりがありますので、医師・薬剤師にお問い合わせください。

 

 Q10 くすりの正しい保管は?

 

 A10 直射日光を避け、移し替えをせず、子どもの手が届かない所に置きましょう。

 

 Q11 くすりが余る時があります。

 

 A11 余っても他人には絶対譲らないで下さい。飲み忘れて余るときには、医師や薬剤師にご相談下さい。

 

 Q12 痛み止めや睡眠薬は癖になるのが怖い。

 

 A12 痛み止めは「痛くなったら飲む」場合と「痛くならないように飲んでおく」場合がありますが、痛みという

    ものは他人には分からないつらいものです。また、眠れないということも大変つらいものです。どちらも癖

    になるのが怖くて、我慢してイライラするよりも、くすりを飲んでスッキリしたほうが良いときもあります。

    痛み止めのくすりには効果の強弱や、睡眠薬にも眠れない症状によって使い分けをします。いずれにしても

    飲み足しは避けなければなりませんので、おくすりの効果を感じられないときはご相談下さい。

 

 Q13 くすりののみ合わせが心配。

 

 A13 くすりとくすりでの相互作用(効果が強まるもの・弱まるもの)もありますが、くすりと食べ物での影響も

    大切です。せっかくきちんとくすりを飲んでいても、効き目を薄くする事をしていては何にもなりません。

    新しく出されるくすりはもちろんですが、自分がどんなくすりを飲んでいて、のみ合わせが悪いものを聞い

    ておきましょう。健康手帳などに今飲んでいるくすりを記載してもらい、気になることは積極的に質問し、

    自分の身は自分で守りましょう。

 

 

 

    < まとめ >

 

     病気、特に慢性病や生活習慣病になるということは、からだのひずみが出てきて、知らせてくれて

     いるということです。食事・運動・心のバランスが大切です。病気になったら良いチャンスと気持

     ちを切り替え、今までの生活を見直していきましょう。

     定期的な健康診断をし、かかりつけ医師やかかりつけ薬剤師をつくり、気になる症状を感じたら相

     談しましょう。