SB-220の修理


JR6EAのSB-220

(1) 14Mと28Mが同調とれない。

原因は14Mと28Mの接点が損傷しているためであった。
そのため、同型のスイッチのウェハーから接点を取り外し、取替え、ビス・ナットで固定し修復した。





接点取替え後の状態






(3) ファンが回らない

これは、ファンのグリス等が固形化しスムーズに回らなかった。

ファンを分解し灯油で洗い、乾燥後組み立てオイルを注し回復した。

(4) 高圧のスイッチをいれた瞬間シーシーを触っていると感電する。

原因は高圧トランスの絶縁不良で、電源スイッチを入れた瞬間シャーシーに高圧が発生する。


このため、高圧トランスを国産のものと取り替える。

SB-220はAC側は120V/240Vとなっていて、ステップアップトランスを使用していた。この際100V/200Vのトランスを注文する。ヒータートランスは問題ないが、この際100/200に変更することとした。



高圧トランス
P 100Vx2 S0−900V-1100V 1A 1次切り替え式 ラグ端子 W151xH125xD145
¥19.000

ヒータートランス
P100Vx2 S0−CTー5V 30A  90V 0.1A
2次側リード線圧着端子  W100xH85xD90

西崎電機製 2008年4月現在


取付け:高圧トランスは写真のように横にして固定。


高圧の平滑コンデンサーは330μF×8個を使用
(オリジナルは200μ 450V)

基板をエッチングしアクリル板と基板にコンデンサーをはさみブロックを作成

L型アングルで固定
平滑コンデンサー、ヒータートランス、高圧トランス、高圧基板の取り付け状態



高圧基板は平滑コンデンサーを固定していたコの字型のアルミ版を切断し、ヒータートランスの上部にビスで固定した。
(2) 高圧のメータのふれがおかしい。

@高圧も分圧器が不良
A0.82Ωの断線
B3.6KΩの断線


高圧分圧器は470KΩ2Wであるが入手困難なため1/4Wを4個直並列で使用
高圧整流器も1000V 2Aに全部取換えた。
電源トランスの回路図