《概要》
textwin はテキストウィンドウを表示するスクリプト用のツールです。
スクリプトの出力結果を表示したり、テキストファイルを閲覧するのに使用することができます。
バッチファイルや VBScript などで使用するのに便利なツールです。
《パラメータ》
textwin [/r 行数] [/w 幅] [/h 高さ] [/t 数] [/l] [/f[:ポイント]] [/i アイコンファイル] [/u8|16] [/d] [タイトル] ファイル
/r 行数を指定する
/w ウィンドウ幅を指定する(最小 160)
/h ウィンドウ高を指定する(最小 100)
/t タブの文字数を指定する(1~16)
/l ウィンドウ幅で折り返す
/f MS ゴシックフォントを使う
ポイント: フォントサイズを指定する(6~72)
/i アイコンを設定する
/u Unicode のファイルを使用する
8 UTF-8 を使用する
16 UTF-16 を使用する
/d ファイルを削除する
《詳細》
textwin はテキストファイルの内容を表示する 64bit ウィンドウズアプリケーションです。
テキスト表示エリアではテキストの選択、コピーができます。右クリックでコマンドを選んだり Ctrl+C、Ctrl+Aが使用できます。
Esc キーでウィンドウを閉じることができます。
「タイトル」を指定するとテキストウィンドウのタイトルを指定することができます。指定されなかった場合はファイル名が使用されます。
「ファイル」で表示するテキストファイルを指定します。
「/u Unicode のファイルを使用する」が指定された場合、「ファイル」で指定されたファイルを Unicode として扱います。
「/u8」が指定された場合は UTF-8 として扱います、「/u16」が指定された場合は UTF-16LE として扱います。
「/u8」または「/u16」が指定されていなくてもファイルに BOM がある場合は自動的に Unicode として扱います。 BOM がない場合は「/u8」または「/u16」を指定してください。
「/d ファイルを削除する」が指定された場合、ファイルを表示した後に指定されたファイルを削除します。
「/t タブの文字数を指定する」が指定された場合、タブの文字数を 1 から 16 の間で変更します。デフォルトの文字数は 8 です。
「/l ウィンドウ幅で折り返す」が指定された場合、表示する内容がウィンドウ幅より大きかった場合、横スクロールバーを使用せずにウィンドウ幅で折り返して表示します。
行数、ウィンドウ幅、ウィンドウ高はパラメータが指定されていない場合、表示内容によって自動的に設定されます。
表示される内容がウィンドウに収まらない場合、スクロールバーが表示されます。
「/r 行数を指定する」を指定するとテキストウィンドウを表示するときの行数を指定することができます。
「/w ウィンドウ幅を指定する」を指定するとテキストウィンドウを表示するときの幅を指定することができます。0以下の値が指定された場合、タスクバーを除いた画面の幅から指定された値を引いた値がウィンドウの幅となります。
「/h ウィンドウ高を指定する」を指定するとテキストウィンドウを表示するときの高さを指定することができます。0以下の値が指定された場合、タスクバーを除いた画面の高さから指定された値を引いた値がウィンドウの高さとなります。
大きなサイズのテキストファイルを表示する場合ウィンドウを表示するまでに時間がかかります、ウィンドウ幅とウィンドウ高をともに指定することでウィンドウを表示するまでの時間を短縮することができます。
「/f MS ゴシックフォントを使う」を指定すると表示するフォントを「MS ゴシック」にします。
また「:ポイント」を指定するとMS ゴシックのフォントサイズを 6 ポイントから 72 ポイントの間で指定することができます。指定されていない場合は 12 ポイントで表示します。
「/i アイコンを設定する」を指定するとウィンドウのアイコンを設定することができます。アイコンのインデックスも指定することができます。
アイコンファイルとインデックスは「"C:\Windows\System32\shell32.dll,70"」のように指定します。インデックスを指定しなかった場合は「0」が使用されます。
「/void」(隠しパラメータ)のみを指定するとプログラムは何も実行しないで終了します。スクリプト内でこのプログラムが実行可能か事前に調査するために使用してください。
このプログラムは日英バイリンガルメッセージに対応しています。
《動作環境》
Windows Vista, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10, Windows 11。
《バージョン履歴》
Version 1.00 - 2019/04/05 正式版初リリース
Version 1.01 - 2019/12/01 行内の CR 文字の対応
Version 1.10 - 2020/06/01 タブに関するオプションの追加
Version 1.20 - 2020/10/01 ライブラリのアップグレード
Version 1.30 - 2021/01/06 アイコンのオプションを追加
Version 1.31 - 2021/04/02 英語ヘルプメッセージの改善
Version 1.40 - 2022/01/14 ライブラリのアップグレード
Version 2.00 - 2024/03/07 64bit 版の追加
Version 2.10 - 2024/04/15 フォントのオプション追加