HENRY 3K-Aの修理及び改造


HENRY 3KーA概観

スペック

TUBE :Two 3-500Z grounded grid triodes

Frequency range
  6−3.5 to 3.7MHz
  5−3.7 to 4.0MHz
  4−7.0 to 7.3MHz
  3−14.0 to 14.4MZz
  2−21.0MHz to 21.45MHz
  1−28.0MHz to 29.7MHz

AC入力電力 230V 30A
ドライブパワー 80 to 150W
入力電力 3KW PEP SSB、1KW AM、 2KW CW、FSK
重量 167Pounds








RF部分

プレート側バリコン145PF 4.5KV ×2

負荷側バリコン350PF 3KV ×2


ソケットはタイトを使用

5個のコイルは入力コイル(プラグイン方式)
タンクコイルは大型を使用している。
RFデッキは前面のノブ(Tune、Load、Band Switch)を外し、タンクコイルの下にあるビスを外すと、後ろにスライドし取り出せる。ギアにより上部と下部のバリコンを同時に動かしている。
ギアの部分
FR部分を取り除いた状態

電源部は2段になっている。

前面パネルと接続状態
電源部のカバーを外した状態

ヒータートランス、ブリーダー抵抗、リレー用電源トランスが上部に配置されている。



アルミの筐体で下側に電源トランス、チョークコイル、平滑コンデンサーが配置されている。

ケースの後方
ケースの前面側に7.5KV16μFのオイルコンが配置されている。

旧型は3.6μF×6が配置されていた。

その上のリレーはオーバーロードリレー

白いラッパの様な物はR101 Heating Element
パネルの部品を外した状態

アルミの腐食が目立つ。
マルチメーター切替用ロータリースイッチの回転ストッパーのツメが倒れ隣の接点まで回転し、接触する状態であった。

ツマミをむりやり回すとツメが倒れる。
倒れたツメを戻し、半田で補強し固定する。これで修理完了、しかし無理に回すと同様な事になりそう・・・。使用時は注意が必要だ。
電源トランスとヒータートランス

電源トランスの重量は28KGもある。

メガーでチェック中

ヒータートランス2次側のベークライトが変色している。原因は?・・・