お 正 月 その1
元旦の日記に 11歳になった 14歳になったという記述がありますが、当時は
数え年で年齢を数えたので、いまのような満年齢ではありません。12月の終り
に生まれても、1月1日には2歳と数えるのです。
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1月1日(月)曇 3年女子 今日は待ちに待った、たのしいお正月です。私は朝目がさめてから、 ついさわいでしまいました。 朝ごはんのおぞうにをいただいて私は11になりました。あっちでもこっち でもたのしそうな声が聞こえます。 羽をついているものたこをあげているもの カルタ スゴ六をしているもの みんなこのたのしいお正月をむかえました。 昭和20年今年も元気でがんばりぬこうと思いました。 反省 おぞうにをいただいてごちそうさまをいったけどこれだけじゃ まだいっぱいにならないと思った。 増田さんが羽をつこうとおっしゃったが、いやだと言って入江さんと ついてしまった。 |
| 今日から私は14です。 ↓ここをクリック 注 当時は数え年で数えていたので満年齢は12歳。 |
1月1日(月)曇 6年女子 疎開学園でのお正月、朝早く目がさめてしまいました。何だかうれしさが こみあげてきて一人でにこにこしてしまいました。 ご挨拶も「お父様お母様おめでとうございます」といいました。 今日から私は14です。なんだか14だとはちっとも思えません。 足元も軽く進みました。 たいていの人が下駄を下したので見渡したら、大変綺麗でした。 朝ごはんはお雑煮でした。ほかほかと暖かくて大変おいしいでした。 その後はみんなで愉しく羽根つきをしました。やる場所がないほど にぎやかでした。 10時からは拝賀式がありました。 その後東京都からいただいた おもちゃの抽選をしました。 各組から班長が出てやったら、私たちは『童謡双六』 があたりました。面白そうな双六です。 おひるごはんのとき、ごぼうと人参と里芋と煮たのとお魚が出ました。 夜宿舎に帰ってから『愛国百人一首』をしました。いちどもやったことの ない方もありました。双六もしました。そして歌を歌ったり芸をしたりしました。大変楽しい一日でした。疎開学園のお正月きっときっと一生のいい記念になることでしょう。 皇は(大君は) 神にしませば天雲(あまぐも)の 雷(いかづち)の上に いほりせるかも (−愛国百人一首よりー 作者 柿本人麻呂) |