1964

1964	3	8	琉球アマチュア無線クラブ　第二回定例総会議事録　日時　1964年3月8日（日)11:20～15:15 　場所　中城公園　琉球アマチュア無線クラブの第二回定例総会は頭書のとおり、3月8日日曜日に会員の親睦を深める意味においてピクニックを兼ねて中城公園で会員総数42名中、出席者23名,委任状6名の計29名（遅刻者が6～7名位いたので実際の数は30名余になると思う）参加のもとに開催されました。先ずKR8AL内間氏の開会の辞にフタ開けし各人ひとり一人自己紹介が行われ一段と総会らしい雰囲気になったところで特別ゲストとして出席している東京電気大学の学生でありまた同大学のクラブ局（JA1YAQ）のメンバーでもあるJA1FLPとJA２DNTの２氏が紹介され皆様の拍手をあびました。続いて総会議長に我謝氏（KR8BW）副議長に比嘉氏（KR8AT）が指名され、議題は業務報告へと移り内間氏（KR8AL）より63年度の業務経過報告として次の事項が報告されました。 1963年2月　JARLへRARC成立の挨拶状を発送 1963年3月　建設運輸局長宛に、144メガの周波数割当陳情書提出 1963年6月　公開実験実施 1963年12月　前OARC会長（KR6LJ）フランク氏の帰国送別会 1964年1月　新年のQSOパーティー（連絡不充分で失敗）　続いて６３年度収支報告決算報告は会計の嘉手苅氏（KR8AX）より印刷物配布の上それを参照しながら報告。これに対し監事の平安氏（KR8AA）より会計報告に異常が無い旨発表を行う。会計報告が終わったところで弁当が届いたので昼食時間とする。 13時20分総会再開、議題は来賓挨拶へと移り先ず電務課の真喜屋電波係長挨拶　　・64年3月現在でアマチュア従事者は96名で局所　有者43名　　・144メガ周波数割当がかなり有望である　　・電波法は厳守してください。新城沖縄無線技術学校校長挨拶　皆様と志を一つとするので今後の協力を惜しまな　い新城氏から当日20ドルの寄付がありました。続いて議題は質疑応答に入る。　又吉氏（KR8AO）より63年度寄付金の内訳の　説明要求があり、これに対し会計の嘉手苅氏が説　明する。寄付を受けた理由を内間氏より説明、実　際　は寄付というより公開実験用パンフレットの　広告料である。続いて議題は役員改選　無記名投票にするか、役員会で決定した案を承認　するか多数決の結果、絶対多数で役員会案を承認　する事になりました。新しい役員は同封の機関紙　のとおりです。　新役員が決まったところで議題は64年度の予算　案審議に入る。　企画係りより配布された予算案　の　印刷物を説明の後多数決の結果、絶対多数で　企画係案を64年度予算案として承認する。議題は続いて64年度事業計画の承認事業計画も企画の方で印刷物を配布し、その中の特に公開実験の方法としてJAでのものを参考にあげてみると主に50メガで移動局を出して一般公開する、 50メガあたりのVHFでFOXハンティング　　形式で行うデパートなどのコーナーを借りて行う。コンテスト形式で行いアワードを発行する。以上の意見が出たが詳しい事は役員会で決定する。これで予定の議題の審議を終わり、その他の意見として定例ミーティング（毎週第1日曜日）の時間厳守の件ミーティングで無駄話をなくそう。クラブのペナント（旗）を作りたいのでそのデザインを募集します.各自考えて企画係まで送ってください。お互いにもっとハムについて社会PRしよう。 OARCの会費は去年まで2ドル50セントでしたがこのたび年5ドルになったそうです。　ただし2ドル50セントづづ二回払いでも可との事です。帰りのバスの都合で15時15分総会を閉会します。　DE　KR8AM　＆　KR8AN	4月発行議事録
1964	4		・第二回定例総会無事終了新会長に我謝氏（KR8BW）、新会長挨拶と今後の抱負新役員紹介会　長　　我謝　秀松 KR8BW 副会長　　浦添　朝紀　KR8BH 　　　　　又吉　信篤　KR8AO 渉外係　　内間　伸　　KR8AL 　　　　　和宇慶朝一　KR8AR 会計係　　石橋　勇　　KR8AB 　　　　　東　　伸三　KR8AF 企画係　　嘉手苅仁栄　KR8AX 　　　　　宮城　親照　KR8BA 　（補佐）又吉　信篤　KR8AO QSL＆モニター係　久場　敏夫　KR8AP 高良　剋夫 KR8AG 書記係富村　弘　　　KR8AM 　　　　長嶺　肇　　　KR8AN 監事平安　常睦　　 KR8AA ・会計係りより会員の皆様へお願い　昨年度（63年）のクラブ会費未納の一掃につい　て……・　　集金責任者は次の二氏 KR8AG　高良剋夫　　KR8AT　比嘉憲昭・DX　レポート欄を掲載　担当KR8AG 　9Q5AGとA3でQSOのKR8AMのレポー　トがある	4月号　　　　　　　　　　　　　集金に苦労しているようです。
1964	5,6		不盛況だった公開実験　結論から言うと64年度公開実験は失敗でした。先ず、失敗の大きな原因は打ち合わせや連絡が不充分だった事だ。その為計画立てて準備する事ができず失敗してしまった。最初64年度公開実験は5月3日の日曜日に行う、もし雨天のさい5月5日子供の日（祝日）に延期して実施すると、3月の役員会議で決定したが、後になって5月16日土曜日が米軍の全軍記念日に当たるのでKR6の公開実験に協力する意味においてKR8の公開実験も急きょ変更し5月16日実施する事になりOARCの方で公開実験場となる那覇軍港内内の倉庫上にキュビカルクワッドをKR8の公開実験用として立ててくれる事になっていたが、公開実験の前日その準備状況を調べに行ったら先方も色々都合悪くKR6用しか準備できていないのでKR8用は自分達で準備してくれという事になり、今から準備を始めても間に合わないという結論に達したので那覇軍港への移動を断念し、その代わりに一度使用経験のあるデパート山形屋屋上で公開実験を実施しようと那覇市内のローカル局同志で手配し当日の5月16日の午前中にアンテナ建設からシャックの移動設置を行いない、本当の公開はお昼後と言う半端ものとなり一般大衆へのPRはおろかクラブの会員へのPRさへ不充分であり、その上CONDXまで悪いとあっては完全にお手上げ、あとは書きようもありません。しかしこの貴重な体験を生かし来年度は絶対にこの様な事の成らないよう皆様の御協力を望むと共に今期の公開実験に御協力してくださいましたローカルの各局長さんに感謝の意を表します。ほんとにご苦労様でした。 OARC新役員　　Okinawa　Amateur　Radio　Club 　　会長 KR6OI　Gerald　J.Moller 　　会計 KR6EA　Bob　B　Booch 　　書記　KR6NC　Boss　Fries 　　QSL係　KR6BQ　Gerald　L　Hale 　　が紹介されています。 BOXナンバーが変更 CPO 　BOX　９６　NAHA　OKINAWAへ変更	5月、6月号
1964	8	12	CULTIVATE　CONTEST規約掲載	8月12日発行号外