6 月 − 2

一番終わりは、よしかど先生の、なぐりころしたり、けりころしたり、するおけいこだ。

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父 か ら の 手 紙

        5年男子
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拝啓  お便りありがとう  何時も元気で 楽しそう
立野ヶ原や くわ山の    作業訓練の様子など
手に取るようにわかります  こんな上手なお便りは
本を読むより面白く      みんなでいくども読みました帝都は重なる空襲に みるかげもなく焼かれたが
これを見る度むらむらと   敵愾心が燃え上がり
敵を討たずにおかぬぞと  決意はかたくなるばかり
沖縄決戦もむずかしく    敵はますます図に乗って
いつかは帝都を落とそうと 攻めて来るかもしれないが其のときこそはとうさんも  武器を手にして立ち上り正成公の心にて       特攻精神発揮して
悪魔の米兵1人でも     よけいに退治する決意
万一とうさん戦死すりや    節夫が仇を討つだろう
心残りはさらにない     お国のために潔く
死ぬれば男子の本懐だ   とうさんなした決心で
頑張るつもりだ 頼んだぞ
 6月12日(火)雨
       6年女子

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目がさめると、空はどんよりとしていて、こまかな雨が音もなく降っていた。草木はうれしそうに、この雨をむかえていた。
午後たいくつになったので,みんなで きせかえ人形を作って遊んだ。とてもおもしろかった。
夕方、大島さんのお母様が面会にいらっしゃった。
私のお母様のような気がしてとてもうれしかった。
戦争に勝ちぬくためだ。お家のお母様がいらっしゃらなくても、元気よく 勉強、運動にはげみ、お母様お父様に御心配かけないようにつとめよう。
6月16日(土)晴
       5年男子


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今日は 朝5年生だけで赤松国民学校の先生が
おうしょう(応召・・・兵隊に召集されること)になったのでおくりに行きました。
午前中 小矢部川へせんたくに行きました。
帰って体重をはかりました。僕は27,3でした。夕方小矢部川に散歩に行きました。

 
6月17日(日)晴
        5年女子
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今日は全校運動会があった。今日の全校運動は、いつもと違って、敵がもしも私達の疎開している富山へ上陸して来たら、私達がやっつける訓練だ。
始めにかけ足を運動場をひとまわりした。ちょうどひとまわりしたぐらいの所まで行くと、こんどはおともだちを背負ってかけ足だ。私は野村さんにおぶさった。鉄棒の前へ行くと岩丸先生が「こうたい」とおっしゃった。私がこんどは野村さんをおぶって走った。
おすもう場(相撲)の前で、野村さんをおろして、又走った。朝礼台の前で足ぶみをして、皆の来るのを待った。
岩丸先生は、これからすることを お話になった。そして班を決めて下さった。私達は4班で4・5女(4年・5年女子)だった。
4班は始めに阿久沢先生に、手榴弾の投げ方をお習いした。ボールを敵の頭だと思って、小さいマリを投げるのだ。ねらいを定めて「えいっ」とばかりに投げるのだが、なかなかあたらない。
「ピー」と こうたいの笛が鳴った。私達は阿久沢先生に禮をして、八j桑先生(注 八鍬先生の誤り)の所へ行った。木刀をさかさまに持って、左かまえや右かまえをお習いした。
その次は石田先生の体当り攻撃だ。私達は皆はだかになった。
一番終りは よしかど先生の、なぐりころしたり、けりころしたりする おけいこだ。よしかど先生は「ほら まだ前に5人いる。よし 死んだ。こんどは後だ。」などとおっしゃって とても面白かった。お昼に、大豆の炒ったのが出た。とてもおいしかった。
 6月19日(火)晴
       5年男子
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今日は後前中(ママ 午前中の誤り)授業でした。
1時間目は地理をしました。2時間目は、国語の軍艦生活の朝 をやりました。3時間目はもよう(注 模様のこと)をかきました。午後は、劇場でいろいろな歌や舞踊を見たり聞いたりしました。とても おもしろいでした。
手ふうきんや ラッパや ヴァンヨリンで(ママ)とてもにぎやかでした。帰って 夜 ほたるを見ると、とても光っていました。きんじょの子供が「ほ ほ ほたる こい」と いっていました。
 6月23日(土)
      晴のち雨
     5年女子

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先生の評
益々戦争ははげしく身近に迫って来まし
た。見える敵、見えない敵に備えましょう。
絵に決心の色が表れています
今日は発表会園内練成会である。朝会の少し前
警戒警報が発令されたが朝会体操をしている時
解除になった。女学校の講堂でした。私は班長なので進行係りであった。
いつもの時より発表が多かった。おもしろい しりとり歌があった。2・3男女(注 2・3年)のかわいい少彦名神の対話がとても
 おもしろい。
だんだん進むにつれて、私達の番が近づき
いよいよ私達の番になった。あさってまでにつかえないように おけいこをしておこう。そしてもっと勇気を出して ふるえる事などないようにしよう。
終わってからきれいに講堂をはいた(注 掃いた)新しいほうきが私達の使ったところをきれいにしてくれる。午後もう一度だけおけいこをして前田寮に帰った。そうしないと講堂の後まで見えないのだ(ママ)
夕食後久しぶりに学園情報があった。沖縄本島の事、敵機のにくらしい空襲のこ事、その後のドイツこの3っのお話があった。沖縄では もう残念な様子が続いているのだそうだ。どうぞ兵隊さん がん張って下さいとお祈りするばかり、私はくやしくてくやしくて たまらない。近頃、にくらしい敵機は、東京・名古屋・横浜 などの都市ばかりでなく小さい町でもかまわずに もうばく(盲爆)をするのだそうだ。そして私達のいるこの福光の上空を敵機が通る。
私はよく防空服装をそろえて、いつどこで警報になっても すぐ整えるようにしておこうと思う。ドイツのお話を聞いて何ともいえない気持がした。
この大東亜戦争に必ず必ず勝ちぬかなければ。
私達の山菜刈りも勝つためなのだ。

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